委員長って何やればいいの?/かかみがはら暮らし委員会
一般社団法人かかみがはら暮らし委員会という地域コミュニティの、今期委員長をやっています。
コミュニティの日々のことを、たまにこちらで書いていきます。
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前回の記事で、理事長と委員長の違いとか、どうやって選挙するの?ということを書きました。↓
ということで、初めての委員長業務をやって1年。
委員長ってそもそも何やるの・・・?
実は委員長制度を作った時には「みんなの象徴であり、ビジョンを示し続けるリーダー」くらいのことしか決め事はありませんでした。
普段私が「委員長としてやらないといけないな」と意識して行動していることはこれだけ。
・毎月の運営会議に出て、決め事をする時の方向性を示す。
・メンバーに向けて暮らし委員会とは?を伝え続ける。
・noteやTwitterなどで外に向けて暮らし委員会での活動を発信する。
要するにこれが、「みんなの象徴であり、ビジョンを示し続ける」根幹であると思うから。
なので、考え方としてはこれさえやれたら、誰でも委員長になれるわけです。
リーダーの業務がそんな曖昧なやり方で本当に成り立っているのか?
ちゃんと成り立っているのは、かかみがはら暮らし委員会という団体は、本当の意味で「みんなで」作っているからです。
大切なことを決めるときは、必ず運営会議のメンバー全員で話し合い、委員長に決定権は特にありません。(ただし、方向性を示すという点ではきちんと意見を伝え、それに沿って考えます。)
また、この一年で運営チームだけでなく、様々な役割を持ったチームや事業が自発的に生まれ、それらが自走することで全体が回っていく、という形になってきました。
slackで細分化されたチャンネルでそれぞれの動きが可視化され、Facebookグループ内でミーティングをライブ配信することで、透明性を持ってそれぞれが決定して進めていけるようになっています。
それにより不正が起こりにくかったり、意見を言いたい人や参加したい人が少しでも参加しやすいように、密室を防ぐ機能を作っています。
さらに、やりたい!ということがあったら、slackなどで投げかけて、誰かが続いてどんどんチームになったり、活動につながったりしやすいような設計になっています。
こういうやり方も全て、運営や、積極的に意見をくれるいろんなメンバーと毎日のようにやりとりしている中で提案が生まれ、実行に移されています。
そんなとき私は委員長として「この方向性は暮らし委員会として間違ってないかな?」というのを常に気をつけて見ています。
最初の頃に、仕組みを考えるチームを作って、みんなで決めたもの、いわゆる、ビジョンミッションバリューみたいなものをわかりやすく明文化したものです。
これは、かかみがはら暮らし委員会の根幹として作ったものですが、委員長が変わるたびに毎年見直しながら、もしもっと適切な考え方や表現の仕方があれば、そのとき一番良いと思うものを採用していきたいと思っています。
今年これでいいかな?ときちんと振り返ろうとみんなを促すのも、委員長の仕事の一つでしょう。
(もちろん決めたり考えたりはみんなでやります)
基本的に委員長のやるべきことは「こっちに行こう!」と方向性を示し続けることですが、とはいえ、委員長の得意なことややりたいことに合わせて、暮らし委員会をどう作っていこう?というのは常に実際の行動に現れるものかと思います。
私はどちらかというと、「コミュニケーション」をとるのが得意で、「フラットな考え方」「論理的思考」を軸として、細かいやりとりをしながら地盤を固めていくやり方が向いているな〜と思っているので、「ととのえる」ことを中心としてやってきました。
きっと、他の人が委員長になったら、アイデアの力でワクワクするような活動がたくさん増えるとか、もっといろんな事業を起こしてお金を循環させながら地域に還元とか、いろんな方法があると思います。
委員長の得意なことで、空気感が変わっていくのも楽しみですよね。
逆に私が苦手なことは、委員長としてやれ!と言われてもしんどくてやれません。
例えば、交流会や寄り合いなどたくさんの人がいる場だと気を使ってとても疲れてしまうので実は苦手。
はじめの頃は「委員長だから出ないと!」と無理してなるべく出ようとしていましたが、やっぱりしんどい・・・と思って、コミュニティ事務局にチラッと相談したら、そんな無理しなくていいよ!ということで、ホッと一息。
今は、気が向いたときだけいくようにしています。
他にも、書類整理とか苦手なので一切できないので皆さんがやってくれるし、新しいアイデアを出すとかも得意ではないのでみんなの提案にいつも期待しています。笑
委員長になる人はリーダーシップがないと!とか、みんなと交流できる人でないと!とか、発信力が強い人でないと!とかは、実はあまり関係ないのです。
最初に挙げたとおり、委員長は「こっちに行こうよ!」と進むべき方向を示し続けてることが大事で、それを実行したりアイデアを出したりまとめたりは、みんなでやれます。
そこだけを一番大切にして、あとは「自分が委員長ならどんな方法で"まちを楽しむ人たちのコミュニティ"が楽しく続けていけるかな?」を自分なりのやり方でやれば良いだけ。
その方法はその人それぞれ。
そしてそれを選ぶのもメンバーの皆さんです。
私はいつもごきげんでいたいな〜と思ってる人間です。
自分が苦しくて、嫌だな・・・と思いながらやってるときっと周りにも影響が出てしまう。
逆に、自分が楽しいと周りもきっと楽しい気持ちになる。
それを信じているので、私は委員長になってもならなくてもスタンスはいつも同じ、「自分が楽しい!」と思うことをやる。無理しない。
個人的に一番大事にしてるのはそこです。
委員長になれて本当に良かったです。
学ぶことがいっぱいあって、できることがどんどん増えて、何より楽しい。
みんな、一回なってみるといいよ!と、本当に思います。笑
次はどんな人が委員長になるでしょうか?
変わっていくのもワクワクしますね。
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