雨の日、阪急三番街のひみつ
なんとなく、仕事の関係で大阪へ引っ越してきて3週間ほどが経ちました。
出張やプライベートでも何度も来ていたこともあって、住んだことはないけれど身体に馴染みが早かった関西での生活。すっかり快適で、忙しくはあるものの楽しい日々を過ごしています。
6月の中頃という変な時期に引っ越しをしなくてはいけなかった中、偶然にもいい部屋との出会いがあって阪急沿線に住居を決めた私、「阪急」というブランドを冠した場所と接点をもち、その場所で過ごすことが増えました。
「阪急三番街」
文字通り、阪急の運営する商店街。
阪急梅田駅の地下深くに所狭しと飲食店やお菓子屋さんが並びます。
私は特に地下2階がお気に入りで、仕事終わりの遅い時間にぶらーっと行ってご飯を食べたり、意味もなく散策して「L'Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)」という名前の喫茶店を発見して一人楽しくなったり。
昨日は台風のせいもあって、雨が降ったり止んだり。お天気のご機嫌もコロコロ変わる忙しない1日。
東京でお世話になった方へお中元も兼ねて、御礼の贈答品を調達するため、この日も仕事終わりに阪急三番街の和菓子屋「福壽堂秀信」へと向かいました。
(もちろん、阪急梅田本店のデパ地下が最強であることは百も承知ですが、関西でしか買えないものにしようと思い調べたところ、大阪の高級住宅街に本店がある和菓子屋さんの直営店が阪急三番街にある、ということで三番街へ向かったのでした。)
お天気エスパーおばさん
お目当の品を調達し、発送の手配をしている間、試食をいっぱい差し出してくれた店員さんに日向夏の水羊羹が美味しかっただの、たわいもない会話をしていると突然店員さんが
店員「あ、雨降り始めましたね」
と一言。
ここは地下二階。窓もなければ、外の様子がわかるモニターがあるわけでもなく、外の天気を知りうる方法がどう見てもない状況。
豆鉄砲を食らったような顔でもしていたらしい私を見てちょっとニヤニヤしながら、
店員「雨降ってんの、わかるんですよ〜(笑)」
と、関西弁でまた一言。
この人エスパーか!?普通の優しそうなおばさんなのに、地下二階にいて、外で雨が降り始めたかどうかがわかるなんて、エスパーなんか?!と一人で大興奮していたら
店員「雨が降ったら、ここの地下街のBGMは雨が降ってる用のBGMに変わるんです〜(笑)」
と私が驚いたのを見透かしたように楽しそうに笑って教えてくれた。
雨の日、阪急三番街のひみつ
それは、地下街にいても「外で雨が降っているかどうかをBGMで判断ができる」ということ。
こういうちょっとした秘密を一つ一つ、地元の人に教えてもらいながら新しい街での生活をしていくのも楽しいなぁと思った雨の日の夜でした。
私が贈答品を買ったお店はこちら
大阪帝塚山「菓匠館 福壽堂秀信」
http://fukujudo-hidenobu.co.jp
ふくふくふ(今回買ったお菓子)
http://fukujyudou.shop26.makeshop.jp/shopdetail/000000000400