【第2回】出世する企業人のための正しい努力10選
次回に引き続いて、出世について考えていきたいと思います。
出世しなかった、できなかった場合を考える。
出世の定義を明らかにしていませんでしたが、ここで言う出世とは「会社の中で管理職含めポジションを上げていく」事です。
その先には、権限の拡大と責任の増大はセットで考えなければなりません。もちろん収入や待遇もそれにつれて増加するという事です。
とすれば、企業人として出世(昇進)できなかった場合起きる事象とは、
①権限が広がらない。
②誰か(年下、自分が苦手だと思う人含む)に、権限を含めたポジションがいく。
③給与形態は、多くの会社が年功序列ではなく、そのポジションに準じた形態になっているため、昇給カーブがかなり緩やかになってしまい、伸び幅が短くなってしまう。
④自分のキャリア形成に展望が見られなくなってしまう。
などが挙げられます。
自分の勤務先で一生を全うできるか考える
あなたが、自分の勤務先で人生を全うできるかを考えたときに、「いつかは自分は…」と考え、今日も残業代を稼ぐようなことはしていないでしょうか。
もし、自分が企業人として生きていくためには、それなりのアピールも考える必要があります。そしてそのアピールは必ずしも報われるかどうかはわかりません。
しかし、何か目の見える形で残すことができれば、アピール材料にもなりますし、何より自分自身の自信にも繋がり、自己肯定感もアップします。
第二回目:仕事に必要な資格を取る。
それらを踏まえて、努力という観点から、言いますと仕事に関係する資格取得を目指すということを提案します。
「資格を取るなんて、何度も考えたよ。」「既に資格もっている。」という方もいらっしゃるかと思います。
もう一度考えてみましょう。
資格を取ることで、得られるメリットは3つあります。
①仕事に対するプロ意識を見せる事ができる。
②目標設定ができる。
③昇進の際の判断材料としてもらえる。
その他にも、万一会社を辞めざるを得なくなった時も、再就職の際にアピールポイントとする打算もできます。
①から話しますと、資格を取得することで上司や周りに、プライベートでも仕事のスキルを上げようと努力しているということを、証明できます。
また、目に見える形でアピールする事ができますので、信用度合いが格段に違います。
②目標設定は、漫然と仕事に関するスキルを上げようとしても、結局終着点を自分で決めて自己満足するしかないため、妥協や中途半端な成果に終わってしまう事もあります。
プロとしてのスキルを身につけようとするならば、そのゴールもプロフェッショナルとして足るに相応しいゴールにしなければいけません。
そのゴール設定が容易かつ明確・確実というメリットもあります。
③昇進させるかどうかは、経営陣にとって大きな決断です。
人間性ももちろんですが、同様の俎上に何人もの人がいる場合、スキルが高い人を選ぶようになる可能性が高いです。
まとめ
資格を取るということは、もしかしたらバッヂを得る事程度で終わってしまうかもしれません。
もしかしたら、上司は見ない可能性もあります。
しかし、折に触れて判断材料としてくれる人も多いのも事実です。
何より、自分自身が確固たる自信を持つ事ができるというのも魅力の一つかもしれません。