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海を知らないわたしの、海の旅


三重県鳥羽市

「海の博物館」へ


矢田勝美さんの展示

「船霊といのり」を見に。


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黒い木の壁に重厚な赤い扉が印象的な建物。

こちらは内藤廣さんの設計。

建物を見るだけでも価値がある。

すごくすごーく、美しい。

静寂に包まれる。


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いくつか展示室があり、海女や漁、船の歴史などが学べる。

重要文化財としての船の収蔵庫は圧巻。


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お目当ての矢田勝美さんの展示は、海への畏怖や憧れをひっくるめたような壮大な作品たちだった。


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「船底一枚下は地獄」


海を知らない街で育ったわたしには、実感が薄かった海の恐ろしさ。

だけど今回、船の展示や漁の歴史を知ることで少しだけ身近に感じられた。

恐ろしさと同時に、美しさに憧れ、たくさんのものを生み出す豊さに感謝し、大切に思う気持ちも芽生えた。


海のそばで生まれ育ったら、どんな生き方になっただろうな。


ふと、そんなことを思う時間。

漁の厳しさや尊さとは裏腹に、緩やかで穏やかな時間を過ごして満足。

秋の風が吹き抜けて、夕陽がキラキラと眩しく降り注ぐ、心地よい時間をありがとう。


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またいつか、牡蠣とかサザエとか獲れる季節に行こう。


(このサイトの賑やかな雰囲気と、実際の海の博物館の美しいストイックさの乖離がすごい・・・)


矢田勝美さんの展示は10月11日まで。

もうすぐ終わっちゃう!

いこう!



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