記憶に残る恋の話 :0
noteで色んな方の恋のお話を読むようになって
等身大の内容と表現に、昔友達の恋バナを聞いてた時みたいな切ない乙女心を思い出します。
これまでひとつの恋が終われば、よほどのきっかけが無ければ振り返る事もなく
恋愛の苦楽や喜怒哀楽も一段落して今に至り次のフェーズで奔走していると、なおさら終わった過去を思い出す事もなく忘れていくけど
人生で恋愛に至る縁や経験はとても限られていて
決断したり、終わりが来る分特別で
そんな恋をしたなぁ。と、いつか実家で文集をめくるかの如く思い出せたらいいかもしれない、と思いたち
たまに残そうと思います。
いつかの自分と、この人生でひと時の特別な縁を持てた人達へのメッセージ、として。
恋愛未満のエピソード0から↓
初恋(片思い)
15歳、高校に入ったばかりの時
違う中学出身の2つ上のY先輩に、人生初の片思いをした。
DragonAshの降谷建志似(当時・私比)で独特の空気感がドストライクだったのもあるけど
母子家庭で、お母さんはスナックを経営して奨学金で高校に通ってて
自分も父子家庭なのもあり自然と周りは同じ様な環境の子が多かった中でも、『高校卒業したら親を楽させる』と穏やかに断言する姿に、会ったその日に一目ぼれして大好きになった。
イケイケかと見せかけてシャイで奥手で
焼肉屋の裏方で沢山バイトしてて
いつも自作の大きなオカカおにぎりを鞄にいれていて
皆の住む長崎市駅から1時間以上かかる田舎の私のために、毎回一緒に電車を待ちながら夢の話をしてくれた。
知らない洋楽を沢山教えてくれた。
同じ高校生なのにめちゃくちゃ大人びて見えて、10代の私の男性への理想は全てY先輩に凝縮されていたように思う。
結局、アプローチする度胸もなく先輩は高校卒業と共に地元で就職し、多忙だった為それ以降会う事もなくいつの間にか淡い片思いは終わったけど
最後に譲ってくれたCDは高校卒業するまで飽きることなく聴いていた。
初彼氏
これは別に記録に残すほどのことでは無いけど一応「初」なので手短に書いておく
16歳の夏休み、少し離れた県内の高校の同級生に告白され、初めての彼氏ができた。
「色白で目が大きい所が好きだ」と初めて異性に容姿を全肯定されて浮ついた。
ファーストキスもその人だったけど
好きというより好奇心が勝ってたせいか
彼が兄の大人の漫画に影響受けすぎてて結構引いた記憶しかない。
新学期が始まり、呆気なく同じ高校の後輩に告白されたから付き合うと言われ、終わった。
残りの高校生活では、それ以降ほぼ異性に興味を失い
一日中音楽や絵を描いて大人になる事に夢を馳せて過ごした。
顔は覚えていない。
2024.7.25 夜