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【フォーラムパネル展】食と農の学び~わくわく食育体験3~


6月13日(土)第3回目の実習では、下曽我にて小田原の名産品である梅の収穫と梅干し・プラムジャム作りを行いました。当日は天候に恵まれ、梅収穫日和の良いお天気でした。
<第3回>梅収穫と梅干し・プラムジャム作り
【日時】 2024年6月15日(土)9:15~16:00
【授業名】体験型研修「わくわく食育体験」
【担当教員】中川理絵(化学生命学部准教授)
【連携】 (有)ジョイファーム小田原 鳥居啓宣氏
【目的】 文系、理系問わずさまざまな専門分野の視点で「食」をテーマに学ぶ。


 梅の里センターで農家の皆様にご挨拶をし、ジョイファームさんの梅畑まで30分ほどかけて車で移動しました。見渡す限り、緑に囲まれていて、空気がおいしかったです。道中では、キウイ畑がたくさんありました。私は、国産のキウイが栽培されていることを知らなかったため、本当に驚きました。小田原産キウイこれから注目必至です!
 梅畑に到着すると、梅の収穫が始まりました。みなさん、「梅の収穫」と聞いて、どのような方法を思い浮かべますか?私は、木から梅の実をもぐように収穫するのだと想像していましたが、実は、梅の木から落ちた身を拾って収穫します。梅の木は想像よりも大きく、山の中の傾斜の途中にありました。人の身長では木の上部まで届かず、脚立などを立てることもできないため、拾って収穫するそうです。地面にはネットが張られていて、虫や落下時に大きな傷がつかないようにしているのではと考えました。
 学生たちは黙々と梅を拾い続けていましたが、実は、身の中に虫が潜んでいることがあるのです。農家の方々から丁寧な指導をうけながら、梅に穴が開いていないか慎重に見極めました。四方から、学生の「きゃー!!虫!!」という声が聞こえます。ほんの数ミリの大きさの虫に大騒ぎする、都会の学生たち。自然を五感で感じています。梅のいい香りが畑中からしてきました。虫さんもこれだけ良い香りがしたら食べたくなってしまいますよね。
 日光を浴びながら、たくさん梅を収穫した後、梅の里センターに再び移動。昼食を挟んだのち、梅干しとプラムジャム作りを行いました。


 梅干しは、ジップロックで作れる簡単レシピを紹介してくださいました。取れたての梅をしっかり洗い、ヘタを爪楊枝で取り塩を測り入れて完成です。
 プラムジャムも簡単に作ることができました。プラムをしっかり洗い、皮ごと使います。縦半分に切れ目を入れて、くるっとひねって半分に割り種を取り出します。砂糖を測り入れて火にかけてぐつぐつ煮込めば完成です。皮ごと煮込むことで鮮やかな紅色のジャムが出来上がりました。同じ指導を受けているはずなのですか、なぜか、色も味も鍋ごと違うものになっていて面白かったです。プラムジャムは、各々フレンチトーストやホットケーキ、杏仁豆腐などにかけてアレンジして食べています。
 調理が終わった後は、小田原の梅、プラム栽培の現状や農家の方々抱えている本音、ジョイファームさんの農業に対する熱意やこだわり、特徴についてお伺いする時間がありました。みんなメモをとったり、質問をしたりして、熱心に聞いていました。
 今回の実習でも農業の今を知ることができました。なんとなく遠くにあった農業という仕事を、実際に体験することで、買い物の際の商品の見方も大きく変わりました。
 この授業には、学年も学科もキャンパスも異なるメンバーが集まりました。最初はぎこちなかったものの、今ではチームワークばっちり!今後のグループ発表も楽しみです。

ライター:国際日本学部日本文化学科3年 中山 彩香

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