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【勉強会情報】ウィメンズヘルス分野で働くにはどの勉強会に行くといい?

【編集】2023.2.24
「日本ウィメンズヘルスメンズヘルス理学療法研究会」の情報を載せました

理学療法士さんで、女性の健康や女性のケアに関わりたいと
勉強している方は結構たくさんいらっしゃいます。

最近、各地で勉強会やセミナーもたくさん開催されていて
確かにどれに参加したらいいのか
わからなくなってしまう方もみえますよね...

■誰の役に立ちたいのか?

これはまず最初に自分で確認しておくのがおすすめです。
どんな風に働きたいのか?
誰の役に立ちたいと思っているのか?
そのために何が必要なのか?

ー ウィメンズヘルスの勉強にも種類がある

●女性の健康全般(思春期〜老年期、ホルモンなど)
●産前産後(解剖生理学・運動学など)
●女性特有疾患(乳がんなど)
●泌尿器・骨盤底筋関連(失禁・骨盤内臓器脱)
●評価
●治療技術
●エクササイズやADL指導

ウィメンズヘルスと言う言葉自体が広いので
どこに関わりたいと考えているのかによって
勉強する分野もちょっと違ったりしますし
最初に自分と向き合ってみるのも一つかなと思います。

■まずどの勉強会に行けば・・・?

「まず何から行けばいいですか?」ともよく聞かれるのですが
基本的にはどこからでもいいのではと思っていて。
知識はちゃんと臨床で還元していくことで自分のものになるから、一つ一つ吸収していけたらどこからでも大丈夫だと思ってます。

中でも個人的にお勧めしたいのは、
2023年2月現在ではPT協会内のコンテンツかと思います。

研修としては大きく2種類。
●産前産後理学療法
●骨盤底理学療法

【学べること】
●骨盤周辺や骨盤底など、この分野特有の解剖学
●産前産後の生理学
●エビデンス
●レッドフラッグ
●評価・アプローチ・指導などの実技

研修そのものが3段階に分かれていて
レベルⅠから順に受けていくシステム
になっているので
学校の授業のように基礎から全般的に学んでいけるようになっています。

講師陣が日本のウィメンズヘルスを代表とする
すごい方達ばかりなので
むしろここで勉強しないのはもったいない気さえします。

基本的なことは全部網羅できますし、
大切なことが凝縮されているので
本当に産婦人科などで今後「理学療法士」として
関わりたいと考えている方は必須かも...

■ウィメンズヘルスの視点をもつ

今勉強しても、いざ臨床で今すぐは使えないし...
って言う意見も時々聞くんですけど、

ウィメンズヘルスの知識って、
別に産前産後の人だけに使うものじゃなくて、
世の中の「女性」が対象であれば使えたりもするんですよ。


例えば80代「骨粗鬆症・圧迫骨折」の女性の患者さんが目の前にいたら...

●出産経験の有無
●その当時に体にあった症状(尿もれとか腰痛とか)
●若い頃の生理の様子

なども今の私なら聞くと思うんです。

評価に対して一つ視点を増やすと言う意味で
勉強してもらうと、
わかりやすく入りやすいかなと思ったりします。

臨床の中で少しずつ活かしていくと
どんどん自分のものになるので
私も日々学んではアップデートし続けています。
一緒に頑張りましょーー!

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近藤カナ@産科の理学療法士
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