9月2日は「宝くじの日」
昨日、仏間の畳を変えるのに持ち上げたら宝くじが出てきたのよ。
と実家の母親から電話があった。珍しく母親から電話があり、いつもはLINEで連絡がくるので何かあったのかと心配になった。それに最近どこで覚えたのかスタンプを使うことに凝っているらしく、よく知らないキャラクターのスタンプが死ぬほど送られてくる。さすがにゴルゴ13のスタンプが送られてきた時は笑ったが。
宝くじ売り場に持っていけば、当たってるか見てくれるんじゃない? とものすごい適当なことを言っておいた。
でもね、20年も前の宝くじだけども大丈夫かしら? それに、なんで仏間の畳の下に宝くじが入っていたのかしらね?
親父だろうなと思う。仏間の畳の下に宝くじ。なんだか新しいことわざっぽい響き。
先祖代々の力で、当たっていたら奇跡だなと思った。
なんか、母さんねぇ当たってても、当たっていなくてもどっちでもいいから、また新しい畳の下に入れておこうと思うのよ。
なんでまた、と聞いてみたが、まぁ母親の考えていることはよく分からないのが世の中の相場だろう。
うーん、もし宝くじ売り場に持って行って当たっていなかったら、悲しいでしょ。そしてこの宝くじは捨てるわ。
もし当たっていたら、この宝くじのことなんて忘れて、お金のことで頭が一杯で結局この宝くじは捨てるわ。
お父さんの買った宝くじをわたしは捨てたくないのよ。だから、またこの宝くじは畳の下に入れておくわ。
仏間の親父は喜ぶだろうか。
9月2日は「宝くじの日」