ゴールド・ボーイ
今日は「ゴールド・ボーイ」というテーマの文章を書きたいと思います。
昨日に引き続き、今日も劇場で映画を観てきました。
今日はゴールド・ボーイです。
祝日というのもあって、それなりにお客さん入ってました。
事前情報無しで観に行ったんですが、なかなかおもしろい映画でした。
沖縄を舞台にした作品です。
義理の両親2人を崖から突き落とした男がいるんですが、まさか、その瞬間をたまたま少年たちに動画で撮影されてしまってました。
そこから少年たちがある行動をとって、そこからどんどん思わぬ方向にストーリーが展開していきます。
岡田将生、江口洋介、黒木華などが出演してて、少年少女達の演技も素晴らしかったです。
頭が良い人間が殺人を考えるとこんなにも恐ろしいのかと思わせてくれます。
そして、びっくりするくらい安易な動機で殺人を計画するカオス感もなんだかなぁと思わせられます。
人間、経済的な苦労や追い詰められる環境にずっといると、生きるためになにをしでかすか分かりません。そして、お金の力も怖いですね。
また、置かれた環境で人間って大きく変わるよなぁと思いました。
岡田将生と少年少女達のやりとりや、警察である江口洋介の鋭い勘などが見所です。
正直、どのキャラクターにも感情移入はできないのですが、ですが、全体のストーリーがよくできていてスクリーンに引き込まれます。
人は自分なりの論理に従って生きてると思うんですが、それが行き過ぎてしまうと、色々と支障が出てきてしまいます。殺人なんてもってのほかですが、追い詰められた人間は最悪の手段を取ることがあります。
そんな、人間のどうしようもないところや弱いところにフォーカスした映画といっても過言じゃないでしょう。
映画の最後に、黒木華と息子のやり取りのシーンが出てくるんですが、あのシーンはグッときますね。母親や人間としての愛を感じます。
とにもかくにも、最初の海や崖のシーンからストーリーに引き込まれます。
映画って、個人的には色んな感情を味わえる作品が好きなんですが、まさに本作は様々な感情を味わうことができる映画だと思います。
そういう意味では素晴らしい映画でした。
続編を作って欲しいくらいです。