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愛着障害に気付くきっかけは子育てだった…自分探求の旅スタート

長男が3歳の頃。幼稚園バスがマンション近くの公園に着くと、降園後も遊び足りない子供たちを、そのまま公園で遊ばせるのが日課だった。

ママ友はみなお喋りに夢中。「うちの子はあーだこーだ」「やれ○○ができるようになった」「この前バアバんちに行ったとき一緒に○○してさぁ・・・」

くだらない話題が毎日苦痛でたまらなかった。

我が子へ注ぐ惜しみない愛情と情熱…

その熱量にいたたまれず「帰ろー」と、まだ遊びたそうにしてる長男の手を引き、無理やり家に連れて帰った。

ムカムカする・・・
止まらない苛立ち・・・
激しい憎悪感


母に愛されたかった・・・



ママ友を通して

とぐろを巻くドス黒い感情が
長年に渡り自分の内側に鎮座していたことに
気付いた瞬間だった


それ以来、精神世界に関する
様々なジャンルの本を読みあさったが

どれもしっくりくる内容ではなく
読むのを途中でやめるのが大半だった


それから5年がたち39歳のとき
ひょんなことがきっかけで
「愛着障害」という1冊の本にたどり着いた

読み始めた瞬間から
「これだ!!」という強い引きの感覚


無我夢中で読み進めると
涙が止まらず
ズルズルと本の中に引きずり込まれた


初めて自分の「症状」が書かれた本に出会い
30数年間、愛着における「障害」を患っていたことを知った

『幼少期からの胸に穴が開いたこの感覚って・・・
 障害レベルだったんだ!!』




とてつもない衝撃だった


これまで何をやっても
うまくいかない人生

この年まで引きずってきたら
もうサレンダーする以外すべはない

白旗を上げ

障害である自分を認めた



幼い頃からの生き辛さが
愛着障害起因のものだと認め


「障害」という自分を
そのまま丸ごと受け入れた



目の前の世界が
パーンと明るく拓けた感覚があった


39歳。
離婚しようかしまいか…

精神状態はドン底の最中
人生における1冊の本との
衝撃的な出会いだった


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