自己紹介は、相手への贈り物 -自己紹介のつくり方講座開催レポート 前編-
小学校、中学校、高校、大学、サークル、バイト先、コミュニティ、会社、転職、交流会…
人との出会いがある限り、何度でも訪れる。
それが「自己紹介」です。
「自己紹介は苦手です…」
そんな言葉をよく聞きます。
私も自己紹介が上手くできたことがなかった。今でもね。
でも、自己紹介が出会いたい人とつながるきっかけになったり、人生を変える人との出会いとなったりすることもある。
「自己紹介」はあなどれない。
今後の人生で、あと何回自己紹介をする機会があるだろうか…と考えると…。
自己紹介を通過儀礼の挨拶にしておくのはあまりにもったいないと思うのです。
自己紹介の学びを深めることは、これからの人生をより豊かなものにするに違いない。
そんな確信を胸に、2024年9月3日、異色のコラボセミナーを開催しました。
講座のご案内↓
キセキと言っても過言ではない、異色のお二人がコラボレーション
講師にお招きしたのは、「言葉」と「表現」のプロのお二人。
まず一人目は、ギフト株式会社 代表の池戸裕さん。意志をもち突き進む数百人の経営者の会社の経営理念やミッションの言語化を手掛けてこられました。
私は、ギフト株式会社のミッションの言葉「私を生きる人の力になる」が大好きでして…
続く言葉に、さらに心がふるえて、電車の中で涙がとまらなくなるという…。
池戸裕さんの言葉は、洗練されていて、シンプルで、愛のエネルギーをまとっている、そんなコピーを書く方だと思っています。
もう一人は神木優さん。俳優であり、エンターテイナーで、「表現」で人を惹きつけるプロの方です。実際にリアルで観覧した舞台では、圧倒的な演技とまとう空気で、場を包み込みこんでいるのを全身で感じました。見終わってからも余韻を残る…。いつまでも問いが心に刻まれるような感覚がありました。
エンターテイナーの傍ら、神木優さん自身が講師として提供する「自己紹介革命講座」は、1年間で7,000人以上が講座を受けています。エンターテイナーの方が自己紹介の講座を提供しているなんて興味深すぎませんか!
自己紹介は「自己を表現して伝える」。ならば、表現のプロから学びましょう。
自己紹介のキャッチコピーの部分を池戸裕さん、
自己紹介のボディの表現を神木さんがそれぞれ担当し、レクチャーくださることになりました。
この講座でお渡しできる「価値」は何か?
「私たちはパラダイムシフトを起こすことしかできない」
神木さんが放った力強い一言。
自己紹介の常識を破壊する。
そして、自分で言いたくなる。相手の記憶に刻まれる。
そんな自己紹介を実際につくってみる。
これを講座のゴールにしました。
そして、
最終的には、ご無理をお願いして、講座の開催から2週間は、フリー質問&添削期間をつくってくださった…!
参加された方お一人おひとりの自己紹介文を添削し、改善案を提案してくださるという…
アンビリーバボーな神対応でした。
本当にありがとうございました。
結局、自己紹介とは何か?
私自身も講座の中で「自己紹介」に向き合い続け、最終的に腹落ちした自己紹介の自分なりの定義。
それは、
自己紹介とは、「自分と関わったらこんな素敵なことが起こります」と相手に贈るものである。というもの。
自己紹介となると、つい自分の活動を「正確に」伝えようとしがちです。
これまでどんなことをしてきて、今何をしているのか、未来に向けて何をしたいのか。
なるべく全部伝えたい。
自分に興味をもってほしい。
自分の想いを伝えたい。わかってほしい。
と、「自分語り」をしがちです。
私もそうでした。だって、一つを取り出すだけだと、自分じゃなくなるからと。
でも、違った…。
人ってそんなに多くのこと覚えられないんですよね。
さらに自分に関係ないことならなおさら覚えられないんですよね。
たくさん伝えても、結局相手に何も残らなければ、伝える意味がない。
自己紹介は相手への贈り物、ギフトである。
その前提に立った時に、自己紹介に選ぶ言葉が変わります。
自分を、自分の想いを正確に伝えることから、相手が受け取りたい、受け取れる言葉へ。
それを与えられた時間で伝えることが自己紹介です。
何だかラブレターみたいですね。
自己紹介をしている人の表情はきっと、言葉にも姿も愛にあふれているのだろうな。
確かに、ステキな出会いにつながるはずです。
さて、次の記事では、自己紹介をつくるときのコツをお伝えします。
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