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子どもの本気を学ぶ!(こどもゆめ横丁実習)
地域デザイン演習Ⅱ(社会教育課程)では、前学期に引き続き、川崎市子ども夢パークで実習を行いました。後学期の実習の舞台は「こどもゆめ横丁」です。
「こどもゆめ横丁」とは、子どもたち自身が、自分たちで出店内容を一から考え、工夫してお店をつくり、そしてお客さんを相手に本物のお金を使って商売をするというイベントです。子どもたちの自主性を重んじ、大人は手や口を出さないことがルールです。
今年は、過去最大50店舗に迫るお店が出店されました!
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【実習概要】
〇授業名 地域域デザイン演習Ⅱ(MMC社会教育課程)
〇指導教員 西野博之非常勤講師(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長)
〇日程 2023年11月4日(土)、5日(日)
*「こどもゆめ横丁」本番は、11月5日(11月4日は、前日準備)
場所 川崎市子ども夢パーク https://www.yumepark.net/
11月4日(土)の実習初日は、翌日に控えた「こどもゆめ横丁」の前日準備です。子どもたちが安全に作業を行えるように、拾っても拾いきれないほどの石やゴミを拾い集めます。
そしてこの日一番大変だった作業が、翌日の装飾に使うツタ取り!
慣れない作業で疲労困憊の様子。
子どもたちの元気さに驚きと羨望を覚えた一日でした(笑)
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さあ、翌日はいよいよ「こどもゆめ横丁」の本番です!
学生たちは3班に分かれ、それぞれのシフトに沿って、実習を行いました。
受付係は、来場者全員にどこから来たのか、などを聞いてシートに記入します。遠くは北海道から地元の川崎市まで、全国各地からの来訪者があり、夢パークの認知度のすごさを実感しました。
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駐輪場では、自転車で来訪する人の整理です。簡単な仕事のように思えますが、ピーク時には止める場所のないほどの自転車が詰めかけ、スペースをつくるのに苦労しました。
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ゆめ横丁の特徴の一つ、バイトセンターの仕事もありました。ここでは、子どもたちが、アンケート収集やカメラマンの仕事をして、横丁で買い物ができるチケットをもらうことができます。学生は、バイトを希望する子どもたちに付き添って、仕事を見守りました。
最初は声の出なかった子どもが、やっていくうちに周りの人に気づいてもらえるような大きな声で呼びかけるようになって、子どもの持つ成長の力を目の当たりにしました。
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フリーの時間は、横丁で買い物をしたり、プレイパークにいる子どもたちと一緒に遊んだりしました。子どもたちが出しているお店は、ゲームだったり、飲食店だったり、手作りの小物を売っていたり、どのお店もアイデアの宝庫でした。
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横丁が閉店した後は、売上の計算をします。消費税の計算など、子どもたちだけでは難しい場面もありますが、ここでも大人は見守ります。
売上計算が終わったら、一気にお店を解体に入ります。ここでやっと大人の出番。子どもたちができない部分を手伝いながら、片づけを行いました。
片づけが終わるころには、あたりは真っ暗。
子どもたちも学生も、朝早くから楽しく頑張りました!
【振り返りより】
〇昨日はスケボーを危なく乗っていた子が、今日は人がいなくなるのを見てからやっていた。子どもの学習能力はすごいと思った。
〇石拾い、駐輪場など、子どもと関わるだけが仕事じゃないと思った。
〇来る前は歓迎されるのか、心配だった。でも、昨日遊んだ人の顔を覚えててくれて、その子が見に来てって言いに来てくれたのが嬉しかった。
〇楽しかった。受付でいろんな県から来てるのに驚いた。先生の繋がりがあると思うが、夢パークの価値がすごいと思った。
〇スタッフが子どもと話す時、まず褒めて会話を続け、子どものモチベーションを上げるようにすることで、子どもは笑顔になってた。
〇お店を出す子が受付に来る時に、目が輝いていて、やるぞという目をしていた。スタッフの子どもとの距離の取り方が的確ですごいなと思った。
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二日間を通して、子どもたちの自主性を重んじるとはどういうことか、子どもたちが安全に活動するために大人ができることは何か、など多くのことを学ぶことができました。
文責:益田麻衣子(神奈川大学社会教育課程 地域コーディネーター)