どん底結婚生活からの生還…!その秘密は、家計簿!
離婚ライフプランナーのkanaです。いつもありがとうございます。
私は、2022年春に、海を超えた昼逃げの後、めでたく離婚しました。
昼逃げと引越しに総額200万円ものお金を使いました!
10数万円しか無い給与からそのお金を貯められた要因は家計簿なのですが、
「書けばすぐ貯まる」わけではもちろんありません。
段階を踏んで、徐々に家計を整理し、そして貯め始めたからこそしっかりと蓄えることができたのです。
9年間もの結婚生活は、一言でいうと「地獄」。
私はこの地獄の状況故にコツコツと時間をかけて実現するのみでしたが、
「私はまだ少しマシなのかも?」と感じられる方ならももう少しスムーズに貯蓄ができるかもしれません。そして、これからのシンママ生活に不安を抱いている方も今から準備できることに気づけるかもしれません。
ただの不幸自慢ではなく、ご自分の状況と照らし合わせながら、今のあなたに何ができるかを見つけるヒントにしていただけたら嬉しいです。
結婚生活は「地獄」。唯一の心の支えは仕事。
結婚してわずか1ヶ月で離婚を言い渡される
第一子妊娠中の私はマタハラで会社をクビに
暴言・暴力に耐えかね私は実家へ、その間夫は不倫三昧
不倫とともに莫大な借金発覚、夫の謝罪により再構築を選択
毎月借金を返済しながら残りで生活するも飲み会代に持ち出される
再就職、半年後に認可保育所入所とともに私も契約社員へ
生活費は夫が管理、家賃や光熱費を滞納
第二子妊娠判明直後、夫は突然仕事を辞め、訓練校へ
私の弟に莫大な借金をしていることが発覚
育休中は夫の実家に間借り
夫の給与は義母が管理
子どもにかかる費用を請求するも却下、児童手当まで義母に取られそうになる
私の分の家賃は払われていないと義母に言われる
義弟が私にブチギレ
耐えられず残りの育休期間は実家へ
育休復帰とともに自分で契約した部屋へ移り住む
貯蓄を開始し、貯まったお金で車のローンを終わらせる
夫からの生活費が一切支払われなくなる
再び貯めたお金で昼逃げを計画開始!
箇条書きにするとなかなか多いですね…。
『なぜそんな人と結婚したの?』
『なぜもっと早く離婚しなかったの?』などと世間からは言われそうですが、
結婚する前はめちゃくちゃ尽くしてくれる優男だったんだよ!
義家族もこんなに糞だとは思えなかったんだよ!
そして結婚してしまった以上は我慢せよという考えの人が多い環境だと、
自分がおかしいのか、我慢すべきなのかと思ってしまう…。
これを読んでくれている方には理解していただける部分はあると思います。
モラハラ夫は結婚してからその本性を出すんですよ…。
でね、そんな生活だったので、結婚1年目からとにかく
お金がなかった。
妊娠中に会社をクビになってしまった私は出産手当も育児休業給付金もなく、夫の給与だけが頼りなのに、夫は少ない生活費から飲み会代を先に持っていってしまう…。再就職をしようにも、0歳の子どもを預かってくれる施設は距離もある上に月謝はなんとひと月5万円!でも働かないと来年度の認可への入所もできないため、給与を全て保育料と交通費につぎ込む覚悟で、アルバイトから再就職をしました。
ちなみに私が働くことは、夫は賛成していました。(まぁ自分1人で養うことは無理だから働いてもらうと早々に言っていた)「子どもがいるのだから、時間に融通のきくコンビニや個人商店で働くべきだ」と夫や義家族にさえも言われていました。ただどんな職種で働くにしても給与水準は変わらず…、「だったら、自分の好きな仕事に復帰したい!」という思いを貫いて仕事を選びました。それが、ウェディングコーディネーターという仕事だったのです。
家計簿の開始と、間借り期間のSNSでの励まし
育休を機に、家計簿開始!
そんな生活の中、ある意味で転機となったのが、2017年。第二子出産後の育休中。前の年に相談も無しに夫は仕事を辞めており、私は育休のおかげで時間だけはあったため、このお金がない状況をどうにかしなきゃ!と家計簿をスタートしたのでした。それまでは正直、書き方も分からず、書く意味も見出せず、そもそもお金がない…で家計簿は何度も挫折していた私でしたが、書店で「手書き家計簿」の本に目を奪われ、これなら書けるかもしれない…!!と購入。
当時SNS上で流行っていたこの手書き家計簿は、SNS上でもたくさんの方が真似をして投稿していました。とはいえ人の家計簿を見るのは、心苦しいものです。だって、我が家にはまともな収入がまず無いのだから。
「今月のお給料、〇〇万円でした♩」
「働いてくれた夫に感謝♡」
そんな投稿の数々を見ながら、ポイントを漁りながら生活をしている私は「収入はなくとも、支出だけでも書こう。ポーズでもいいから書こう。育休を明けるまでの辛抱だ!」ととにかく書き続けていました。
私のモチベーションを保っていたのは、産休前に登用試験に合格し正社員になることが決まっていた仕事。日々、復帰だけを考えていました。
義実家間借りは針の筵
夫が家賃を長らく滞納していたために、私たちは義実家に移り住むことに。育休中の私は従うしか選択肢はありませんでした。夫の給与は義母が管理し、家賃として30,000円を私たち大人2人分支払うようにとのこと。長男の夫はいつか実家を自分が相続すると考えていたようですが、後からわかったのはこの家は次男(義弟)が継ぐということ。私たちは完全に居候。
「あなたから家賃を貰っていない」
「(子どもにかかる保育料やおむつ、食事などの費用として40,000円請求するも)あなたにこんなに渡せない」
「保育料には児童手当を使うべき!何に使っているの、児童手当も私が管理する!」
「子どもの貯金なんて、(夫の借金があるのに)今はするべきじゃない」
お金に関しては、夫や義家族との価値観が全く合わず、どうにか子どもの費用として貰えることになった40,000円から自分たちの食費も賄わなくてはならなくなりました。児童手当を学資用の保険に充てていることも、私が勝手にやっていることだと非難され、私の考え方がおかしい、夫への愛情がないなどと義家族全員から叱責される日々。食費をどうやって捻出するかだけを考え、不用品を売ったりポイント収集に勤しみ、できるだけキッチンに居なくて済むように作り置きをしたりして過ごしました。
そしてそんな中、支えになったのは当時家計簿を投稿していたアカウントのフォロワーさんでした。私の投稿する行き場のない思いや日々の出来事に心を痛め、「kanaちゃんは間違ってないよ!」と励ましてくれるのでした。私にとって、高給取りの夫がいてマイホームに住んでいるフォロワーさんは羨ましい存在でもあり、目標だったのです。
その後、育休終了まで耐えきれずに実家へ身を寄せていた期間も、仕事復帰をしてからも、自分名義の賃貸を借りて義実家を脱出してからも、家計簿はずっと続けていました。仕事という心の支えがあったからでもありますが、次第にその家計簿を通じて、いつから家計状況が落ち着くのかが見え、どうしたら月々の支払額を抑えることができるのかを考え、浮いた分を少しずつでも貯蓄に回すことができました。仕事では正社員になったこともあり、インセンティブ制度開始の申し入れや新規プロジェクトに携わることも出てきました。
貯まったお金を車のローンの返済に充て、再び貯蓄を開始…。そうして、時間をかけながら昼逃げを決意できるほどの貯蓄を達成しました。
マイホームを買えるほどではないにしろ、「まとまったお金がある」=自分の選択肢を持てるということです。私たちはこれまでの人生の中で、無意識にお金の有る無しに左右されて生きてきましたよね。「うちはお金がないから公立を受験する…」なんて考えたことがある方もいるはず。お金がある!と思っていたら、可能性にあふれていたはずです。今、あなたのお金の有る無しは、全ての選択や判断は、誰が握っているのでしょうか。夫さんですか?私は、100%自分で握りたいです。
自分の思いを確かなものにするためにも、書くという行動は必要で、現状を把握することで判断力が身につき、予測することで危機管理が身につき、記録することで次の行動に活かすことができる。それらがのちに、離婚という未知の世界への不安をも払拭してくれる。それが、家計簿の持つ力です!そしてその力をどう活かすかは、使う人次第。私が家計簿でどん底生活から生還できたように、あなたも家計簿で、見えなかった人生が見えるかも。