見出し画像

「何のためのイス軸法か」のハナシ

イス軸法的事情聴取のAさんのパーソナル。

Aさんはここ2か月くらい膝の痛みが
よくなったりまた悪くなったりだった。

レッスンには2週間に一度通ってくれる
でも日ごろはそこまでイス軸法はやっていなくて
膝は痛いまま、が続いた。

イス軸法は確実に痛みをなくせます!
のメソッドではないけど、
Aさんの膝が痛くなる物理的な原因は
毎回体を見ながら分析していて
使い方が変われば良くなることはわかっている。
体軸が身に付いたら変わるとわかっている。

でもAさんは変わらない…うーん。

ちゃんと通ってくれているのに変わらないなんて
このままだとわたくしの名誉に関わる。
というかイス軸法の名誉に関わる!

ってことで、昨日は違う感じに事情聴取。

「こんなにずっと変わらないのは
体だけのことじゃないはず。
どんな気持ちで日々過ごしていますか」

パーソナルレッスンはイス軸法のやり方とか
フォームを指導する場ではあるけれど
わたしが大切にしているのは
体軸が入るかどうか。

形が多少まずくてもバッチリ体軸が入ればいいし
形はいいのに軸はあんまり…だと
ぜんぜんよくない。

フォームがよくて入りが悪い時は
考えすぎだったり真面目過ぎだったり
思考や感情が邪魔をする。

Aさんの日常生活そのものが悪いのではなく
どんな気持ちなのかってのが
膝に影響していると思ったのです。

事情聴取を進めていく中で
Aさんも「気持ち問題」に納得してくれてた。
別の整体の先生にも同じことをいわれたし、
自分でもそうよね、って思うと。

で、私が次回までにとAさんに出した宿題は
一番大切な人を扱うみたいに自分も扱ってください、というやつ。

具体的にどうするかとか
Aさんがリラックスするときや
Aさんの好きなもの、好きなコトの話をした。

昨日食べたモンブランの台がタルト生地でなく
焼いたメレンゲ生地でさっくさくで
素晴らしかったと教えてくれた。

「じゃあ脚がそのメレンゲさくさく生地のつもりでイス軸法やってみてください」

Aさんは脚に力が入り気味のイス軸法なので
この提案をしてみた。
結果、力みがゼロに!

素晴らしいフォームのイス軸法で
体軸もめちゃ強になった。

メレンゲ生地作戦もよかったけど
話をできたのが良かったのだと思う。

Aさんのレッスンは
イス軸法をやっているより話の方が長い。
その方が体軸のためになることもある。

もちろんひたすらイス軸法をやるレッスンもあります。人によりけりよ。

で、わたしは体軸のことを考えて
イス軸法レッスンをしているのだけど

最終的に大切なのはその人の人生。

体軸が完璧でなくてもハッピーだったら
もう来なくていいですよっていうし

パフォーマンスアップすることが
最高の幸せって人なら
全力でパフォーマンスアップのために努めるし

痛みのない生活を切望しているなら
そのために出来ることは全部やります。

体軸ではどうにもならないかもって思ったら
ほかの提案をしたり話を聞いたりするし

とにかく
ちょっとでも「来てよかったな」と
思ってもらいたい気持ち。

何のためのイス軸法か。

痛みがなくなって
動きたいように動けるようになって
気持ちも自由になって

その人が人生を謳歌するために
自分の体と人生を楽しむために

体軸を身に付けてもらえたらいいなと
思っております。

西山先生はいつだって全体を考えて
その人の人生がよくなるためにと
イス軸法を教えてくださいます。

少しでも近づけるよう頑張ります!

ピンタのパーソナルレッスン↓


竜太先生のパーソナル↓



いいなと思ったら応援しよう!