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ベテランサウナーさんが、8セットキメる場所 / 大津市「都湯」
銭湯にそこまで興味なかった。
銭湯=のぼせる
かわいそうに、私は銭湯でゆっくりできない性質だったのだ。
だけどサウナはどうだろう。
なぜかのぼせない。
「サウナ」を知ったら、銭湯が好きになった。
今までは銭湯の水風呂はいつも疑問に思っていた。
誰が入るんだろう、頭おかしいんちゃうん・・・と。
今ではサウナ室の90度近い熱気も好きだけど、私は水風呂が大好きだ。
むしろ水風呂に最高潮に気持ちよく入るために、サウナ室での振る舞いを考えるほどになった。
どれくらいの時間、汗の量、心臓の動き方、、、
などなどで、水風呂へのいざないを調整する。
「今、心から、水に浸かりたい」と思うまで、我慢する。
その時間の尊さ。
まさか自分が、旅行先で「サウナ」を探すようになるとは1年前には思ってもみなかった。
滋賀県大津市。
レトロな入り口が可愛い、小さな街の銭湯。
先代から引き継いだというその「都湯」には、若くてちょっとチャラっとしたいい感じの男子が番頭として座っていた。
このかた、YouTubeもやっている。
おもろい。
そして銭湯にネコがいた。
看板ネコのトタンくんだ。
「ゆ」
良い首飾りをしているね、君。
このトタンくん、最近漫画になったらしい。
良すぎないか?
たまたま知ったこちらの銭湯。
いわゆる「こじんまりとした街の銭湯」はあまり行ったことがない私にとって新鮮な場所だった。
今時絶対に見かけないような下駄箱。
かわいい。
「かわいい」って表現、懐深いなと思う。
ネコもかわいいし、下駄箱もかわいい。
写真にはもちろん撮れないけど、脱衣所からお風呂の中まで、レトロかわいい。
昭和のドラマに入り込んだみたい。
女風呂は私と、ベテラン風な女性の方しかいない。
彼女の振る舞いを横目で見ながら、同じように体を洗い、湯船につかる。
深い。
湯船が深すぎる。
立って入っても半身浴できる。。。
体操座りしたら沈む。。。
そうこうしていると、ベテラン女子がサウナに入り出した。
私もそれを見習って、サウナマットを手に取り、おずおずとサウナ室に入る。
室温90度。
いつも行く近所の銭湯より熱め。
入るとベテランサウナーは、目も口も覆うように顔全体にタオルを巻き付けていた。
こわ。。
そして一糸纏わぬ姿であぐらをかき、膝においた手の指先で輪っかを作るようなポーズ。
あの、ヨガのあぐらのポーズで無言で座っている。
顔全体にタオル。
やっぱちょっとこわ。。。
少し距離を置いて座り、ベテランサウナーと時間をずらして水風呂に入る。
冷たくて気持ちいい。。。。。
そして椅子でゆっくり休んで、またサウナへ。
そのサイクルを4セット。
昇天。
十分温まり、体も気持ちよくなって脱衣室へ。
なんと脱衣室からサウナ室が見えるのだけど、あのベテランサウナーは8セットは入っていた。(1セットのサイクル早すぎじゃね?と思ったので数えた)
サウナの鬼・・・
そんなに入ったらしなしなにしぼんでしまいそうなものだけど。
番頭さんとお話ししたりして、楽しい時間を過ごした。
街の銭湯、楽しい。
ベテランサウナーさんに出会うのも楽しい。
地元でももっと探してみよう。
そんな銭湯の思い出。
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