KANAME Academyとは何か(1/5)
ITSUDATSU社では「真本音」という考え方を軸に2020年3月に個人向けサービスとして“真本音を探求する9ヶ月”「KANAME Academy」、2021年8月に企業向けサービスとして“最優先育成人材発掘・抜てきサービス「KANAME」”、2022年7月に個人向けサービスとして“自分という可能性と向き合うポテンシャル診断サービス「KANAME Personal」”を開始し、これまで一貫して「ITSUDATSU(常軌を逸した成長)」を実現できる人材を社会に一人でも多く増やすことをミッションとして活動して参りました。
今回は“真本音を探求する9ヶ月”「KANAME Academy」について弊社代表取締役の黒澤伶氏及び弊社顧問・アドバイザーの竹内直人氏に弊社事業開発マネージャーの岡山がインタビューを行いました。
なお、今回のインタビュー記事は全5話の第1話目となります。
1.KANAME Academy開講の背景
岡山:KANAME Academyはどのような背景から開講されたのでしょうか。
黒澤伶(以下、黒澤):小学生時代の恩師の影響があり、もともと教育に興味がありました。また、大学1年生の春休みに東日本大震災があり、実家の岩手県で被災し、人生を考え直すきっかけになりました。
その中で大手就活塾「我究館」創業者である故 杉村太郎氏の「アツイコトバ」を読んで感銘を受けて、私自身も人の進路選択に影響する就活支援に取り組んでいました。
一方で、当時は反応本音で企業選びをしてしまったこともあり、2017年に竹内直人(以下、竹内)さんと出会って、会社の選び方・見方をより深く考えるようになりました。
この際に、竹内さんから学んだ考え方・知識・体感覚をもっと早くから知りたかったと痛感しました。
私自身も人事領域の仕事に携わる中で、様々な研修や自己啓発セミナー等を受講する機会がありますが、研修の場は盛り上がっても、その後、盛り下がるというのを何度も経験してきました。
ホンモノの感覚は効果・効能が表面的には分かりにくいということもあり、みなさんが真本音を見つけて、真本音で生きていくというホンモノを広め、人生これでいいやと閉じてしまう人が生まれないように、多くの人にお届けしたいです。
竹内:令和になってから若い方は感性豊かな方が増加していて、次元が高い人々が増えている一方で、それ故に世の中の旧態依然な部分に失望して引き籠ってしまう人もいると感じています。
そのような人々が自分たちのやり方で活躍してほしく、そのキッカケとなる場になればいいと考えています。
かつてはこのような場を開講すると、コーチング資格など具体的な職業になれるといったメリットがないと受講者が集まりませんでした。
昨今は感性豊かな方の増加もあり、少し様子が変わってきましたね。
私共が本当にやりたいことをストレートに発信することができるようになってきました。
今は講座という形をとっていますが、今後は私がいなくても皆さんが真本音度合いを高め合っていく場に育っていけばいいなと願っています。
2.KANAME Academyとは何か
岡山:お二人から真本音度合いを高める場を届けたいという想いを強く感じました。KANAME Academyはどのようなものなのでしょうか。
黒澤:必要に駆られて知識や体験を積ませていく膨張的な講座ではなく、その人がその人らしく自分の人生を生きていくための超実践講座です。
KANAME Academyに来る人は一歩一歩着実に登山する人ではありません。今の自分の人生に満足していなくて、ロープウェイを作って急スピードで真本音に辿り着きたいような人が来ています。
竹内:KANAME Academyは自分で自分にどうキッカケを与えるかをお伝えする場です。
人生を変える経験は本人にとっては偶発的で受動的に感じますが、意図的にそのような経験を引き起こすにはどうしたらよいかお伝えしています。
今の人生は充実しているが、本当にこれでいいのだろうかと疑問に感じている人が、本当に望む人生に舵を切るのを加速させています。
ただし、答えをお伝えするのではなく、答えの出し方をお伝えする場です。
黒澤:岡山さんはKANAME Academyを受講してどんな変化がありましたか。
岡山:以前の私は営業の仕事をしていたのですが、数字を出さなければ、あるいは成果を出さなければという「べき論」を強く持っており、自分の本来のあるべき姿を抑えて生きていました。
Academyを受講するにつれて、対立から共存にライフシフトし、行動と思考のクセが変わり、本来の自分に戻ったと感じました。
3.KANAMEとは何か
岡山:KANAME Academyの具体的な講座内容は後ほど聞かせていただきますが、そもそもKANAMEとは何でしょうか。
黒澤:KANAMEとは現状に不満を持っていて、人生で成し遂げたいことが多くあると潜在的に思っていて、社会の模範になっていくような方々のことです。
KANAMEは自分が人生を徹底的に楽しみ尽くし、その姿を人に見せることで、社会に対して波及効果のある方々とも言えます。
竹内:KANAMEは元々企業向けに使用していた言葉です。
私はかつてどれだけ多くの人に研修をお届けできるかを重視していました。
例えば、真本音出しを100人、200人とできるだけ多くの人を支援し続けていました。その中で、反応が良い人と悪い人がおり、真本音が分かるとすぐに行動に移せる人がいることが分かりました。
そこで、役職に関係なく、人間としての他者への影響力が高く、成長意欲の高い人をKANAMEと呼ぶことにしました。KANAMEは他者への影響力が高いので、組織の仕組みを変えるよりもKANAMEを見つけ、その人達の成長をサポートする方が、組織がより早く成長することが分かりました。
次回の第2話は、KANAME Academyの講座概要について詳しく説明します。