賃貸物件選びに失敗しないコツ。(持ち物&評価観点編)
そういえばわたし、友人から「引越し上手」と言われるな。なんでなんだろうな〜〜と思って考えていたら、結構綿密に計画するタイプだったから、ということに気づき、どういう段取りで引越しを進めて行くのかを書くことにしました。
引越しで肝心なのは家のスペックを見極めることと、引越し作業の2本立て。
どちらもなかなかに骨の折れる作業ですが、知人から「引越し上手」と言われるわたしが毎回気にしているポイントをまとめておきます。
1.物件見学を申し込む
この時点で工夫してみてほしいポイントは、複数の仲介会社、不動産屋さんに物件見学を申し込むということ。
仲介業者さんはいわば家を契約するまでのパートナー。誠意があって、自分と合う人の方がいいに決まっています。
特に狙っている物件があるときは、同じ物件を複数の仲介会社さんからアプローチしてみるのもいいかと思います。
複数の不動産屋さんに物件見学を申し込む時のポイントは、一つの物件をそれぞれ別の仲介業者経由で違う時間帯に見にいくようにすること。
同じ業者に2回見学を依頼すると、契約に追い込まれる可能性が高くなるので、狙ってる物件が明確になったら業者を分けて見に行ってみるのがオススメです。
この不動産屋さん相性いいな!と思ったら、掲載物件じゃないけれど扱えますか?と聞いて調べてもらうのもアリです。その業者が手持ち物件として掲載していない物件でも、(取り扱えるかどうかは別として)ほぼどこの業者さんでも現在募集に出されている物件か、スペックはどうか?などを確認することはできるそうなので。
2.物件見学には●●を持って行くべし。
物件見学には必ず持って行ったほうがいいものがあるのをご存知ですか?
それは、、、、
メジャー
これを持っていかない人は大馬鹿ものです。なぜなら、自分の手持ちの家具が運び込めるかどうかは引越しの時に気づいても遅いんです。
物件検討段階で部屋のサイズだけでなく、玄関やエレベーター、階段の踊り場の広さ、窓のサイズなどはしっかり測っておきましょう。
特に窓のサイズはカーテンの準備に必須。
長さ、幅を知っていれば手持ちで足りるのか、がわかりますし、手持ちのカーテンが合わない場合は早々にゲットすることが叶います。
カーテンは、まず何よりも引越し初日に持って行くべきアイテム。
窓のサイズのはかり漏れはなきように!
メジャー以外にも以下のものを持って行くと色々と役に立ってくれます。
・メジャー(ピッと自立して伸びる2mくらいあるもの)
・筆記用具
・間取り図のコピー
→サイズのメモが取りやすい
・カメラ(スマホでもOK。)
→傷があるかなどの確認や証拠抑え、帰って見返す時に写真は重要
・「どうしても次へ持っていきたい大型家具・家電」のサイズをメモしたもの。
3.近隣をGoogle MAPで調査!
まず、最低限チェックしておきたいのは、コンビニかスーパーが徒歩圏内にあるかどうか。(なければ自転車で行けるか)一番近い病院はどこか(内科か耳鼻科があればOK)
なぜこの二つが重要かというと、毎日の生活の意味で重視してるというよりは、病気や体調不良の時に、食料の確保と病院が近いことって結構重要だから。
病院は歩いて行けなくても、2km圏内ならタクシーでいけるのでOK
オススメは耳鼻科があることですね。(これはまた別の機会に「耳鼻科のススメ」を書きたいと思います。)
また、物件検索時の駅から徒歩●分!というのは大抵盛ってるので、具体的な場所がわかれば駅までの通勤経路をチェック。
女子の場合、そのルートが暗くて人通りが少なくないかもよくよく調べておくと安心です。
4.ベランダに出てみること
物件選びの時、近隣にどんな人が住んでるのか気になりますよね。
まずは必ずベランダに出てみましょう。
そして、可能であれば隣の住人のベランダを覗くこと。
洗濯物があればどんな人が住んでるか想像がつく場合も。
また、4階までの高さの物件なら、窓の向こうに木や草が生い茂ってる場合、手入れされてるかは見ておくと良いです。
放置されてるようだと、蚊とか虫が部屋に入って来る確率が高いです。
5.エアコンなど、家電製品が備え付けの場合、古過ぎないか
自分で設置できる物件ならいいですが、すでに設置済みの場合は、チェックしていて損はないかと。
特に私が関西に越してきて驚いたのは、照明器具が付いてないこと。
何を持参する必要があるかは確認しておくと良いかも。
6.水回り
自分にとって使いやすいかはとても大切です。
歯を磨く場所があるか(独立洗面台がなくても、お風呂場についてるか、無ければキッチンのシンクで磨くのを自分がよしとするか?)はチェックしてみると良いかも。
掃除しやすいかも重要な観点です。
7.外から部屋の中がみえないか?
これも女子視点なんですが、外から中が見える物件だと、四六時中窓を閉めたりカーテンを閉めてないといけなくなってしまいます。
明るく風通しが良いことって日々の生活を心地よくするために結構重要な要素。
人の目が気にならない物件かどうか、周辺の道路から見て見たり、近隣の建物の中がこちらから見えるか(こっちが見えると相手も見える可能性高いので)チェック。
また、物件の目の前が公園だと、一見緑が多くて良いように思えますが、誰でも不自然に思われずに滞在できる場所でもあるので、公園目の前の家で一階に住むと泥棒に入られるリスクが高いと思っています。(公園から様子を伺いやすいから)
気にし始めたらキリがないですが、安全を期す意味で私は避けています。
8.敢えて各停のみ止まる駅に住む
特急や急行の止まる駅って魅力的だと思いますが、敢えて各停の駅で探すのもアリかと。
私の場合、大きな駅の隣の各停の駅に住んできました。
理由は、一駅分なら大した距離じゃないので、タクシーや自転車があれば余裕で生活圏ですし、隣の駅が大きいと乗降者が多いので、たくさん乗って来る駅の手前ですでに車内に居られるので、座れる確率も高くなるんです。
通勤の目的の駅まで15分程度なら、各停に乗って行ってもいいですし。
また、路線図や地図とにらめっこしてもらいたいんですが、特に東京は路線が交差しあってるため、ごくたまに2〜4駅が最寄り駅として使えるエリアが存在します。
最寄り駅を増やせると結構便利です。
ところで……
物件検索サイトで私がどういう条件で検索してるか、というのは結構みなさん興味あるところかなと思うので、以下に記しておきます。
①駅から徒歩7分以内
敢えて10分にしないのは、大抵駅からの所要時間が盛られてるからそこを考慮しています。
駅から10分超えて来ると、正直天気のよくない日や、冬の通勤時に苦痛で仕方ないということで10分以内に収めるほうが快適に通勤できるという持論によるもの。
②1K、1DK、23㎡以上(1Rは選ばない)
正直、23㎡以下になると部屋が狭いなあ日常的に感じるサイズです(私の場合)
また、1Rもいいんですが、布類に料理の匂いなどがつくのが嫌なので、必ず分けられるような間取りを選びます。
③バストイレ別、2階以上、エレベーターつき
この条件で、ある程度の部屋のスペックが担保されます。
特に2階以上に住むことで、窓を安心して開けられる時間が増えること、エレベーター有りは、引越しの時にも役に立ちますが、万が一怪我をした時も不便にならないですし、旅行などで大きな荷物を運び出す時にも楽で良いです。
また、2〜5階に住むのがオススメ。
地震などでエレベーターが止まったときのことを考えると、階段で昇降可能な階数に住んでおくと有事の際に困らずに済むというわけ。
ちなみに、気になる物件が見つかったら、「物件名+地名」でGoogle検索をオススメします。
そうすると具体的な住所が出て来るので、仲介業者に照会をする前に物件の所在地が特定でき、自分で外観や周辺を見に行くことも可能に。
また、自分が検索に使ったサイト以外の他の物件サイトの掲載情報も出て来るので、新たな写真や情報で見比べられることも。
盛られた写真かどうかもわかりますし、もし他の業者でより条件良く借りれそうならそちらから見学申し込みすれば良いです。
一つのサイトで調査を完結せずに、物件から情報を逆引きしましょう。
さいごに
あとは、もう好みですが、「風通しの良い部屋」「照明がなくても昼間に明るさのある部屋」はいい部屋だと思います。
また、物件の大家が個人オーナーだったり、分譲マンションの部屋個別に賃貸に出されてるものの場合、家賃交渉しやすいのでダメ元でも一言きいてみるのもアリ。
私は個人所有の分譲マンションを借りた時は家賃を月額3000円まけてもらってました。(なぜなら、分譲マンションを投資目的で買ってる人はそんなにお金に困ってないはずだから)
最初から予算感を伝えて、あと数千円やすかったらな……と仕切りにアピールした上で交渉してます笑
ただ、管理元が大手ディベロッパーだと家賃交渉に応じてくれないのでその点は仲介業者との会話の中で事前チェックしてみましょう。
また、もし可能なら関西は月額での値引き交渉、関東なら初期費用(礼金と仲介手数料)を抑えたほうが特すると思います。
良い物件と出会えますように。