旅して、笑って、悩んだ8ヶ月
POOLOという旅をテーマにしたオンラインスクールで8か月過ごし、3月末でついに卒業だ。
この8か月間の集大成として、POOLOに入るきっかけ、入ってからの心情、今後の歩みに関してまとめようと思う。
POOLOで感じたこと一つ一つを大切に覚えておきたいから、
あえて簡潔にまとめずに感じたことをつらつらと書き出してみる。
人生初の15万円分ギャンブル
社会人5年目。大切な家族と友人がいて、仕事も充実していて、プライベートも充実していたはずだが、それでも何かが足りない気がしていた。
なんとなく「新しい何か」を求めていた。
旅仲間が欲しいとどこからともなく思っていたところにInstagramの広告でPOOLOのオープンセミナーを発見。
セミナー冒頭にPOOLOのコンセプトを聞いて「これだ」と思って心臓がドキドキした。
自分がまさに求めていたようなコンセプトのコミュニティが紹介されているのを聞いてとても興奮したのをよく覚えている。
出会えたタイミングもこれ以上ないほど良かった。
早速応募しようと思ったら料金をみてビックリ。
参加費用は15万円。え、高すぎない?(笑)
コミュニティ参加が初の私にとって参加自体ハードルが高かったのに加えて、この金額がさらにハードルを高くした。
もしこれで怪しい団体だったら、すぐに退会しよう。ダメでも勉強代だ。
そう思って賭け事をするような気持ちで参加することに。
入会前説明会で
「旅に行くと15万円くらいかかることもあるから、8か月の旅と思えば妥当な金額かもしれません」
と言われて妙に納得してしまった私はきっと、POOLOとの親和性があったんだと思う。
説明会に参加した勢いで、POOLOへの参加を決めた。
自己紹介って奥が深いと思った28歳の夏
POOLOに入ってからまずは自分の自己紹介をまとめることがワークにあった。
会ったことがない人に何の情報を伝えたら、
自分という人間を理解してもらえて、興味を持ってもらえるのか考えるのが案外大変だった。
久しぶりに「自分をどう見せるか」考え、そして改めて自分の人生を振り返る機会となった。
これまで生きてきた28年間分を紙一枚にまとめる作業は思ったよりも難航し、時間がかかった。
自己紹介を真面目に考えたのはいつぶりだろうか。
新しい友達を作るという機会がこれまで愕然と減っていたため、
自己紹介一つとっても自分にとっては珍しく面白いワークだった。
久しぶりのトライアンドエラー
POOLOに入ってみてからオンラインでチームミーティングや1on1をやっていく中で、
私はあまり話したことのない人とオンラインで話すと妙に緊張して上手く話せないとすぐに気が付いた。
それでもPOOLOのみんなとは交流したかったので、メンバー募集用チャンネルでオフラインの参加要項を見たらなるべく参加するようにした。
参加表明したはいいものの、会場に着くまで誰が何人いるか分からない。POOLOではあだ名で呼び合っているからお店についても予約者の名前が分からない・・というような所からのスタート。
これまでそんな飲み会に参加したことなかったから、後から振り返れば自分らしくないし、よくやったなぁと思う。
また同じことが出来るか?と言われると正直自信はない。
久しぶりに初めてあった人と自己紹介して、美味しいものを食べて打ち解けていく。
初めてなんだけど、根本にある「旅好き」という価値観が信頼感に繋がり、心理的安全性を高めていたと思う。
入って2週間でこのコミュニティに参加できたことの嬉しさを噛みしめた。
POOLOに入ってから落ち込むこともあった
POOLOの思い出が全て楽しかったものか?と振り返ると実はそうでもなかったりする。
もっと多くの人と話してみたい!と思って参加した大勢の飲み会ではあまり話せず落ち込んだり、
1on1をして素敵な話を聞いて、自分って何もできてないなと勝手に比べてしまったり、
みんなが交流を深めてる中で出張中の自分は置いて行かれちゃうかなと不安に思ったり、
自己理解を進める中で自分がたくさんの言い訳を持っていると分かって自己嫌悪になったり。
新しい環境で色々と試してみることで、自分が好きなことと苦手なことがよりクリアに見えてきて、「自分がどういう人間か」気づき、認識する機会が増えた。
会社と家を往復して、昔からの友人との出来上がった関係性ではきっと気づけなかったこと。
たまにはあえて「居心地のいい空間」から抜け出してみることも大事なんだなと思った。
POOLOは大人の青春
とはいっても大半は楽しい思い出ばかり。
何年も前からやってみたかったスカイダイビングは3.4人集まればいいなと思って声掛けしたら9人も集まって数年越しの夢を叶えた。
一人じゃ挑戦できなかったことがPOOLOの仲間となら挑戦出来た。
ずっと行ってみたかった宮古島にも20人で古民家に泊まって時間を過ごした。
朝日を見て、ビーチに行って、民謡を聞きながら踊って、ボードゲームして、夜遅くまで話した。
ずっと憧れていた宮古島が、いつか帰ってきたい場所となった。
山梨ワイナリーをスマホなしで巡るデジタルデトックスの旅にも行った。
第二タームの課題で考えた課題の「世界と自分を豊かにする旅」で、みんなでこの旅に向けてミーティングを重ねて十分準備してから行った。
誰かとする旅ってこんなに楽しいんだと気づいた。
・・・・こんな風に振り返るだけで心の中がぽっと温かくなる、これからも大切にしたい思い出がたくさんできた。
ここに書ききれないほど他にも大切にしたい思い出はたくさん。
とても緊張していた1on1も後半には慣れていき、みんなと一人ずつ話すのが本当に楽しく、色々な人の価値観を知ったり、自分自身への気づきの機会にもなった。
楽しい時間だけを共有するだけではなく、お互いに認め合い、深い話を出来るのがPOOLOのいいところだと思う。
こんなにキラキラしている仲間と出会えて本当に幸せだなぁと感じる。
POOLOで出会った人は、友達という言葉がしっくりこず「仲間」と呼びたくなるのは私だけじゃないはず。
頑張ることが正義だと信じたかった
POOLOで過ごした8か月間をこれからの人生にどう生かすのか?
これからのビジョンを話す前に、POOLOに入った当時の自分のビジョンを話したいと思う。
当時の自分が掲げたビジョンは「毎日ワクワクする人や物に囲まれながら、周りの人と切磋琢磨してチャレンジし続けること」である。
ストレングスファインダー上位の要素に、最上志向、目標志向が出ていたことや、ワークの内容から自分は目標を立ててそこに向かうまでの過程をゲームのように楽しむタイプであり、充実していた瞬間を振り返ると全力疾走だった時があげられたことからこのビジョンにしてみた。
何かしっくりこないと思いつつ、頑張っている時こそ充実する、と思っていたので一旦ここれに決定。
というのも学生時代から優等生キャラのため、サボるのが下手で常に全力投球。
そのくせ本番に弱く不器用で落ちられるだけの試験にこれまで落ちてきた。今でも試験は怖い。
「努力したら報われる」という言葉が発せられるたびにそんなことはない、と心の中で猛反発。勝手に傷つき自分の頑張りが否定されている気分になった。
そんな中で自分と向き合い、もがきながら出した答えは「頑張っても努力は報われない事がある。でも努力しなかったら絶対に報われない」である。
こんな経験から、欲しいものがあったら無理して頑張って努力しないと手に入れられないと心底思い込むようになっていた。
頑張ることこそが正義。これまで頑張ってきた自分を肯定したかった。
これからはもっと軽やかに、素直に、大胆に生きたい
POOLOを通して8か月色々なことを学んで、感じた中で考え直した
今後の私のビジョンは、
「自分のこころの声を大切に、愛と感謝をもって行動すること」だ。
頑張りたければ無理をして頑張ってもいいし、心が疲れたと行ってるなら自分をいたわって休んであげてほしい。
がむしゃらに生きてるとこころの声が聞こえなくなる時が出来てしまうけど、定期的に自己内省の時間をとってこころの声を大切にしたい。
そして、行動に移すときには常に愛と感謝を持っていたいと思う。
「愛」というと壮大に聞こえてしまうけどそういう意味ではなく、「思いやり」のようなニュアンスに近い。
そして驕らず、周りの人や環境に感謝出来る人でいたい。
始めのほうに考えたビジョンを振り返ると、ベクトルが全て自分にむいていてギラギラしていたなと感じる。
やはり最初のビジョンへの違和感は正しかった。
何かに挑戦すること自体が自分にとって豊かな状態ではなく、挑戦したいと思った時に行動が出来ること、その時に独りよがりにならずに周りのものやことに愛と感謝を持って動くことが大切にしたいことだとPOOLOの活動を通して気づくことが出来た。
自分のビジョンというと何だか立派なことを言いたくなるけど、最終的には随分とシンプルなものになったと思う。
これからは軽やかに、素直に、そして大胆に生きていきたい。
最後に
この卒業制作のnoteを書くのが楽しくて、毎朝早起きしてコーヒーとバナナ片手に少しずつ書き始め、書いては直すを繰り返した。
家までの帰り道でふと気づいたことを早足で家に帰ってからまとめたこともあった。
POOLOで過ごした8か月のまとめだから、時間をとって、言葉を選んで、大切に大切に進めたいと思ったから。
そしてそれは私が「書く」ということ自体が好きだったから自然と出来たことだと思う。
POOLO卒業後の始めのステップとして、この書くことが好き、旅が好き、ということを活かし次はPoolo jobに参加してみる。
書くことが好きだから、上手になりたい。
大変とは聞くけど、気負いせずに、熱い気持ちをもってフラッと参加してみる。ちょっと不安だけど、きっといつまでも準備万端になることはない。
Poolo jobに仕事に海外出張と今年も忙しい年になりそうだけど、意識的に立ち止まる時間をとって、自分に素直に生きる。
POOLO6期の卒業生みんなも、自分らしく、納得感のある人生を歩めますように!
これからもみんなと一緒に笑って、悩んでと色々な時間を過ごしたいと思います(^^)
おわり。