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【サービス紹介】オライリーの本が読み放題のサブスク’Learning O’reilly’

こんにちは、MOFUです。

O'ReillyのOnline Learning(旧O'Reilly Safari Books Online)は、エンジニア向けに月額$49(約7200円)で本や動画が見放題になるサブスクリプションサービスを提供しています。
全てではないですが、日本語の本も読み放題対象です。(「ゼロつく」シリーズも③以外はあります)
オライリーの本は一冊が5000円ほどするので、月に2冊以上読めば元が取れる計算になります。

注:プロモーションではありません。一個人の感想としてお読みください。

はじめかた

下記リンクにアクセスします。

法人利用もありますが、個人利用の場合は’Get O’Reilly for yourself’からアカウントを作成します。

日本語の本を読めるようにする設定

こちらの記事を参考にしました。

  • 日本語の本を読むには、SettingsのLanguage Preferencesで「Japanese」を選択し、設定を更新します。

  • 検索結果画面のBooksタブでLanguageを「Japanese」に設定すると、日本語の本に絞り込むことができます。

活用方法

  • とりあえず’Books’から書籍を読むのがおすすめ

  • ブラウザ上で読めるので、英語の本も自動翻訳にかけることができます

  • 動画コンテンツやライブ配信もあるようですがわたしは観ていません(もちろん全編英語です)

  • 登録されている全書籍を横断したキーワード検索もできるのが便利です

コンテンツ

Explore Skills

技術領域ごとにおすすめがまとまっています

Start Learning

コンテンツのタイプごとにまとまっています

Interactive learning ← 主に初心者向けコンテンツ

Labs

実行環境(ターミナル)が用意されていて、実行しながら課題をこなしていくことができます。参考書を読むだけではなく、実行してみて結果も見ることができるところに特徴があります。学習したいコンテンツのジャンルや難易度をフィルターすることも可能です。

試しに『Your First Git Repository』をやってみました。

左カラムに解説とコードがあって、右側に実行するためのターミナルがあります。
コピペも必要なくて、実行できるコードのところには「実行」ボタンがついていてそれを押すとターミナルでそのコードを実行してくれる。便利!
もちろんターミナルに自分で入力することも可能です。

参考書を読むだけでなくて、一つ一つコードを実行して結果を確認できるのは集中も続きそうだし、楽しかったです。

PC版ではChromeで開いているので、もちろん右クリックして「日本語に翻訳」が可能です。あまり翻訳の精度は良くありませんが…

ただ、コンテンツ一つ一つの量はすごく少ないです(このGitのコースは一ページで終わりだったし他の講座も2,3ページでした)。

一つのテーマをしっかり学ぶにはだいぶ物足りないですが、逆に言えば気になるコンテンツをつまみ食い的に試せるということかもしれません。

【コンテンツ例】

  • Generate SQL Code from Information Schema Data

  • SQL Information Schema Fundamentals

  • Building Fraud Detection Models

  • Performing Arithmetic and Linear Algebra in NumPy Arrays

Sandboxes
サンドボックス環境でプログラムを実行できます。
いろいろな言語やプラットフォームの環境があるので、「環境構築するまででもないけど、ちょっと実行してみたい」場合にいいかもしれません。
(たとえば技術書に書かれたコードを実行するときなど)

あたらしくデータセットやファイルを追加することはできないのですが、たとえばPyTorchならライブラリに搭載されているデータセットは使えます。

ただ、1時間の時間制限があるので長い処理はできません。

また、SQLはサンプルデータベースがあるので、基本的なコマンドを実行でき、勉強に良さそうだと思いました。

Courses

動画による連続講義です。

Certifications

資格試験対策のためのコンテンツを検索できます。
資格試験の名前で検索でき、コンテンツの種類でフィルター可能なので、効率よく勉強できそうです。

Books ← イチオシコンテンツ

これが一番利用する人が多そうなコンテンツです。
英語の最新の書籍はもちろんだが、オライリージャパンから出ている『ゼロからつくるディープラーニング(通称ゼロつく)』シリーズも読めます(ただし③はなぜかない)。

モバイルアプリ版だと、日本語での検索ができないので、オライリージャパンが出している書籍は登録できないのですが、PC版で事前に登録しておけば自分のプレイリストから読むことができます。

英語の書籍であることがネックではありますが、日本語翻訳は可能ですし、ChatGPTなどのAIに突っ込んで要約してもらえば問題ないですね。

(あまり多くは語れませんが、Notionとの相性がとても良いです)

Answers

質問をするとコンテンツから該当する記述を検索してくれます。すごい。

Featured

Shortcuts ← 便利そう
技術領域について簡潔にまとまった10分のビデオがあります。
「最近よく聞くけど、内容はよくわからない」技術についてささっと知識を入れるのに便利そうでした。

Expert playlists ← 便利そう

専門家が作成したプレイリスト。書籍やビデオなどがひとまとまりになっています。コンテンツ量が膨大なので、詳しい人のおすすめがまとまっているのは助かりますね。

Early releases

出版前の書籍のアーリーリリース。技術の最新情報をgetするのに便利です。

Superstreams

よくわかっていません。ご自分でお調べください…

Platform news

オライリーのラーニングプラットフォームのニュース。

活用方法

基本は「Books」で本を読むのが中心になると思います。
日本語に翻訳される前の最新の本が読み放題なのはものすごいメリットです。
また、検索機能もあるので、特定のジャンルについて詳しくなりたい時に書籍を探すこともできます。

「Interactive Learning」のようなオンライン学習サービスは、初心者にはいいかもしれませんが、コンテンツが多くないので、これを目当てにサブスクに加入するのはないかなあと思いました。

どんな人におすすめ?

  • 最新の技術の情報を体系的に学びたい人

    • ニュースやブログ、SNSのほうが情報は早いですが、専門家がその分野をまとめてくれているものをいち早く読めるのはメリットです

  • 読みたい本が複数冊ある人

    • 月額7200円くらいなので、本を2冊読めば元は取れます

    • 『ゼロつく』など、この本が読みたい!というのがある場合は選択肢としてアリだと思います

  • ITの研究者や専門家

まとめ

技術書って月に何冊も読めるわけではないので、IT系の研究者の人や専門家でないかぎり、このサブスクを最大限に活用できる人は多くないと思います。

ただ、読みたい本がオライリーに複数冊ある場合、「期間を決めて」加入して「短期集中で」読み切る場合は選択肢としてアリだと思います!

わたしの場合は、会社で補助が出ていたので一時的に加入していましたが、積読が多くなってきたので解約しています。
また必要になったら加入するかもです。

「こんなサービスもあるよ〜」というご紹介でした!

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