【速報②】『CMC_Meetup MAX!前夜祭』オンライン時代の新たな場づくり
みなさん、こんにちは、Kanami(@kanami_okada)です!
コミュニティ・マーケティング・コミュニティ(通称:CMC)の初の全国カンファレンス「CMC_meetup MAX」前夜祭速報の第二弾です!!
第一弾は【オンライン時代の「オーラ」の作り方】でした。
第二弾では、「CMC_meetup MAX」前夜祭の2人目の登壇者 小倉 一葉さん(@osake1st)にお話しいただいた内容をまとめます!
オンライン時代の新たな場づくり
まずは、2人目の登壇者 小倉 一葉さんのご紹介から!
一葉さんは、プリズムテック 代表・コミュニティデザイナーをされています。
CMC_MAXのサイトに載っている紹介文はこんな感じでした。
平成2年生まれ 秋田県出身 2012年にお茶の水女子大学物理学科卒業後、日本マイクロソフト株式会社に入社。同社では、パートナー企業担当SEを経て、2016年にクラウド新規事業開拓を担当。2018年にプリズムテックを創業。同社のコミュニティサポート事業では、「企業とプロダクトのファンづくり」をテーマに、ユーザーコミュニティの運営を代行。また、SNS運用事業では、フォロワーのエンゲージメントを高め、ファン数を増加させる施策を企画・実施する。2017 ミス日本酒 秋田代表の経験を活かし、MC・ファシリテーター業を担当し、自ら日本酒に関わるイベントを企画することも。
ですが・・・
Twitterアカウントが、『O S A K E 1 st !!!』 お酒ファーストwww
もう、個人的にはお酒が好きな方ということしか頭に入ってこなかった。(ごめんなさい)
幹事のプロでもあるモデレーターの辻さんから「幹事力あるよね。」という話からスタート。
ですが、「生徒会が好き」だそうです。
学校祭とかの準備するのが好きだけど、幹事力がなく失敗を繰り返したとか。
今はコミュニティをやっていることがすごく楽しいとおっしゃる一葉さん。
「自分の場ができていく感覚」
原体験は新入社員の頃に遡ります。
新卒で入社した会社では興味関心が異なるメンバーと働く環境だったそうで、40代のおじさま達がが家のローンの話をする中、「私は結婚の話がしたいんだ!!!」と思っていたようです 笑
そんな環境の中、自分が興味のある話や学びたいテーマについて、身近な人と少しずつ意見/情報交換をするようになったとか。
みんなで情報交換すればSNSで情報を集めるよりも、自分の信頼している人たちから情報がたくさん得られるからいいのでは!!と思って、飲み会をしながら話をするようになったら、気付いたらコミュニティができたそうです。
そして最近では、オフラインだと「お酒の場」のように横に繋がる場が沢山あったが、オンラインの場でどうやったら参加者同士が繋がれるかを色々と試されているとのこと。
そんな一葉さんのお話をまとめてみました!!
以下は一葉さんのお話を中心に、モデレーターである小島さん(@hide69oz)、辻さん(@G2_kanji)の会話も合わせて、語り口調でまとめたものです。
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関心軸を小口に分けて会話を活性化
企業様のコミュニティ活動のお手伝いをしている中、昨年の夏、実験的に女性向けのコミュニティを立ち上げることにしました。
元IT企業出身の血が騒いでこれまで使ったことのないツールを使ったコミュニティにチャレンジしたいという動機が強かったです。
LINE WORKSで試し始めたんですが、手軽で思った以上に使いやすかったです。
なので、フリーランス・経営者・3年目・アントレプレナーなど色んな女性が自分の興味関心のあることを話せる場を作ろうと思いました。
「とりあえず会話から始めてみよう!」とスタートしたんですが、実際に始めてみるとやっぱりうまくいきませんでした。
今までオフラインの繋がりが強く、一つの場に集まって結束していたものが、オンラインだと「なんでこの場にいるんだろう?」「ここで私が発言していいのかな?」という雰囲気になってしまいました。
誰かがしっかりと会話のボールを投げないと会話が成立しなかったんです。
仕事だとやることや会話のテーマが決まっているので、話がしやすいんですが、趣味や関心軸をテーマにすると、話したいことがバラバラで会話がうまくいきませんでした。
そこで、コミュニティーマネージャーを2人立てて、場を回してもらうようにしてみました。
2人のコミュニティーマネージャーが最初にやったのは『場を分ける』ことです。
みんなが集まる「広場」のような場所しかなかったものを、アンケートなどによって
・バーチャルフィットネスクラブ
・分析部屋(何分析部屋っておっしゃってたか忘れた。)
・フリーランスの仕事情報交換
・グルメ情報シェア
こういった小部屋にどんどん分けていきました。
そうすると数字として面白い結果が出たんです!!
人数の少ないグループの方が、他のグループに比べて1週間で一番会話の量が多かったんです!!
▼実際にコミュマネされている方がTwitterで数値をシェアしてくださいました!
会話のテーマを区切った方が、会話が密になるという発見でした。
小口に部屋を分けて、どの部屋がどんな風に動いているのか、熱量がどれくらいかを少し離れた目線で見てましたね。
ある社長から
「リモートワーク をするなら、会話量をとにかく見ている」
「どのチャンネルでどれくらい会話がされているかを数字でみるのが大事」
と教えてもらって、やってみた結果でした。
コミュニティのルール作り
コミュニティを運営する上で、ルールが大切だと思っています。
例えば・・・
・呼びやすい&呼んで欲しい 呼び方で名前を呼ぶ
・スタンプでもいいからレスポンス
・ちょっとでもいいと思うものはGive
こういったルールが浸透することで、「ちょっと楽しいかも」と思ってもらえる雰囲気ができました。
実際に、コミュニティの文化を作っていく時にルールは欠かせないと思います。
ちょっとしたことだけど、ルールの作り方で心理的安全性やGiveの空気感が生まれてきます!!
関心軸を見極めて場を分けたり、火が消えそうになっているところに火が消えないように煽ってあげるような役割が必要。
それがファシリテーターが担う役割だと思う。
あとは、参加している各自が「何が得意なのか」「何ができるのか」を発信してもらうことも大切ですね。
お互いにわかっていると物事が進みやすいです!
小部屋で色んなスキルの部屋を作ったりしています。
そうすることで、
「このコミュニティは私にどんなメリットがあるんだろう」
ではなく
「私はこのコミュニティに何をGiveできるだろう」
という人が増えてきました。
こういった活動がやりやすいように、先生と生徒にならないように気をつけながら、学びのファシリテーションをしています。
火を起こして持続させる感じです。
気付く → 動く → 報酬を得る
※報酬はお金だけでなく、やりがいやリスペクトも含む
3つのサイクルが上手く回っていると思います。
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CMC_MAX懇親会が壮大な実験場!?
コミュニティ作りについて、あれこれ考えるのではなく、実際に活動をしながら様々なチャレンジをされている一葉さん、とても素敵だなと思いました。
そして、何より「すごっ!!」と思ったのがこちら!!
CMC_MAX懇親会で一葉さん ファシリテート(スナックだからママかな?)のオンラインスナック #ひまスナ が開催!!
登壇時にお話しいただいたような工夫を凝らして、100名限定の懇親の場を提供いただけるそうです。
この取り組み自体が壮大な実験でありチャレンジとのこと!
ぜひ体感してみたい・・・
さて最後は、3、4人目の登壇者 小父内さんとチャラ電 Mitzさん にお話しいただいた、【オンライン時代のコミュニティ支援のリアル】についてまとめてます!