不妊治療ヒストリー15 体外受精part4〜採卵日当日〜
25日(土)に採卵してきました!
当日のスケジュールはこんな感じでした。
8:30 病院到着
9:00 採卵開始
9:30 採精
12:00 帰宅
当日は6時から飲み物を飲んではいけないと
言われていたので、グッと我慢(T ^ T)
横でティータイムしている夫が羨ましい…
病院に着いたら、同意書を看護師さんに渡して採卵室へ。
採精はたまごがとれたのを確認後するとのことで
夫はしばし待機。
案内された更衣室で、術衣とヘアキャップを渡される。
術衣は紐で縛るワンピースみたいなタイプ。
ヘアキャップは紙みたいな素材で出来たもので、医療ドラマで
よく見るアレでした。
寒いのでヒートテックを仕込み、靴下も履いてきた!
これで施術中も終わった後もぬくぬくだぜ!
そう思っていたら
看護師さん「あっ、術衣の下は何も履かないでくださいね」
(´⊙ω⊙`)⁉️
スッポンポンですと⁉️
通常の手術と同じか…ちょっとガッカリしながら術衣に着替えて
ヘアキャップを被る。
が、髪がうまく収まらない。1束分が前からも後ろからもはみ出る。
ヘアピン持ってくればよかったなぁ…とブツブツ言いながら
何とかキャップ内に収めることに成功。
鏡に映る自分の姿に笑いがこみ上げてくる。
スッピンで疲れた顔してるし、キャップの前髪部分は変にボコっとなっていて
スネ夫くんか花輪くん状態に。
術衣は私が着ることで、てるてる坊主みたいなシルエットに。
(写真撮っておけばよかった)
しばらくして看護師さんが呼びにきて採卵室へ案内された。
初めて見る採卵室。
モニターがいっぱいで、まるで手術室だった。
ベッドに上がるよう指示されたが、なかなか高さがあるのと
いくら女性ばかりとはいえ下はスッポンポンの状態で
脚を開いて上がるのはなかなか難儀である。
それでも何とか上がって寝そべると、脚を上げて台に乗せるよう
指示された。(内診台についてる脚置きみたいなやつ)
脚を置くと、角度を色々変えて施術にジャストフィットな位置に固定された。
施術にはベストポジションなのだろうけど、股関節が硬い私には地味に
辛かった…脚がプルプルしてました。
両腕は左右に広げて、左は点滴用、右は血圧用に固定された。
今の私、道路で轢かれて仰向けになっているカエルみたい…
そう思った瞬間、羞恥心をかなぐり捨てた。
左右の看護師さんたちが血圧チェックや酸素マスクの位置調整など
テキパキと作業を進める中、脚置きの近くにいた看護師さんは
「洗浄しますね」と言って黙々とお下を綺麗にしてくれていた。
消毒して拭き取って、お湯をかける。
寒くないようになのか、膝まである脚カバーみたいなものまで被せてくれる。
分泌物を抑える点滴を流し、全ての準備が整った頃に医師が登場!
「麻酔流しますね〜」と看護師さんが言った瞬間、腕にピリピリとした
感覚が走る。
「痛った!」と思った次の瞬間、体全体が沈み込むような、黒いものに
飲み込まれるような感覚に襲われた。
そこで私の意識が途切れた。
「かなへびさん」
そう呼ばれて目を開けると「終わりましたよ」と先程の看護師さんから
声をかけられた。時間にしてどのくらいだったのだろう。
頭がぼんやりする。思うように動けない。でも痛みはない。
ヨロヨロと台を降りて、回復室へ向かった。
回復室で2時間ほど横になる。
電気式毛布をいれてくれたおかげでぬくぬくとできて有り難かった。
「もう大丈夫かな?」位になった頃に看護師さんから採卵数と
今後のスケジュールについて説明を受けた。
【採卵数】
6個
【今後のスケジュール】
26日(日)〜 朝・昼・夜の1日3回で膣坐薬を入れる
28日(火) 受精結果の確認電話をする
30日(木)か31日(金) 移植(受精結果によって変更の可能性あり)
着替えを終え、顔を見る。
さっきより更に酷い。
前髪はコウモリ傘みたいになっていたし、顔は疲れ果てていて
悲壮感すら漂っていた。
かなり笑える状態だったけど、ふらふらすぎて笑う気力がなかった。
(これも写真撮っておけばよかった…!)
マスクを装着し、待っていてくれた夫の元へ向かう。
顔を見たらホッとした。
夫もどうやら同じだったようだ。安心した顔をしていた。
お会計を済ませ、帰ろうとした。
が、いきなり気分が悪くなり近くのベンチに座り込んでしまった。
吐き気もする。幸いリバースはしなかったものの、気持ち悪い。
10分ほど休んでタクシーで帰宅した。
帰った後は布団へ直行。
自分と夫の親に無事に終わったことをメールでお知らせし、寝た。
夜になって大分楽になったので、晩ご飯を食べてお風呂に入る。
あんなにふらふらになっていたのに普通に食欲がある自分に
呆れてしまった…('◉⌓◉’)
お風呂から上がった後ちょっとのんびりしてから眠りについた。
長い1日だったなぁ…お疲れ自分!とぼんやり思いながら。
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