夢のあと
昨日オリンピックが閉幕しました。
自国開催ということ、夫がフリーランスになって取材する初めてのオリンピックだということ、子供の頃から親しんできた馬事公苑が会場になっていること、夫が取材する馬術のチケットも一枚当たりいつもはテレビで見ていた夫がオリンピックで撮影する姿を直接見られる最初で最後の機会ということもあり、開幕を楽しみにしていました。
そう、去年までは。
世界的な新型コロナウイルスの流行によってオリンピックも一年の延期、感染者数の増加などによる無観客開催の決定など、思い描いていたオリンピックを見ることは叶いませんでした。
それでも馬術競技では総合馬術で戸本一真選手とヴィンシーが4位入賞という快挙を成し遂げられました。他の競技の選手たちの躍動する姿もテレビの中で見る日々はあっという間に過ぎて、17日間のオリンピックは閉幕しました。
一夜明けた今日、朝一番で自転車に乗って馬事公苑へ。
正門へと続く道の真ん中にはオリンピックのボードがまだ置かれていましたが、サッカーに興じる親子や犬を連れた人、散歩を楽しまれる老夫婦やランニングをする人など、オリンピック前と何ら変わらない光景が広がっていました。
2週間後にはパラリンピックが始まります。この場所の特別な期間はまだもう少し続きますが私たち地元民にとってはいつだって日々の暮らしの中にある特別で大切な憩いの場。オリンピックが終わってもそれは変わらない。
それを再認識した朝でした。