不妊治療ヒストリー49 ~凍結卵保存更新~
とある日の昼下がり。
病院から簡易書留が届いた。
「簡易書留で送るなんて余程重要な書類だろうから、まさか閉院…?」と、生理中のネガティブさを存分に発揮しながら封を開けると、「凍結卵保存更新について」とあった。
そういえば「凍結保存してから半年後に更新の案内が来る」と最初の説明で言われていた。すっかり忘れていた。
更新に必要な金額は33,000円(税込)とのこと。
夫にも伝えて、更新の手続きをとった。
お金を振り込みながら、凍結してから半年経っていたことに驚いた。
凍結卵が出来たのがもう遥か昔のような感じすらしてくる。
採卵で惨敗している私にとって、今眠っている凍結卵は奇跡の子だ。今の病院で最初の採卵をするまでに2周期空いたのが良かったのか、たまたま質の良い卵と精子が出会ったのか。理由は分からないけど。
今はまだ離れているけど、いつか必ず迎えに行くからねと思いながら支払いをした。
しかし…不妊治療ってお金かかるなあ…
治療自体も高いけれど、管理代やらもろもろのお金も必要だ。
それがあるから色々な治療をしたり凍結卵を管理してもらえているのだけれど、自然妊娠した人はこういうお金を使うことないんだなーと思ったら、なんともやりきれない気持ちになってしまった。
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