共働き家庭で育った25歳の私が、今お母さんに伝えたいこと
この前、ちょうど実家に帰った時、お母さんと外でお酒を飲みながら、私が小さかった時の話になった。
私が生まれた1995年、お母さんは30歳で、働いていて。だから、私を1歳になるかならないかのくらいで保育園に預けなくてはいけなかった。
「保育園でバイバイするたびに、火が付いたように泣くから、毎回胸が引き裂かれるような気持ちになった」とお母さんは言った。「こんなに泣いているわが子を残してまで、私は仕事をしたいのだろうか、と何度も疑問に思った。」
あの時代は共働きでがっつり働く女性が少なくて、周りのお母さんとか、学童の先生にお母さんが働いていることに対して、心無い言葉や態度を投げてくる人たちもいた。(私も子供ながらに覚えている)
そんな中で、お母さんは私と妹をフルタイムで働きながら育てた。
そんなお母さんを見ていたから、私は当たり前のように、将来はバリバリ働いて、キャリアを積んで一生働きたいなあと思うようになった。
今、私は25歳、社会人3年目になった。普通に大学に行って、人より少し海外と英語が好きな以外は、全然問題なく育った。(と思っている(笑))
今、仕事で何か困った時・悩んだとき、お母さんに相談をする。
お母さんが仕事についてキラキラした目をして話すのを聞く。(たまに上司の愚痴)
もがきながらも、自分はどう生きるべきか、何を達成したいのかを考えるお母さんを横目で見て、私は自分の人生のことを何より深く考えるきっかけになった。
だから、私がお母さんに言いたいのは、これ。
「いつも自分の足で立って進むことの尊さを見せてくれてありがとう。仕事で自己実現することの価値を見せてくれてありがとう。
もしかしたら、本当は寂しかった自分を、人と違う環境で育った自分を、肯定したいからこういってるように聞こえるかもしれない。でも、私はお母さんが働いていてくれて心底よかったって思うよ。」
普段は恥ずかしくて言えないけどね(笑)
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