第二回!餃子をみんなで作って食べるオンライン・ギョザリング開催
オンラインギョザリングが非常に楽しい!ということで、早速第二回目を開催した。
1回目の様子はこちら。
第二回目も、夫は同じく皮や挽肉も作るため、乾杯の2時間前の10時から開始。
全体では2時間半ほどのイベントだ。
今回、やる気の3カメ。
前回は、私の顔が映らなくて「寂しい・・・」ということで、今回はmacbookで入れてもらえた。あとは、夫の手元を写すipadと、俯瞰でキッチンを取るカメラの2つ。
挽肉から作る夫の脇に、参加者が続々と。
私は作らず、実況中継しながらTwitterでスクショを上げるだけの仕事。
「NHKの番組でこのレシピにハマった!」という、「玉ねぎを炒めていれる」餃子を作り出す人、皮なのか?何を持っているのかわからない人、なぜかコーヒーを淹れる静止画で一向に音沙汰がない人などがやってきた。
玉ねぎ入れたらハンバーグにならないのかな?
夫は挽肉を作り終えて、ニラやキャベツのみじん切りに着手。
エビを入れるぞ!と変わり種を作り出す人、みじん切りがうまくできた人、やっと静止画から解放されて料理番組の角度でカメラをセットする人、入室した途端具材がすでにできていた人、カメラとキッチンが離れていてよく見えない人、などが同時進行中。
何だか熱くなってきた・・・・!
みんなが黙々と作るので、途中で気になってきた私。
「みんな〜今何やってんの?」に、笑顔で答えてくれるみんな。
ニラやキャベツを刻む人、これから皮に包みますの人、相変わらずカメラから遠い人、餃子より先にネコを用意した人・・・・色々だ。
一番最初に包めた人は、普段から餃子作りが得意な彼女。
皮もちょっと違う種類のを使ったり、包み方も綺麗〜!
「真ん中閉じて、左右からキュッキュ」をみんなで真似するなど。
突然、「みかんゼリー入れるとジューシーになっていいらしいですよ」と、やったことがあるのかないのか、信憑性のない情報をブッ込む人。
「みかんじゃないのダメなの?」「ゼラチンが大事ってことでしょ?」「みかん味はするの?」「メロンゼリーならある!」などと、やんやいいながら、1人メロンゼリーを入れる人が出現。
おお〜できてきたできてきた。
50個作って半分は残しておくとのこと。
綺麗!
この辺りから、「包めたら一旦みんなに見せびらかす」というイベントが恒例化する。
夫はやっと皮を作り出した。
もはや包み終えた人もいるというのにこの時間差。
それはそれで面白いのだ。
突然、卵焼きをものすごくきれいに焼き上げる人。
余裕すぎるだろ。。。(そのあと味噌汁も作っていた)
みんなが、お腹がすき始め、餃子を差し置いて「卵焼きが食べたい!」と言い出す始末。
餃子のこと、思い出して!
業者のように皮を並べて、ひたすら量産体制に入る人。
のちに「業者の人」と言われる。
「みんな〜〜〜!みんなの餃子を見せて〜!」の掛け声に、包まれた餃子が集まる。
人それぞれ、それぞれの餃子をみんなで愛でる。
良い。とても良い。
みんな違ってみんな良い。(ギョザリングの時にいつもでる言葉)
こんなにたくさんの餃子が集結するなんて。
11時45分くらいのちょうど良い時間に全員が包み終えた。
素晴らしい。
前回もだけど、ちゃんとみんな仕上げてきてくれる。
ギョザリングに対する本気度がうかがえる。
「では、焼きますよ!」ということで、一斉にフライパンを加熱し始める。
それぞれのフライパン、それぞれの加熱。
続いて、「みんな〜!みんなの餃子の音、聞かせて〜〜〜!」という掛け声とともに、みんながカメラをフライパンに向ける。
水を入れる人はジュワ〜〜〜〜〜!!と、餃子を並べてる人はパチパチと、各ご家庭から餃子の良い音が聞こえてくる。
至福。
正直、餃子を作っていて一番興奮するのはこの焼いている音を聞いた時だ。
みんな、私のために音を聞かせてくれてありがとう、と、心で合掌しながら、ゆっくりと音を噛み締める。
焼けてきた〜〜〜!
すごい!
プロか!
途中、チャーハンを作る人も続出。サイドメニュー、いいなあ。
あっという間にみんなの餃子は焼き上がり、素晴らしい仕上がりに。
焼きが足りなかった人、羽がうまくできた人、片栗粉水を入れすぎてちょっとパンケーキみたいになった人、みんなそれぞれいい感じに焼けた。
焼き餃子の嵐、眼福である。
匂いがしてきそう〜!
みんなで乾杯&いただきます!
カルピス牛乳が絶対に餃子にあう!と激推ししてくる人、メロンゼリー入ってるのと入ってないのが結局分からなくなってしまう人、隠れていた旦那さんと食べる人、チャーハンや卵焼きなどと一緒に充実したランチになった人、昼からアルコールは人としてダメかもしれないとノンアルを飲む人、などなど。
今回、つけダレがバリエーション豊富で、酢醤油、酢胡椒のほか、パクチーソースや、柚子胡椒など、いろんなタレがあるのを発見。
あと、ゼリーは入ってるとやっぱりジューシーな気がする、とのこと。
今度入れてみよう!
あとはみんな「美味しい」しか言わない。笑
何だろう。
餃子を食べてるだけで、美味しいしか感情がわかない。
他に何を言っても餃子の前では非力である。
美味しい以外は意味がないのだ。
ただ黙々と「美味しい」「やっぱ美味しい」「美味しいに決まっている」などと食べる。
最高。
そしてまたも、食べ終えたらすぐ解散!
この潔さがだいじ。
あくまでこれは、「一人一人が餃子に向き合う時間」を「共有」しただけに過ぎない。
みんなでワイワイやるのが目的ではない。
餃子を作る、食べる、そしてただ横に誰かがいてくれる、その暖かさ。
ギョザリングは、ただそれだけのシンプルな行為だ。
正面を向いていなくていい。
喋らなくたっていい。
たまに餃子を作ってる姿が見えて、たまに声を掛け合うくらいでいい。
自分の餃子と向き合う時間が、ただただ共有できればいい。
その、それぞれのご家庭の個性ある餃子、そして参加の圧倒的自由さが、ギョザリングの良いところ。
きっとまたやろう。