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うさぎとかめを追い抜くイノシシになりたくて
他者からどう思われているかがとても気になり、他者より少しでも勝っていたい、そしてまるで「うさぎとかめ」のうさぎのように、優越感に浸っていたい。
いつからか大人になるにつれて、無意識のうちにそんな癖がわたしの中に根付いていた。
2022年からコーチングセッションを受けるようになり、何度もこのテーマとは向き合ってきたのだが、丸2年経つ今もここはまだ乗り越えられていない。
つまりこれは、相当根強い価値観なのだろう。
ほんとうは自分のことに集中したい。自分だけを見ていたい。(いい意味で)他者に興味のない状態になりたい。
世界にわたししかいなくて、わたしがすべてを創造しているんだっていう気持ちで立ち向かって行きたい。
この文章を書いてみて、強い気持ちが生まれたような気がしている。これぞ「イノシシモード」って感じ。
イノシシモードというのは、直感的に「これは楽しくなること間違いない!」と信じて疑わない状態、もしくはあがくのを諦めて体の力がフッと抜けて自分を取り戻した状態のこと。
イノシシモードを召喚しようと思えば思うほど、土を掘って掘ってもぐって出てこなくなる。だから、召喚しようと思ってはいけない。召喚方法を探してはいけない。イノシシモードの扱い方でわかっているのは唯一これだけ。
探そうとすると遠ざかってしまう。今まで方法を探そうとずっとがんばっていたけど、きっと探してはいけないものなんだ。
うさぎとかめがレースをしている最中、イノシシはスタート地点で踏みとどまって「今じゃないいいい!」と言いながら力を貯めて様子を伺っています。
レースが終盤に差しかかった頃にようやく貯めていた力を解き放って勢いよく駆け出していき、あっという間にうさぎとかめを追い越して、ゴールにたどり着きます。
イノシシはうさぎとかめを負かしたかったわけではありません。イノシシは自分のタイミングで自分のために自分のゴールにたどり着きたかったのです。
わたしはそんなイノシシになりたい。
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