シチュボ:「おつまみ2」
【前書き】
皆様、お疲れ様です。
カナモノさんです。
今回は以前書いた「おつまみ」というシチュボをアレンジした作品になります。
楽しんで頂けると幸いです。
【おつまみ2】
作:カナモノユウキ
《登場人物》
年上の女:会社では上司、社内では内緒で若い男と付き合っている。
若い男:会社では年上の女の部下、有能でモテるんだと思う多分。
年上の女
「やっぱり宅のみだと気楽でいいよねぇ。」
若い男
「急に来たんでびっくりしましたよ。」
年上の女
「そういう気分だったの。」
若い男
「なにか、ありました?」
年上の女
「ん?何もないよ。」
(ジーっと年上の女お見つめる)
若い男
「なんか、ありましたよね。」
年上の女
「もー、だから何もないよ。こうして二人で、呑みたかっただけ。」
若い男
「正直に言わないと、〝栗ごはん〟無しですよ?」
年上の女
「え!?今日炊いたの!?それは嫌だなぁ~、絶対に嫌だ!」
若い男
「なら、言ってください。」
年上の女
「ん……会えなくて、…さ、寂しかった…だけ。」
若い男
「それだけですか?」
年上の女
「……帰りに、他の子と帰るの見て、何かヤキモチしただけ。それだけだよ!」
若い男
「それは仕方ないでしょ、あの子と仕事でチーム組ませたの先輩だし。」
年上の女
「そうなんだけどさ、はぁ…若い子と一緒は…キツイよ。」
若い男
「自業自得だし、ちゃんと彼女いるって伝えてるから大丈夫ですよ。」
年上の女
「ホント?…それならいいけど…。」
若い男
「不安になり過ぎですよ、そんなに僕信用無いです?」
年上の女
「そんなことないけど…。」
若い男
「あぁ~、信用無いのかぁ~。」
年上の女
「そんなことないからね!ちょっと不安になっただけだから!」
若い男
「ハハ、冗談冗談。本当、入って来るなり虚勢張るから。…素直に言えばいいのに。」
年上の女
「ん~。その役回り、私なんじゃないかなぁ~。」
若い男
「先輩、家で年上扱いしたら怒るじゃないですか。」
年上の女
「でも、敬語は止めないんだね。」
若い男
「やめて欲しいの?」
年上の女
「……うん。」
若い男
「何かしおらしい先輩、いいね。」
年上の女
「何か、今日意地悪じゃない?」
若い男
「そうかな…。」
年上の女
「うん、絶対意地悪だ。」
(年上の女の上にまたがり抱きしめる)
若い男
「じゃあ、ちょっと目をつむって。」
年上の女
「…はい。」
(栗を口に運ぶ)
若い男
「はい。」
年上の女
「んっ!?ちょっと…。」
若い男
「栗ご飯の栗、美味しいでしょ?」
年上の女
「…ちょっと期待したじゃん。」
若い男
「ふふ、栗ごはんとさんまって意外と精力着くみたいですよ?」
年上の女
「え?なに、下ネタ?」
若い男
「さっき、そういうこと考えたんでしょ?」
年上の女
「いや、本当に今日さ…変なスイッチ入れてるでしょ。」
若い男
「さぁ、どうですかねぇ~。」
年上の女
「私は拗ねて怒ってるのになぁ。」
若い男
「ちゃんと、ご飯食べたら埋め合わせするから。ほら、秋の味覚を食べながら先ずは晩酌しよ。」
年上の女
「…うん。」
【あとがき】
最後まで読んでくださった方々、
誠にありがとうございます。
エロい雰囲気のシチュボをリクエストを頂いて書いているんですが…
今回のリクエストが…「栗」。
…むずくない?(笑)
ということで、もう栗ご飯を出すぐらいしか思いつかず。
こんな感じになりました。
もしもこのシチュボを面白いなと思ったら、是非使ってみてください。
では次の作品も楽しんで頂けることを、祈ります。
お疲れ様でした。
カナモノユウキ
【おまけ】
横書きが正直苦手な方、僕もです。
宜しければ縦書きのデータご用意したので、そちらもどうぞ。
《作品利用について》
・もしもこちらの作品を読んで「朗読したい」「使いたい」
そう思っていただける方が居ましたら喜んで「どうぞ」と言います。
ただ〝お願いごと〟が3つほどございます。
ご使用の際はメール又はコメントなどでお知らせください。
※事前報告、お願いいたします。配信アプリなどで利用の際は【#カナモノさん】とタグをつけて頂きますようお願いいたします。
自作での発信とするのはおやめ下さい。
尚、一人称や日付の変更などは構いません。
内容変更の際はメールでのご相談お願いいたします。
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