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傾斜1.5%のトレッドミルで5000m15分◯◯秒

要約
・5000mの自己ベスト15分16秒の私が、トレッドミルで5kmを15分00秒で走ってしまった話
この状態でレースに出たら、このタイムが出た

前半は当時の様子を振り返っているだけですので、
トレッドミルのポイントや私の拙い分析だけ読もうと思っている方は、下の目次から2(後半)にとんでください。


1.20km/hで15分走った

11月7日(木)、おかやまマラソン3日前ということで、
スピードの刺激を入れようといつものようにジムに向かった。

ノースリーブとハーフタイツを着用し
10分程のアップを終えて
ストリークフライに履き替える。

何となく調子が良い感じがしていたので
1km3分00ペース(20km/h)で6分~9分ほど走ることを目標とした。

いつもトレッドミルで走るときはYOUTUBEで動画を観ているんだけど
この日はあるYouTuberの5000mレースの動画を観ることにした。

スタート

機械の速度を20km/hにセットして、
いざ走り出す。
そして動画の5000mも同時にスタートさせた。

やっぱり調子が良い。
この速さでも、膝にゆとりを持って走ることができる。
3分、4分と走っても余裕を持てていたので、
いけるところまで行ってみようと思った。

9分経過

動画ではこの辺

9分経過して、動画は3000mを過ぎた。
まだ余裕はある。
もうこの段階では、
15分まで走ることを狙っていた。

12分経過
動画ではラスト1kmにさしかかり、
今が一番きつい瞬間だと自分に言い聞かせる。

ラスト2分、1分、
そして動画がラスト200mにさしかかったとき思った。

ラスト1分のひらめき

「これ、少し長く走れば14分台で走ったようなもんじゃね?」

私がいつも使っているトレッドミルの最高速度は20km/h。
つまり1km2分台のスピードを出すことはできない。
だから最高速度のまま15分走れても、5000m15分00にしかならない。

でも、30秒長く走ったらどうか。
30秒同じペースで長く走れることができたら、
その分スパートをかけられたという証明になるかなと。

ペースを上げることができないなら、
少しだけ距離を伸ばそう。

そう思い、めっちゃきつかったが同じペースで15分30秒まで続行。
1km3分00秒のペースで、5160mくらい走れた。

走った後はすぐこれ

2.私の分析

この練習をできたことで、分かったこと・感じたことがいくつかあったので、4つ書き残す。

①5000m15分を切るイメージがついた

青色が私

まず最初に確定させておくけど、「5000mの自己ベストを更新した!」なんて1mmも思ってはいない。非公認どころか走る環境が全く違うので。

ただ、機械では3'00/kmと表示されているので、1km3分で5km走ることのイメージが付いたのは事実。今までは3分ペースを続けられたのは3kmまでだったんだけど、それが今回は15分、通ったベルトの長さが正しければ、5000m走った。ラスト2kmを15分切りに向けて走るイメージがついたのは大きい。

思考というのは大きな役割を果たしていて、自分が抱いているイメージ・印象にパフォーマンスが引っ張られてしまうことがある。よく「一度途中棄権をすると、辞め癖がつく」とも聞くし。

だから14分台を目指すに向けて、良い感覚を持てたんじゃないかと思っている。

②トレッドミルは集中力と根性でペースを維持できる

今回思ったのは、9分経過後と12分経過後のキツさはたいして変わらなかったということ。もちろん疲れてはくるんだけど、平地での3km地点➡︎5km地点でのキツさの差とは雲泥の差。

トレッドミルは地面が動くから、極論高くジャンプさえしていればランを継続できる。もちろん平地ではそんなわけではない。前への推進力をそれほど必要としない分、筋肉への負担が少ないような気がする。
時間が経っても平地ほど筋肉を疲労させない。
だから集中力と感情さえあれば、結構ペースを維持できる。この日はきっとメンタルが良かったから、15分間走れたんだと思う。

③状態の比較をしやすいのはやはり大メリット


過去最速の走りは、12分間走(19.3km/h)
20km/hなら7分半が最長だった。

5/26

15分なんてとてもこなせなかったメニューなので、以前よりも良く走れた。もちろんトレミを走る技術が向上したってのはあると思うけど、確実に走力も付いたように感じた。

④目に見えるものが与える影響はでかい

今回これだけ走れた要因として、5000m15分切りのレースを見ながら走ったってのは大きいと思っている。自分と同じようなペースで走っている選手を見ながら、トレミ上で「あと◯周!」と数えながら走れたのは、集中力の維持に役立った。

ラスト1周

「何を見るか」ってのは自分の気持ちに大きな影響を及ぼす。実際のレースでもそれはきっと同じなんだろうと思った。

3.この実力でレースに出たら、こうなった

今後、これらのレースに出る予定です。

11/10 おかやまマラソン
➡︎2時間25分34秒 5位

11/17 神戸マラソン
➡︎2時間29分11秒 21位

11/23 京産大記録会5000m
➡︎3000m8'55で途中棄権

11/30 日体大記録会5000m
➡︎15分11秒91の自己新記録
(3'02-3'00-3'04-3'02-3'03)

12/14 アマガサキタイムトライアル5000m
➡︎?

これらのレースでどのくらいのタイムが出るのか。
フルマラソンはまあ置いといて、5000mで15'15〜30を連発するようなら、ただトレミに対する適応が高まっただけ。

でももし14'45〜15'00あたりで走れたなら、トレミで走り込むことによって力が付いたのかなあと思います。また、トレミでの傾斜1.5%が、平地での実力の把握にも近いのかなと。

結果が出ましたらこの記事に加筆していきますので、ぜひまたご覧ください。


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YOSHI
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