餃子をみんなで作って食べるオンライン・ギョザリング開催
念願のギョザリングを、オンラインで開催した!
※ギョザリング=餃子+ギャザリング、要するに餃子パーティ
餃子にハマった夫が、いつかやりたいと言っていたギョザリング。
元々は公園などで賑やかに餃子パーティをする予定だったが、この事態でオンラインに変更になった。
それぞれの家で、それぞれの餃子を包み、焼き、食べる。
ただそれだけをZoomで開催するという、シュールな会。
数名の参加者がきてくれて、会は自由すぎるスタイルでとても面白かった。
我が家はこんな感じで2カメ。
ipadで作ってる手元と、カメラで広角画面を映しながら、夫が作り、私がカメラにつながったmacbookで入室して解説などする。
本気。
参加資格は「ちゃんと包むとこから作れる人(できたものを買って焼くのはNG)」で、10時から終了までは自由に入退室OK。
できれば揃って12時にみんなで乾杯&実食できるようにしよう!ということのみが決め事だった。
夫が皮から手作りし、挽肉も、買ってきたものではなく豚肉のスライスから脂を丁寧に切り取り叩いて挽肉にするところから始めたので、余裕を持って制作時間を2時間とした。
早速集まったメンバーたち。
餃子の達人は「餡は100回こねる!!」と息巻いてコネまくっていたり、初めて餃子を作る人はすでに餡作りを終えていきなり皮に包むところから入った。
夫はこの時点でまず庭からニラを収穫するところから始まる。
時間差・・・・・!!!!
メンバーが増えてくる。
インコと一緒に餃子を作る!と、鳥をまずセッティングする人、さっさと餃子を包み終えて別の配信へ一旦移る人(また焼く時に帰ってきた)、配信は無視してひたすら背中をむけて包む人、など多種多様。
この時点で夫はキャベツをみじん切り。
のちに、餃子王と呼ばれる人がものすごい速さで餃子を仕上げた。美しい!
この時点でまだ10時台。焼くのは1時間あとだぞ!
鳥がたまに鳴いて可愛い。
「お歌の時間」らしい。
メンバーが増えた。
鳥と遊ぶ人、もはや飲んでいる人、キャベツがなくて水菜を入れた人、卵を入れたら水気が多くなりすぎてざるでこしている人、包むのが面倒で餡を入れすぎる人など、自由。
夫はどうやらやっと皮を作り出したようだ!
餃子を作るのが得意な人、初めて作る人など、たまたま半々くらいのバランスだったので、みんなが聞いたり教えあったりしてすごく良い雰囲気。
水分が多いなら片栗粉を入れろ!いや、パン粉だろう。それはハンバーグでは?とりあえず限界まで肉を絞れ!など、リカバリを全員で考えたり。
なんの具を包む〜?と聞いてみると、みんなかなりバリエーション豊かで面白かった。
キャベツ派、白菜派、ニラは多目派、生姜とニンニクはガツンと入れる派、キャベツの代わりの水菜派、チーズやキムチ、バジルや大葉でアレンジする人、まさかのトマト、、などなど。
勉強になる!
包み方もいろいろ。
ベーシックな片側ひだ寄せ派が多いけど、2枚の皮で挟んでひだを寄せるUFO(ひまわり?)的なもの、帽子みたいにくるっと丸く包むものなど、遊んでいる人も多数。
夫はまだ包んでいる。
きれいに丸くなった手作りの皮。素晴らしい・・・・!
全員が出来上がるのを待ちながら、みんなで「何個作った?」とか「酢醤油とか用意した?」「サイドメニューどうする?」など、まったりといろんなお話を。
餃子のことでこんなにもみんなが一生懸命になれるなんて。
なんだか不思議に楽しい思いをしながら、約束の12時まで残り10分ほどのところで全員が包み終えて完成。
では、焼きましょうか!
という合図で、みんなで一斉に焼き出す。
焼き出すと、全員人のことを考えている余裕はなく、とにかくフライパンがちゃんと熱くなっているか、油の量とお湯の量、タイミング、焦げ目はどれだけつけれるのか?など、目の前に集中。
全員がZoomからいなくなる現象になる。
焦る。
焼き方がわからない人には、夫が同時に焼きながら教える。
「お湯入れたらすごい蒸気が出てきた、ひえ〜〜〜〜合ってる?合ってる?」
「合ってる!大丈夫!ふたしてそのまま!!!!」
などと、部活のように叫び合いながら声の掛け合いをするなど。
騒がしい。
そんなこんなで、無事焼けた〜!
みんなすごく上手に焼けて大成功。
よかった。
ひたすら食べる。
私たちは2人で18個食べたけど、20個とか30個食べる人もいてすごい。笑
(っていうか、いつの間にか2回焼いてた・・・?30もフライパンに乗らんでしょ。)
チーズはうまいとか、焦げ目がどうのとか、やんや言いながらあっという間に完食。
なんていうか・・・
2時間かけて作った餃子は、ほんの10分で食べ切れちゃうんだね。。。
ごちそうさまをして、食べたらすぐ解散!
だらだら長く話すのもいいけど、その潔さも個人的には好き。
知らない人同士ももちろんいたけど、なんとなく普段から夫の #ギョザリング タグを見ててくれる人たちだから、雰囲気が似てて、とにかく皆さん自由奔放で、緩く時間を共有している感じがとてもよかった。
ただ黙々と餃子を包む。
自分の餃子と向き合う。
たまに横にいる誰かに話しかけたり、作業に戻ったり。
焼く時はみんな一緒だけど、場所はてんでバラバラ。
美味しいね、って食べ始める前に、もうすっかり満足していた。
ギョザリングのシュールで自由な面白さ。
やってみて初めて気づいた。
楽しい。
またきっとやりたい。
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早速第二回を開催しました!
「みんな〜!みんなの餃子の音、聞かせて〜!」
などの名言あり。
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夫との餃子物語はこちら。