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フツーの会社員が社外のコミュニティに所属してみた話

フツーの会社員だった私が、ここ3年で複数の社外コミュニティに所属する事になった。なぜそうなったのか?コミュニティへの入り方、入ってみてからの変化について書き記していく。

普通の会社員が社外のコミュニティに入る「入口」

私が現在所属しているコミュニティ(加入時期)は以下の通り

・子連れMBA運営メンバー(2018年5月)

・名古屋ワーキングマザーの会 (2018年10月)

・子連れMBAチャレンジ部(2020年4月)

・名古屋マルハチ会(2020年6月)

・ライフシフトチャレンジ(2020年11月)

・Challenge(2020年11月)


入り口は、第1子育休中に参加した子連れMBA運営メンバーだ。

(子連れMBAとは?https://kodure-mba.puchigachi.com/)

妊娠前にグロービス単科に通う準備をしていた私。しかし酷い悪阻が臨月まで続き通学を断念。出産後に子供連れでビジネスを学べる場をネット検索で探していたところ、当時は大阪・京都(リモート)で開催していた「子連れMBA」を見つけた。名古屋でも受講できるか問い合わせしてみたら、大阪の運営メンバーから名古屋リモート会場を作ってみないかと提案して戴き、ゼロから何かを作れる機会に興味を持ち、「やります」と即答したのが始まりだ。

ここでポイントなのは、そもそもコミュニティ以前になぜグロービスで学ぼうとしていたのか?どっぷり会社員生活をしていた時から、徐々に「社外」に意識が向き始めていたのだ。

自動車部品メーカーの原価企画部門に12年所属していた私は、集大成とも言える国内外の垣根を超えた一大プロジェクトを自ら企画運営していた。そのプロジェクトがひと段落した時に、「これ以上の仕事はできない」と感じてしまったのだ。プロジェクト立上げ時にすでに感じていたのだが、会社では誰も私に仕事を教えてくれない、自ら課題解決策を産み出さなければならない立場なんだ。ならば会社の外で必要なスキルを学ばなければ。そこで考えたのがビジネススクールだ。

結果グロービスに通わず、子連れMBAの運営メンバーに入る事になるのだが、その時すでに「会社外」に目が向いていた事、そして育児休暇中という仕事から離れた環境だった事、そして「ゼロから名古屋リモート会場を立ち上げる」のに魅力を感じた事が、社外コミュニティ参加への扉を開いた。どっぷり会社員生活をしていて、誰かから進められても多分社外コミュニティに入ろうとしなかっただろう。その時の自分の気持ちや環境が偶然に重なっての結果だ。

子連れMBAの運営をしながら講座も受けていたのだが、ビジネス講座から得られる知識もさることながら、違う会社で働くビジネスパーソンと仕事やキャリアについて話す事で得られる学びも大きい事に気づく。

ひとたび入ると後は芋づる式に

子連れMBAの名古屋リモート会場がスタートし、沢山のワーママ・パパが集まり、「子育てしながら学び繋がる」という愛知県に新しい一大コミュニティが出来てきた。それを形にしたのが名古屋ワーキングマザーの会だ。私は直接企画に携わっていないが、発足当初はかなりの頻度で企画に参加し、パワー溢れるワーママと交流していた。育休前まで会社の中でしか生きていなかった私は、外の世界の新しさ、面白さにすっかり魅了される。そして外の世界では不思議と大胆に行動できてしまう。名古屋ワーキングマザーのメンバーが名古屋マルハチ会(1980年生社会人コミュニティ)に所属しているのを知ると、会った事も無いのにFacebookメッセンジャーで直接メッセージを送り、マルハチ会参加にあたり紹介してもらいたいとお願いする。私の本業は自動車部品メーカーの原価企画であり、職場環境は圧倒的に男性中心だ。子連れMBAと名古屋ワーママ会と、コミュニティの属性が子育て女性に偏っていると感じていた私は、社外の男性ビジネスパーソンとも繋がり、学びを得ようとしていた。

子連れMBAの運営経験者や参加者を中心に、得意な事を活かしてパラレルキャリアを応援する「子連れラボ」が作られた。ファイナンシャルプランナーの資格取得の為に勉強中だった私は、金融知識を継続して活用したいと考え、チャレンジ部内に「マネー部」を立ち上げ、今も非定期で投資や家計についての座談会を開催している。

「子連れラボ」内に、「ライフシフトチャレンジ」というプログラムが発足。パラレルキャリアや副業を始めるにあたり、自分に何が出来るのかをメンタリングや自己分析を通じて明らかにし、一歩前に進む為のコミュニティだ。

「LIFESHIFT~100年時代の人生戦略~」を読んで、同じ会社で働き続ける会社員生活に危機感を感じていた私は、パラレルキャリアを持つ!という強い意志の元「ライフシフトチャレンジ」に参画する。

それと同時に、「子連れラボ」参加者の一人が、「Challenge」という社内起業ワークショップを主催したので興味があったら参加しないか?というお知らせが届く。とにかくパラレルキャリアで頭がいっぱいの私は、起業のはじめ方を教えてくれるというChallgeの案内文を読んで即申込みした。

ここで重要な事は、ひとたび社外コミュニティに飛び込んでしまえば、他のコミュニティに参加する心のハードルはぐっと下がる。そして人づてでどんどん新しいコミュニティやオンラインセミナーの情報があがってくるのだ。私が参加したコミュニティ以外にも沢山のコミュニティの情報がfacebookページやチャット等に流れてきたが、その時々の興味関心に応じて取捨選択をしていた。例えばコーチングやヨガのイベントは興味はあったものの、ファイナンシャルプランナーの資格勉強を優先させる為に参加を泣く泣く断念した。

人的資産を引き寄せる法則「プランドハプンスタンス」とは?

子連れMBAの講座で学んだ「プランドハプンスタンス」という言葉が大好きだ。「キャリアは予期しない偶然の出来事によって形成される。その偶然の出来事は本人の主体性や努力によって最大限に活用する事でキャリアを歩む力に発展させることができる。偶然の出来事は、ただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう積極的に行動したり、自分の周囲に起きている事に心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やす事ができる。」参照記事(フツーの会社員がパラレルキャリアを始める話)https://note.com/kanakana123/n/nf348bb83cdc5)

私が社外コミュニティに参加するようになったのは、まさにこの「プランドハプンスタンス」だ。「会社外」に目を向け、元々計画していたグロービスではなく、たまたまネット検索で見かけた子連れMBAに参加した事で、社外コミュニティへの扉が開いた。

興味関心へのアンテナを高めておくと、コミュニティメンバーからもたらされる様々な情報がどんどん目入ってくる。「パラレルキャリアを持ちたい」など、自分に足りない事、やりたい事が明確になってくると、新たなコミュニティ参加をためらう気持ちは小さくなる。

様々なコミュニティに参加し、沢山の情報に触れる機会ができた。

そして、ライフシフトチャレンジやChallengeの活動を通じてパラレルキャリアの形が見えてきた。本業で抱えていた課題「会社外から学んで、ビジネスパーソンとして成長したい」を叶える為の活動だ。参照記事(フツーの会社員がゼロイチを始める話https://note.com/kanakana123/n/n4129ed007e81)

次は、パラレルキャリアスタートにあたり、コミュニティメンバーに協力してもらった「人的資産」活用についてnoteに書いてみたいと思う。



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