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「絶対にダメ」なことなんてないイス軸法のハナシ

体験会やパーソナルで
「やらない方がよい事はありますか?」と聞かれることがある。
「やってはいけないこと、駄目なことはありますか?」も聞かれる。

似ているようだけど
この二つの質問はぜんぜん違う。

体軸を定着させる過程でやらない方がよいこと、はある。でもあくまでも体軸を定着させる段階での話で一生やらない方がよいわけではない。

絶対にダメ、はない。
例えばレッスン中に「背中の反りすぎはダメ」「ヒザを曲げすぎてはダメ」と言われたとしたら
背中を反ることはダメじゃないけど、反るために背中に力が入り過ぎると体軸が抜けてしまう。

ヒザを曲げることがダメなのではなく、膝を曲げようとして腿やふくらはぎに力が入り過ぎると体軸が抜けてしまう。

形がダメなのではなく「体軸が抜ける体の使い方はやらない方がよい」ということなのです。

昨日パーソナルにきてくださったBさんに
「気をつけってよくないですか?」と聞かれ
「気をつけはよくないですね」と答えた。

そしたら
学校教育において「気をつけ」ができない子供は問題があると思うし、気をつけが出来ることも大切なのではないか、と意見を頂いた。

「Bさんが気をつけをすることは、Bさんの真面目な性格を考えたら体軸を身に付ける上でやらない方がよい、と思い『良くない』と言いました。気をつけ自体を否定するわけではなくて、気をつけをすることは『自分の頭で考えたいい姿勢』の場合が多く『体にとっていい姿勢』とは違うことが多いので、体軸を身に付ける過程で邪魔になるかもしれません」
と答え直した。

Bさんは運動や身体操作をたくさん実践されてきたであろうお体で、いろんな知識もあるお方。
レッスンが始まる前も途中も自然に良い姿勢風に胸を張っていて体の緊張が強めだった。

Bさんの「気をつけ」は超筋肉使うな…という想像のもとの回答だった。

 

私がレッスン中に
「それ禁止!!」という時は、その人の体とキャラを考えて、それをやると体軸が身に付きにくいと判断した時なのです。

だからAさんはやっていいけどBさんは止めた方がいいとか、体が変わってきたらBさんもやってオッケーとか、その時の体と心で変わる。
 

イス軸法の学習法は、これまで私たちが人生で学んできた「努力する」「頑張る」と真逆の

「なにもしない」「考えない」学習法なので最初は難しいし大混乱する。

体のことに頑張ってきた人ほど今までやってきたことを否定された気持ちになるかもしれない。

でも定着するまでの過程の話。
体幹トレーニングも筋トレも身に付けてきた知識も無駄にならない。
むしろすべて体軸とセットになると超パワーアップします。体軸が定着したら。

絶対にダメなことなんてないのよ。

私も同じ。
初めてイス軸法に出会った時、ヨガインストラクターでありパーソナルトレーナーであり、すでに22年くらいカラダを観る仕事をしていた。

「これまで20年以上やってきたこと、お客さんに言って自分が実践してきたことと
イス軸法でいうこと真逆じゃん!!」
と思った。

姿勢を意識してください、体をコントロールしましょう、正しく座りましょう、壁立ちはいいですよ。
(いまはどれもやらないでって言ってます)

まーじーでびっくりしたけど、どう考えてもイス軸法の方が簡単だし効果があるし優しいし、私が求めていた普遍の真理っぽい。これしかない。
迷うとかでなく180度ばばんと変わるしかなかった。
全部捨てるつもりで変えた。

で、最初は「これまでの努力は全部無駄だった」と思った学びが、全部ぜーんぶ今は強みになっている。

ヨガの知識とパーソナルトレーニングの知識とカポエイラアシスタントとしての知識。
これまでに培ってきた「教える」技術なんで最高に役立っている。
イス軸法のおかげで100倍くらい効果が増した気分でさえある。

そう、イス軸法は鬼に金棒メソッドなのです!

最初や途中はちょっと混乱するけど
インストラクターといっしょなら大丈夫。
だって体軸は本来誰でも持っていたもの。
取り戻すだけ。

取り戻すと、自分のすごさや素晴らしさに感動すること間違い無しですからね。


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