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【入社エントリー】海外在住フリーランスが会社員に戻る話

こんにちは、下村 香菜子(Shimomura Kanako)です。約2年間、フリーランスデザイナーとして海外に住みながら働いてきましたが、8月1日よりユニ・チャーム株式会社にデザインPdMとして入社しました。

私にとっても大きな変化であり、これからフリーランスを目指す方や、私のようにフリーランスから会社員に戻ろうと考えている方の参考になればと思い、この入社エントリーを記録として残すことにしました。


自己紹介

自己紹介に関しては、以前noteに記載しているのでこちらの記事を見ていただけたらと思います。

転職を考えたきっかけ

①視野を広げるから、キャリアを上げるへと移行しようと考えたこと

自己紹介の記事でも触れていますが、フリーランスになった理由のひとつに、関わるサービスの幅を広げたいという思いがありました。幸いなことに、医療・教育・AIといった多様なサービスに関わることができ、特にフリーランスでなければ、この2年間という短期間でこれほど多様な分野に関わることは難しかったと感じています。

一方で、フリーランスとしてキャリアを上に伸ばすのは非常に難しいと感じています。なぜなら、基本的には業務委託の形であり、あらかじめ決められた範囲内での作業が中心となるからです。また、管理職やチームを持つことも難しいため、どうしても“1人でできること”に限られてしまいます。

その結果、次のステップとしてキャリアをさらに発展させるために、会社員に戻ることを決意しました。

②組織に属する方が自分に向いていると感じたこと

これは個人的な好みかもしれませんが、フリーランスになったことで、仕事に対するやりがいの解像度が高くなりました。まず、"責任のあるポジション"にやりがいを感じるという点です。リクルート時代は、リーダーやPdMの役割が正直あまり好きではありませんでした(笑)。しかし、フリーランスとして働き、仕事の成果や内容を振り返ると、チームや組織で何かを成し遂げることの方が楽しかったと気づきました。

次に、"学びのある環境"を好むという点です。フリーランスでは個人の能力に依存することが多く、新たなナレッジや知見を吸収する機会が非常に少ないです。しかし、組織に属することで、他の人のアイデアや進め方、整理術などを自然に学ぶことができ、アウトプットの機会も多く得られます。そのため、新しいことに興味を持ち続ける私のようなタイプには、組織で働くことが向いていると感じています。

③フリーランスはいつでも戻れると感じたこと

幸いなことに、さまざまな会社の方々と仕事をする機会に恵まれ、良好な関係を築くことができました。また、企業だけでなく、デザイン会社や開発会社とのコネクションもでき、紹介もできるようになりました。今後、再びフリーランスとして働くかどうかはわかりませんが、その基盤は整えられたと感じています。

ユニ・チャームに惹かれた理由

①社会貢献、特に女性への貢献をしたいと感じたこと

私は、多くの人が喜んでくれることに対して単純にやりがいを感じます。また、その喜ぶ姿が具体的にイメージできるほど、体験設計を行う際に考えやすくなると感じています。正直、これまでITの世界で長く働いてきましたが、周りの同僚や上司は男性が多い環境がほとんどでした。その中で、働きすぎて生理不順に悩み、入院した同僚もいました。ユニ・チャームの面談でさまざまなお話を伺い、生理やホルモンに関する知識があれば、"女性が諦めなくても良いこと"がもっと増やせるのだと実感しました。ユニ・チャームを通じて、もっと多くの女性が活躍できる社会を作りたいと素直に感じたのが、私が惹かれた理由のひとつです。

②商品を含めた体験設計に興味を持ったこと

ユニ・チャームは、皆さんもご存じの通り、ソフィやはだおもいなどのフェミニンケア商品を展開しています。私はこれまで、体験設計やUIデザイナーとして働いてきましたが、実際の商品と連携したサービス設計に携わった経験はありません。アプリの設計では、使われるシーンが重要ですが、操作自体はスマートフォン内に閉じられています。しかし、物理的な商品があることで、ユーザーの体験シーンが大きく広がり、より生活に密着した存在を作り出すことができるかもしれません。この点において、デザイナーとしてとてもワクワクしています。

③働くメンバーや環境に惹かれたこと

今回、面談やメンバーとの顔合わせを含め、3〜4回ほど面談の機会をいただきました。話してみて感じたのは、全員が非常に気さくで話しやすく、柔軟な考え方を持った方々ばかりだということです。特に、役員の方々とお話しした際、上層部の方々もこんなに柔軟でポジティブなのかと驚かされました。正直、企業イメージが堅い印象だったため、入社に対して不安を感じていた部分もありましたが、実際に面談を重ねていく中で、その不安が払拭され、入社を決意する大きな要因となりました。

最後に

私は今まで作ることに全力投球してきました。これからはチームを作ること、組織を作ること、今までより1つ大きなことにチャレンジしたいと考えています。
これからこのnoteに書く内容は少し変わっていくと思いますが引き続き読んでいただけたら嬉しいです。

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