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Instagramのライブ配信のやり方(長月の場合)
お店(長月)で、「Instagramのライブ配信見てます〜!」と言われることがとても多くなった。
すごい時代だなぁと単純に思う。
長月の公式Instagram
個人が動画を配信して、それをリアルタイムで見て、コメントをもらったりそれに答えたりする。リアルタイムで見れなくても、後から動画再生して見て、そしてお店に来てくれる人もいる。
小さなお店としては集客に充分な役割を果たしている。
長月での使い方はこうだ。
①習慣化のため、毎日配信、時間も決める
長月では基本は11:00、できなければ19:00に、できる限り毎日配信することにしている。
毎日同じ時間に配信することは、視聴者が習慣化しやすくなる。
見ようと時間を気にしてくれたり、毎日の楽しみにしてくれる人もいるかもしれない。時間が決まっていると自分たちもやりやすいし、結果的に視聴者のためにもなるのだ。
11:00の配信は、本来はあまり見てもらえない時間帯ではあるのだけれど、お店の都合上開店前、または閉店後しかやれないのがもどかしい。
また、商品を紹介するには昼間の明るい時間がいいため、今は11:00をベースにしている。(本当は20:00〜22:00くらいが一番見られやすいと思う)
②長すぎず、短すぎない、10分程度の配信にする。
これは音声メディアでもよく言われていることだけど、長すぎると離脱されやすく、やる側も間延びしやすいから、いつもなんとなく10分程度を目安に考えている。(といっても全然計ってないけど)
10分あれば、商品紹介は充分にできるし、ちょっとしたイベントのお知らせとか、無駄話みたいなものも入れ込む余裕がある。
延々と商品紹介してても、配信側も視聴者も誰も楽しくないから、10分といえどリズム感を持って配信したいと思っている。(できているかは謎だけど)
③楽しく、リズムが取りやすいから、基本は二人で話す。
長月では、私とスタッフのル・マンドの二人で配信することがほとんどだ。
ル・マンドはスマホ片手に自分は映らず音声だけで参加して、合いの手を入れたり誘導したりしてくれる。そして基本は私一人が画面に映り、動いたり喋ったりしながら商品紹介などをする。
ル・マンドがきちんと光が当たってるかとか、音声が届くかとか、商品が見やすいかとか、瞬時に色々判断して私に指示を送ってくれるので、本当にやりやすい。
配信は、彼女がいるから成り立っているといっても過言ではない。(あと、謎に朝からテンションが高いのもプラスポイント)
お客様にも「二人の掛け合いが面白い」と言ってもらえるので、その感想を糧に日々配信を続けている。
そう、話すのが楽しい、リズムが取りやすい相手と配信するのが一番続けやすいと思うのだ。
(うちは本当にラッキーなのだ。ル・マンドありがとう)
④練習もカンペもなし、ぶっつけ本番、加工修正もなし。
ライブ配信という特性上、加工や修正ができないから失敗できない・・・と恐れる人もいるだろう。
そのために、少しでもミスしないようカンペを作ったり、事前にシミュレーションしたり、何を話すか決めておいたりするやり方もあるだろうけれど、、、長月ではそういうのは一切しない。
それは単純に「時間がもったいない」からだ。
ライブ配信をなんのためにやるかを考えると、長月の場合は「ちょっとしたエンターテインメント」という位置付けだ。(実はちょっと意外かもしれないが、商品を買って欲しいというより、単純に楽しんで欲しいという意識が先にある)
きちんと商品紹介しようとするなら、綺麗に並べたり、商品の特性を事前に調べたり、今何を売りたいかを明確に念頭に置いてやるべきなんだろうけれど、そんなことより「ライブや動画で観れる楽しさ」を作りたいと思っている。
そうすると、事前準備の時間は無駄で、ただただその時、私とル・マンドが感じたままに話す方が、自分たちには向いていると思った。
失敗しても、噛んでも、それが味わい深く思ってもらえる優しいお客様ばかりだし、人となりもわかりやすいし、親近感を持ってもらいやすいのは「未完成感」があるからだと勝手に信じている。(勝手に良いように捉えている)
また、Instagramaのライブ配信は「ストーリーズ」というところにUPされるけれど24時間で消えてしまうという特性もポジティブに捉えている。
間違ったってどうせ消えてしまうのだ。
気楽にやるのにとても向いている。(もし残しておきたければ、保存してyoutubeにでもUPすればいいし)
サッとやって、サッと終わる。
性に合っているというのもあるかもしれない。
⑤商品紹介だけじゃなく、好きな話題を遠慮なくぶっこむ
ライブ配信では、基本的には商品紹介をしている。
洋服や帽子、アクセサリーなどファッション系のアイテム紹介は、実際に試着してみて説明したり、早着替えして何着か着てみせることもある。
雑貨類は使い方を実際にデモンストレーションして見せたり、食品やドリンク類は実際に食べたり飲んだりしながら感想を言ったりしている。
(また食べてますね!とかコメント入れられる。笑)
動きがある紹介は動画ならではだし、積極的に動作を取り入れている。
リアルタイムでみてもらえると、コメントをくれる方もいるので、そのコメントをその場で見ながら質問に答えて言ったりもする。
「その服の別の色が見たいです」とコメントされたら別の色を着て見せたり、「水筒の中の仕組みどうなってるの?」とコメントされたら実際に開けて見てもらう。
視聴者も参加できるのがライブ配信の楽しいところ。
でも商品紹介だけしていても自分たちがつまらないから、たまには全然関係ない映画の話をしたり、美味しいお店の話をしたり、最近はまってることとか出かけた場所の話を入れ込んだりして好き勝手に話している。
意外とそういう話の方が、視聴者も楽しんでくれている感覚があり、自分たちも楽しいからそうなると30分くらい余裕で長く配信してしまう。笑
そういうゆるさがいいのだ。(と、自分に言い聞かせている)
⑥自分たち自身が楽しくやる。これはエンタメだから。
もしかしたら一番大事にしているのは「自分たちが楽しんでやる。」ということかもしれない。
何故ならば、自分たちが楽しくないと絶対に続かない。
むしろ、楽しい範囲でしかやらない。仕事と思って、売上を上げるためと思ってやるのはすぐにやめてしまうと思う。結果を求め出してしまうと、やる気が削がれる。
そして、楽しさは伝染する。
自分たちが楽しく喋っていると、視聴者も(きっと)楽しい気持ちになってくれるだろう。
たった10分を、なんか面白かったな、なんか今日も観ちゃったな、みたいなノリで楽しんでもらえるのが一番だ。
ライブ配信はエンタメだ。
なんのためにやるって、やる側も見る側も双方向が楽しめるツールだからだ。
***
そんな感じで、今日も配信したし、また明日もやるだろう。
基本がゆるくて、自分たちが楽しめるベースだから、いつか飽きたり楽しくなくなったりしたらやめるかもしれない。
でもそれくらいの感覚でいいのだ。
やりたいと思ったらやってみて、違うと思ったら次の楽しいことを考える。
それくらいのフットワークの軽さで、いろんなことにチャレンジしていきたい。
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