TaicoClubと野外フェスの思い出
ここ数年毎年行っていた野外フェス「Taico Club」が、今年で終了。
最後のTaicoclubを楽しむべく、チケットもカテゴリ0(初回販売分)で約1年前に取り、1年間楽しみに待っていた。
今回もまた、最高に楽しかった。
備忘録>>
8:00 出発
11:00 到着
12:00 開場、テント設営、仮眠
16:00 MOODMAN (テント内から)
(カオマンガイ)
18:15 Iglooghost
19:55 サカナクション
(山菜そば)
21:10 Lone
22:20-22:40 DAOKO
(仮眠)
02:00 Marcel Dettmann
04:00-05:00 Nathan Fake
(岩魚茶漬け)
(仮眠)
5:30-6:00 6*3*N/A
(仮眠)
8:00 Powder(テント内から)
10:30 撤収
15:00 帰宅
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Iglooghost がすごく好みで、あの後すぐDL。
ドラムンベース?ドリームポップ?の融合みたいな、骨太なのにファンタジックで素敵だった。
音が大好きな大学生、みたいなヲタ的風貌もよかった。かわいい。
同級生にいたら結婚申し込んでたレベル。
今年はかなり頑張って起きてた。
Taicoclubが最後ということもあるし、やっぱりオールナイトのイベントなら夜を楽しまないと!という気持ちもあった。
基本的にクラブミュージック寄りのタイムスケジュールで動いて、Taicoclubらしさを充分に堪能。
朝日が昇り始めると、綺麗だな、気持ちいいな、と、もう終わってしまうんだ、寂しいな・・・という気持ちが入り混じり、複雑な気持ちでステージと空を交互に見ていた。
私の野外フェスデビューは18歳の時のフジロックフェスティバル。
20代は大小いろんなフェスに行き、30代になっても毎年必ず一つは行っていて、ここ数年はTaicoClubに行くのが恒例になっていた。
正直、歳を重ねるごとに、フェスなんて若者の遊びにいつまで行くんだろうな〜という思いはあった。体力もなくなっていくし。
けれど、実際行ってしまえば関係なく楽しい。
音楽は詳しくないけれど、非現実的な感覚で音に身を委ねるのが好きだし、新しい音楽に出会うのも好きだし、野外でキャンプしながらだらだらと音を聞いているのも好きだ。
特に、いわゆるクラブミュージック、その中でもミニマル・テクノやビッグビートっぽい音が好きだから、TaicoClubはすごく趣味に合っていた。
近場で、そんなフェスは他になかったから(メタモルフォーゼもなくなっちゃったし)、私にとっては貴重でもあった。
野外フェスはクラブやライブハウスなんかのハコでのイベントとは違って、野外ならではの楽しみが好きだ。
夜がふけて行く頃のステージは本当に気分が上がるし、朝陽が昇る頃は霧がかって幻想的で美しい。
テントで寝るのも楽しくて、寒いとか暑いとか言いながらひたすら食べたり飲んだり寝たりする時間も贅沢だ。
夜露が落ちる草の気持ち良さも、寝ていられないほどの日差しの強さも、キャンプインならでは。
そんなTaicoClubが今年で終わると聞いて、とても寂しい気持ちになった。
私もそろそろフェス卒業だな・・・なんて思っていた、の、だけど。
Taico Clubの創設者による後継イベント(FFKT)がすでに進んでいる様子。
またこの場所でやってもらえるならとても嬉しい。
サイト内の「Why again?」を読んでいると、TaicoClubの創設についてヘェ〜と思うのと同時に、それが終了して新しいフェスができることに少し複雑な気持ちになる。
だけど私たち観客は、イベントの主催の人に「ありがとう」という気持ちがいつもあるから、これからどんな形であれ続けてもらえることに感謝したい。
自分が、大きなイベントの実行委員のメンバーとしてやるようになってから、なおさら他のイベントの主催者さんには敬意を払うようになった。
その想いや、楽しみは、たくさんの人が関わって作られるものだから得られるものであるし、逆に苦労や難しいこともたくさんある。
でもそんなしがらみや人間関係の中で大きな決断をするということの勇気を、ひしひしと感じる今回の転換であった。
Taico Clubに特別な思い入れがあるというほどでもないけれど、何かが終わって何かが始まる時は関わる人全てがいろんな想いを抱えているんだろう、という、移り変わりの時を体験できるのは貴重なのかもしれない。
楽しい時間をありがとう。
そして、多分私は後継のフェスのチケットも初回に購入するだろうな。
それだけは今、決まっていること。