ふてほど
今年の「新語・流行語大賞」が決まりました。「ふてほど」。大好きなドラマでしたが、ふてほどという言葉に馴染みがなかったため、「ふてくされるにも、ほどがある」なのかなと思いました。家族からは、「それは、あなたのこと」と、厳しい指摘。
現在、新語・流行語大賞のノミネート語は30なんですね。以前、外国人留学生への授業では、ノミネート語を調べて、新聞のように、政治・経済・社会・スポーツに分けてもらう演習をしていました。五輪があると、スポーツに関連する言葉が増えますが、近年は、私が年齢を重ねたせいか、見当もつかない言葉が多くなった印象です。
ふてほどの主演は阿部サダヲさん。以前、「大人計画」などのお芝居が好きで、小劇場にも観にいく大阪大学の外国人留学生がいました。ただ、大阪に来て、一点後悔していることがあると。それは大阪には小劇場が少なく、小劇場が多い首都圏への交通費が馬鹿にならないこと。さすがに留学前に、大阪に小劇場が少ないことまでリサーチできなかったようで、首都圏の大学に留学すればよかったと嘆いていました。有機化学を専攻し、優秀な学生でしたが、日本への留学理由の半分は、お芝居だったのでしょう。それも立派な留学理由ですよね。