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【note再開】 産むこと、働くこと、生きること。

久しぶりのnoteの更新。気づけば母になり、いまは生後2ヶ月の子を育てる母として生きていて、ホテル支配人としてのお仕事は2024年10月から育休をもらっています。

去年10月、Staple社から派生したStaple People's CO-OP(運営の価値を高め、その場で働く人々がより輝ける未来をつくる活動体)を立ち上げ活動していましたが、親会社Staple内で現メンバーが想いを引き継いでくれることになり、現在はその叶えたい未来を実現させようと模索してくれています。もう頭があがらないし、日本橋と瀬戸田に頭を向けて寝られない今日です。

この記事を書いて1年後、まさか自分が男の子を出産しているだなんて思いもせず、「もっとホテル運営の未来を良くしていきたい!」と鼻息荒く勇んでいましたが、まさかまさかの妊娠、結婚、出産、そして育児…。
子を産んで2ヶ月が経ってやっと、「母となった新カナコ(ゴジラ🦖?)」を自分の中で咀嚼できるようになり、『現代社会⇄母』の狭間で感じることを綴り記録することはきっといつかの私へのメッセージとなるし、いま20代でホテルキャリアを歩み未来を模索している若者たちに何かのヒントを与えるかもしれないなという思いが日々膨らみ、いつかの私と、いつかの誰かのために等身大で綴るnoteを更新することにしました。

とはいえタイムアタックのように駆け回る&寝不足の日々の中でどこまでできるかは未知数。見守ってください…!


妊娠発覚を受けて感じた、正直な気持ち。

子がお腹に宿っていると分かったのは2024年2月下旬か3月上旬(もう曖昧w)のこと。Staple People's CO-OPを立ち上げ、支配人であるK5もこの先1年で様々な挑戦が待ち受けていると分かっている中での発覚で、かなり戸惑ったのを覚えています。

32歳ぐらいから面白いほど日に日に仕事が面白くなり、責任も増え、多くの人々との関わりの中で自分がハンドルを握らせてもらう機会も多く、結婚も妊娠もこのピークが終わってから、と、”今じゃない”を永遠に更新し続けていました。
もちろん今回も、「今が一番面白いとき!」と、仕事のワクワクはアップデートし続けていたので、その運転していた自家用車を自ら飛び降りるなんぞ絶対しないぞと思っていた矢先の出来事。今思えば、ここから先どんなタイミングだって仕事の面白さは更新され続けていただろうし、一生、「いまが一番面白いから今は無理〜!」と言っていただろうなと思うと(笑)、「今この瞬間」がベストタイミングだったんだ、神様の思し召しだったんだと思えています。

人生が大きく変化する出来事がこの先待っているとは思いもせずDJ(するフリ)をする2024年2月のK5 4周年イベントでの私。


仕事を休むことの葛藤と恐怖

支配人を務めさせてもらっているK5も、運営母体を司り血脈となっていくれているStapleも、おもしろいほどスピーディーに形を変え挑戦を続け進化していて、一度乗っているこの良い波🏄‍♀️を降りたらもう同じ波には同じ仲間と乗れないような、そんな恐怖がありました。もちろん自ら「これをやってみたい!」と始めたプロジェクトや事業も多くあって、それを誰かにいきなり託すなんていうのも無責任な気がして、”申し訳ない”という気持ちでいっぱいで。だから、妊娠の事実を自身で認めるのも、誰かに伝えるのにも葛藤と恐怖でいっぱいでした。

今思えば、35歳での妊娠だったので、安定期の週数に入るまでどこまで誰に伝えていいのだろうとつわりでどんどん体調が悪くなる中で模索していたことも辛かった。

子を産むというビッグイベントはもちろんハッピーな出来事だったのですが、35年間一人称として生き、仕事を自らのアイデンティティと捉え生きてきた私が、いきなり腹の子を含め二人称となったとき、何を語り、誰に伝えればいいのかということが分からなくなり、仕事と繊細なプライベートがごちゃまぜになってしまった感覚を咀嚼できず、言葉にすることで日々を自己承認していた私はそれができず、悶々と産休までを送りました。

妊娠12週を過ぎ、両親にそれを伝えに行った日に寄って見たネモフィラの丘。

オペレーションに入れないことの寂しさと、それを通して知れた自己の輪郭

母体第一になり、つわりが始まり、みるみる身体が思うようにいかなくなり、現場に入れなくなってしまったことも寂しかった。重いスーツケースを運ぶみんなを横目に、「ああ、私は何の役に立てているのだろうか」と思ってしまっていました。
辛かったのは、”現場に入れないなら、今まで語ってきた現場視点での想いを発露する権利はないな”と思ってしまったし、語りたい言葉を失ってしまったこと。

やっぱり私は、空中から現場を見て誰かの思いを代弁するのではなく、一緒に大地を走り、彼らの言葉を自分の言葉に憑依させて、リアルを翻訳させて伝える拡声器の役割がしたいんだと気づいた8ヶ月でもありました

それが気づけたことは、私にとってとても大きな出来事で、何を大事に何を伝えていきたいか、という輪郭がハッキリしたことはギフトだったなあと感じています。

これからしてみたいこと🤱

とはいえ、母となったときに日々現場で働くことがどこまで現実的なんだろうというのは未知数。今までこの経験をしてきた同性ホテルオペレーターの方々に話を聞いてみたいし、私にできることの角度を高めるための深掘りや学びも取り入れていきたい。できることを少しずつ、第二章に向けた動きにも着手していけたらなあと思っています。

その変遷を、このnoteで伝えていけたら嬉しい。

・妊娠〜出産、育児までと、母になった日々の中で感じる思い
・ホテル運営の未来を輝かせたい、現場に立ち続けたいと思う意思と母親であることを大切にしたいことへの葛藤
・育休中に感じる焦りや日々の気づきや、キャリアを見つめ直すことへの思いの変遷

などを、等身大で語りたいなと思っています。
そのほか、ホテルオペレーターの皆さんとも改めてお話しする機会を増やしたいし、ホテルについて学び直す期間にもできたらいいな。話したい、こんなことやってみたら?があれば、ぜひお声がけもらえたら嬉しいです。

Threadsも始めています。「この感情は生モノだ!」と思ったもので、パソコンを開かずとも&子を片手に抱っこしながら発露できる場として始めました。よければぜひ飛んでみてください。

気づけば2025年がスタート(この記事を書き足していくのに半月かかりました笑)。これを読んでくれたみなさんの1年が素晴らしいものになることを祈っています。

それではまた!

Kanako Watanabe

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