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真本音とは何か(5/5)

前回のインタビューでは「真本音度合い」が高まることによる周りへの影響ついて詳しくお聞きしました。今回(最終話)は竹内氏から現代社会はどのように見えているのかを詳しく解説します。

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8.竹内氏の展望

8-1. 竹内氏から社会はどう見えているか?

岡山:現代社会では「自分らしさ」や「ありのまま」を大事にする声が多いように感じます。一方で、中には自分の見たくない部分に蓋をして、部分的に存在承認をしている方もいるようにも感じますが、いかがでしょうか。

竹内: まず「自分らしさ」や「ありのまま」、存在承認を大切にすることはよいことだと考えています。

一方で、「ありのまま」でいいと言われている方ほど苦しそうに見えました。まず、存在承認とは自分の見たくない部分も含めて、自分にあるものとして認めることです。

見たくない部分を無いものとして扱い、見たい部分だけを存在承認することは、存在承認ではなく「存在否定」です。

見たい部分も見たくない部分も存在承認するからこそ、「真本音度合い」が高まります。そうして迷いや葛藤が起こること自体が無くなっていきます。

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また「真本音度合い」が高い人の特徴はさらなる「進化」を求めて課題設定をされるということです。

人は誰しももっと良くなりたい、良くしたいという進化欲求を持っていると考えています。だからこそ「真本音」で生きていれば、自分は「このままでいいんだ」となることはないと考えています。

岡山:「真本音」に基づいて生きていたとしても、会社や組織の中で願いに沿って能力を発揮するのは難しいのではないでしょうか。

竹内: 自分ができるところからやっていくしかないと考えています。自分の1つひとつの行動を「真本音」で実行すると、周囲とのコミュニケーションが変わり、人との関わり方が変わったように感じると思います。

個人の雰囲気の変化が組織に影響として加わり、個人が組織を変えられるということを感じられるのではないでしょうか。

また、会社や組織といったところからではなく、身近なところからやっていこうという遊び心を持つことが大切です。

現代はまさに移行期だと考えています。Z世代の人たちが出てきて、40代や50代の人々はこれまでの組織のやり方では問題があると考えている人もいます。

時代の移行期だからこそ、どうやって生きるかを考えている人もいます。あえて昭和的な会社に入って自分のできることをやってみようという「真本音」の人もいます。

ただし、「真本音度合い」が高まると完了感が分かるようになります。完了感とは置かれた場所で自分の役割を全うしたという感覚です。

一所懸命取り組んで真本音度合いが高まり、完了感がでると、自然と次のご縁があり、次のところに行きます。まずは完了感が感じられるまで、自分の1つひとつの行動を「真本音」で実行し続けるのが良いと思います。

8-2.どんな社会を創っていきたいか

ITSUDATSU社顧問•アドバイザー 竹内直人氏

岡山:竹内さんはどのような社会を創りたいですか。

竹内: 以前、ある中小企業のクライアントの方が竹内さんは「自律調和型組織」を作りたいのですねと言ってくれたことがあります。

「自律」とは自分を自由自在にコントロールできる本当の自由だと考えています。本当の自分の意志で生きている人が集まるとその組織は調和に向かっていくと考えています。

そして「調和」とは共に前に向かっていくという状態です。私は、自律した人が集まる調和が取れた社会にしていきたいと考えています。

9.最後に

岡山:ITSUDATSU社では、個人の真本音を探究する9ヶ月「KANAME Academy」を提供しています。最後に、受講を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

竹内: 根源的な悩みで「私の人生はこれでいいのだろうか」と感じている方が増えていると思います。そのような方にはぜひ自分の「真本音」を見つけて欲しいと思っています。

「真本音」の答え自体は出せなくても、「真本音」の見つけ方はお伝えできます。

「私の人生は、本当にこの方向でいいのか」「今の人生で本当に納得できているのか」と悩みや違和感のある方にぜひ来ていただきたいです。

岡山:竹内さん、本日はありがとうございました。


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