知らないふり、見ないふりは、中立であるということではない。#BlackLivesMatter
皆さんもご存知の通り、6/1現在、アメリカ各地ではさまざまなデモ行進が行われ、一部では暴徒化する人々がおり大変なことになっています。
もしも何のことだかまだ知らないという方、いま知ってください。ほんの少しでも、調べてください。
わたしはつい先月、ニューヨーク州立大学パーチェス校のダンス学部を卒業しました。しかし諸事情があり、今も大学のキャンパスに住んでいます。
思い描いていたような卒業式はできず、オンラインでの卒業だったけれど、四年間ともに過ごした大切な友達みんなと、お世話になった先生方と、最後にzoom越しで喜びを分かち合えた。それはほんの2週間前のこと。
その大切なクラスメイトの中にも、有色人種の人はたくさんいます。そして彼らは今、これまで以上に、より一層の恐怖と怒りを胸に、助けを必要としている。必死に声をあげて、この理不尽さに抵抗している。それを私はとても無視することはできません。
人種差別は、決してアメリカだけの問題ではありません。日本でも、その他の国でも、あなたのすぐ隣でも起こっているかもしれない、そういう身近で深刻な問題です。
だからこそ、今のこの不条理な事態を少しでも変えるために、日本のみなさんにもできること、やるべきことをしていただきたいのです。
主に4つ。
1, 見て見ぬ振りをせずに、向き合い、知ること
2, 認知を広め、他者とこの問題について話すこと
3, 署名に協力すること
4, 有色人種の人々の権利を守る活動をしている団体へ、寄付をすること
沈黙を貫くこと、ただ眺めることは、中立を意味しません。
行動を起こさなければ、変化は起きない。その変化を起こす気が無いということは、今のまま、差別があっても問題ないと、そう考えているのだと思われても仕方がないのです。
差別のある世の中を黙認しても、自分は困らないからそれでいい。
あなたは、心のどこかで、そんなふうに思ってはいませんか?
これは、発言してもしなくても出席していればいいだけの、ぬるい学校の授業とはまるで違います。
人の命がかかっている。その権利を守り抜くために、あなたの声が必要だということです。
助けてください、理不尽に殺害される恐怖に怯えて生きている人々を。
声をあげてください、差別を許さないことを明確にするために。
ジョージ・フロイド氏を殺害した警察官への刑罰を求める署名運動はこちら。いま、この瞬間、あなたのサインが必要とされています。わたしも両方に署名をしました。
また、大学の先輩が、寄付金を受け付けているアメリカ各地のさまざまな団体のリストを作成しているので、こちらに。コロナの影響で苦しい状況ではありますが、可能であれば、少しでも彼らをサポートしてください。
誰が行動を起こし、誰が沈黙していたか。
それはみんな見ているし、覚えています。
彼らも、わたしも。
コロナウイルスの感染爆発も重なり、苦しいのはみんな同じ。
こんな時だからこそ、助け合っていたい。生き残るために。
わたしはそう願っています。
一緒に、乗り越えましょう。
6. 1. 2020