ワイエルシュトラウスの乗積表示とは、
という、ガンマ関数の乗積表示のこと。
大体ガウスの乗積表示を使って導出されるが、今回は使わずにいきます。
証明
ガンマ関数の漸化式
を、対数微分すると
ガンマ関数の対数微分を$${\psi(x)}$$とすると、(ディガンマ関数と言う)
変形すると
1から$${n}$$まで和をとる
ここで一旦、調和級数に注目
ミューラーの公式
より、
ディガンマ関数を使うと、
両辺$${n}$$で0から$${x}$$まで積分
一様収束する(省略)ので項別積分できる
$${\log\Gamma(1)=0}$$なので消して、
両辺指数関数に入れると、
漸化式でガンマ関数の引数を1下げて、解くと、、
特殊値$${\psi(1)=-\gamma}$$を使い、逆数をとると
完了!
ミューラーの公式、あまり知らなかったかと思うけど、シグマの上端を、自然数から拡張できるので、案外便利。
ここまでです。ありがとうございます。