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32歳、全てリセットして新しく始まった

2024年9月22日。32歳になりました。

今年の誕生日は一人で過ごしました。毎年誕生日を一緒に祝ってくれていた人からは連絡が来なかったし、ご近所に住む元彼とは軽く会ったけどその日は近所の飲食店はどこも満席で結局面倒になって、バワリーキッチンで1人分のケーキを買って家に帰りました。

32歳はひとり寂しく、まるで大豆田とわ子のワンシーンのように、東京のお一人様感溢れる感じでスタートしました。

そんな誕生日から2週間後に、なんと年下の彼氏ができました。誕生日の1週間くらい前に高校の友人夫婦から紹介された人で、誕生日3日前に初めて会った人。誕生日翌日も虚しすぎてご飯に誘ったら付き合ってくれたし、そのあと何度か遊びに行って4回目の会った日に付き合うことになりました。久しぶりにちゃんとした彼氏が奇跡の爆誕です。

まだ付き合ってから1ヶ月経ってないからこれから先どうなるかはわからないけど、彼と付き合いだしてから過去を振り返って気づくことが増えました。

まず私は、紹介してくれた高校の友人に3年ぶりにくらいに会いました。久しぶりに会って後に彼氏になる人を紹介してくれるんだからめちゃめちゃ鑑定眼すごいと思うし感謝しかないけど「なんで3年も友達と会ってなかったんだっけ?」と振り返ると、2022年頭に当時好きだった人と別れてから幸せそうな人を見るのが辛くて、結婚している友人との距離を人知れず置いていたんでした。最初は意識的に距離を置いた気がするけど、その後はたぶん自然に疎遠になっていって。

ちょうどその3年はTinderをやっていました。後腐れもなくてちょっとずつどこかクズな人たちがその時期の私にはたぶんちょうど良かったんだと思います。Tinder以外のアプリほぼやってなかったもんな。

元彼もTinderで出会った1人だったけど、浮気されて別れたときもそこまで傷つかなったのを覚えてます。別れた後も近所に住んでるしなんとなくつかず離れずの曖昧で楽な関係を続けていたけど、改めて考えると脳死してたんだろうなと。心もたぶん枯れてました。頭や感情を使わなくていい相手といるのは楽だからそのぬるま湯でゆったり長湯してました。本質的に幸せではないのにね、慣れちゃうともう気づかないんだよ。

3年近くそんな幸せでも不幸せでもない生活を送っているとそれが当たり前の生活になっちゃって「感情は動く」ってこと自体を忘れてました。今の彼に出会ってちゃんと一歩ずつ恋人らしいことしていく中で、「ああ、この数年間の私って、逃避した世界の中でなんとなく不幸せじゃないように生きていただけだったのかも」ってだんだん考えるようになりました。もちろんこの3年間も元彼と遊んでいただけではないし、仕事も充実していて大学時代の親友が上京してきたこともあって休日も結構楽しく過ごしていたはいたけど、なんかどこか穴が空いていたのかもしれません。大切な人を想うとなんだか泣けてくるみたいな感情は、30歳くらいでどこかに落としてきちゃってたな。

麻布競馬場の『この部屋からは東京タワーは永遠に見えない』に描かれていた、空虚で諦念に溢れた東京生活そのものを私は送っていたんだと思います。


そんな私の停滞していた気持ちや時間は、この数ヶ月でなんだか動き出しました。数年ぶりに友達に会いたいと思ったことがその第一歩で、それがきっかけで新しい彼氏もできて。感情がほぐされてきて少し心が柔らかくなってきました。

新しい彼氏とは、まだ大学生みたいなお付き合いしかしてないけど、いい関係性を育める気がしています。明るいし楽しいし、かわいいんだよなあ。


昨日しいたけ占いを久しぶりに見に行ったら、2024年下半期の乙女座のキーワードは、「リセットしたあとに作っていく新しい道のり。自分のために、全力で欲を出していくよ!」でした。

まさに私のことを言ってるってことでいい?



なぜか日曜の朝5時に目が覚めたのでつらつらと最近思ってたことを書いてみました。なんとなく今私は人生の節目にいる気がします。節目になるといいな。

今の彼のことをネタとしてnoteに出来事を書くことはないと思うけど、また何か節目があれば書こうと思います。


おわり。

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