ドバイのテーマパークで働いてみた。Ⅱ
ダンサーKanakelです。つづき。
さてはて。人生初ドバイ、なんといっても、暑い。
9月頃、外は40度!溶ける。
とりあえず最初の説明会は2日後らしいので、街をうろうろすることに。
世界一高いビル!ブルジュハリファ!!
世界一でかいモール!中には水族館!スキー場!
そしてムスリムの人々がお祈りを捧げるプレイヤールーム(Prayer room)がいたるところに。
すげーな、ドバイ。
しかしすでにいろんな国を旅してきた私は特に感動もなく、平常心。笑
結局ね、世界どこ行っても同じよ。
とオーストラリアに行ったときにはすでに達観の域にきてたので。笑
テーマパークといえどもそこは会社。数日間は説明会の日々。書類にサインしたり身体検査したり。心配っだった英語・・・まさかのアラブ人の訛ったアクセント、聞き取れない!w
なんとか周りにサポートしてもらいながら、細かい条約も理解していった。
とにかくこの会社、どでかい。パーク自体もすごいスケールで、国をあげてサポートしてる。
そして世界中からいろんな人が働きに来てる。
主に4つのテーマパークが隣接してて、私が働くハリウッド映画テーマパークのパフォーマーだけでも、100人くらい。
しかしいわゆる私たちみたいな顔、中国、韓国、日本っぽい人、いない。
アジアからはインド人とフィリピン人。あとはヨーロッパからアメリカからアフリカからありとあらゆる人種の人々。
宗教も、イスラム教ヒンドゥー教キリスト教、その上ビーガン、ベジタリアンなど・・
世界をこの会社1つにまとめたみたい。Its a small worldの世界だった。
みんなの前での自己紹介、試しに、ジャパニーズマッサージ受けたい人は声かけてね♪と行ってみたら、案の定反応が結構あった。
どこ行っても感じる、ジャパンというブランド。私は自分が日本人であることを誇りに思ってる。もちろんいいことばっかじゃないけど。
食事がこれまた私にとってはきつかった。
もちろんイスラムなので豚禁止。アルコール禁止。
ごはんぱっさぱさ。アラブ半分インド半分で辛すぎて無理。
毎日同じ野菜に同じパスタとパン食べてた。
しかも、ごはんすべて支給されるはずが、リハがないときは自分で用意しなくちゃならない。
よくあったパターンは朝昼支給の夜は自分。
契約書にはすべて支給って書いてあったのに。
そしてWi-Fiもなし。洗濯機もなし。寮に住むはずが完成してないからという理由でホテル暮らし。
しかも他のパフォーマーはみんな1人部屋なのに私はインド人とシェア。
まったくプライベートなし。しかもこの子がまた、ちょー汚い。
なんだか契約書と違うことがありすぎて、色々不安。
でも、とにかくポジティブに色々吸収して、学んで、ここで、認めてもらう。それが目標。
そんな感じで、リハがスタートした。
パフォーマーは、白人が3分の2くらい。
プロデューサーやディレクターはじめ、ディズニーやユニバーサルスタジオ、豪華客船で働いてきたプロのパフォーマーがたくさん。
東京ディズニーでピーターパンやアラジンだった子もいて、もうあまりのイケメンぶりに、ゲイだってのにあやうく惚れそうにw
私の役は、ダンサーと身長が低いためマスコットキャラ。そしてキャラの御付き人。
7役くらい覚えることがある・・・これも聞いてなかったw
朝からスタジオに向かい、元東京ディズニーの王子だったディレクターから、指示されるレッスン。
これまた あれ?なことの連続・・・
つづく。
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