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【フォーラムパネル展】よこはままち歩き

【授業名】 地域デザイン演習Ⅰ
【目 的】 実際に現場に行ってみることで、社会教育において今後に活⽤できる知識と体験の双方を得る。
【教 員】 高城 芳之(神奈川大学非常勤講師)
【引 率】 益田麻衣子(地域コーディネーター)
【日 時】 2024年6月22日(土)12時30分~17時00分
【場 所】 横浜市関内・関外地区
【参加者】 7名(地域デザイン演習Ⅰ履修者)
【内 容】 横浜市関外地区を回り、ことぶき協働スペースにて寿町の歴史や課題について学ぶ。また、横浜市市民協働推進センターと横浜市ボランティアセンターを訪問し、行政と市民活動の協働について学ぶ。

ここから県神奈川県庁(キングの塔)、横浜税関(クイーンの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔)の3棟を同時に臨めます!幸せが訪れるかも⁈

この日のまち歩きは、地下鉄みなとみらい線日本大通り駅の集合から始まりました。ここから地上に上がり、まずは神奈川県庁を見て、大さん橋を通り、山下公園へ。
この日は、前日の大雨から一転、日差しと大変な暑さの中、高城先生の説明を聞きながら歩きました。

日米和親条約締結の地

観光客でごった返す横浜中華街を抜け、寿町地区へ。近未来的な横浜とはまた違った街並みが現れます。
ここでは、寿町地区で横浜市と共同して事業運営を行う「横浜市ことぶき
協働スペース」を訪問し、寿町の成り立ちや現状、ことぶき協働スペースが担っている事業について学びました。
寿町は「日雇い労働者のまち」から「福祉のまち」へと変貌を遂げていることを知ることができました。

質問もたくさん出ました
200m×300mのなかにひしめく介護施設

寿町を歩いた後は、昔の関所を通り、再び関内地区へ。横浜発祥のものを教えてもらいながら、横浜市役所を目指します。

外国人居住地に出入りするための関所です

横浜市役所では、横浜市市民協働推進センターを訪れました。
ここは、協働による社会課題解決に取り組む市民を支えています。協働のための相談は、月に約100件、年間1,000件以上あるそうです。

推進センター事業について学びました

最後に訪問した場所は、横浜市ボランティアセンターです。横浜市では、どのようなボランティアがあるのか、どのような発信をしているのかなどについて学びました。

【学生感想】
☆この実習で印象に残っているのは寿町である。
横浜に昔から住んでいる私は、初めて寿町を通った高一の時に衝撃が走ったことを覚えている。ボロボロで暗いマンションが並び、やせ細ったお年寄りが睨んでくるというのがこの街の第一印象であった。しかし、ことぶき協働スペースに訪れた際に、寿町は福祉の街であることや、医療施設が充実している街の充実さ、住人がことぶき協働スペースを中心に交流を行い、本を作成していることなどを初めとした住人の生活を知り、この街の印象が大きく変わった。
これらを始め、今回の実習では、横浜の街を歩く中で、新たな横浜の姿を知ると共に、横浜が抱えている課題も把握することが出来た。
(歴史民俗学科2年 O.E)

☆横浜市のボランティアセンターでは、横浜市や近くの区が行っているボランティアやこの地域ではどのような課題があるのかを知ることができた。また、ボランティアセンターのボランティアをしたい人とされたい人を繋げるといった役割には、ただ自分たちがボランティアをするだけでなく、より多くの人にボランティアを知ってもらうためや、積極的にボランティアに参加できる環境を整えることで、ボランティアをより身近なものにさせていると感じた。ボランティアにもいろいろな種類のものがあり、ボランティアする側が楽しめるボランティアがあることが一番印象に残った。
(歴史民俗学科2年 T.T)

☆今回の実習では、普段自分からは足を踏み入れない地域や施設を見学して、今まで知らなかった横浜の姿や課題を知った。
横浜市市民協働推進センターでは、主にnpo法人設立や運営に関することを自立的に実施できるようにサポートなどが行われていた。1年に約1000件の相談件数があり、数多くの方に利用されていた。
現在、npo法人の理事長の方の高齢化が進んでいることが課題であると仰っていた。自分が住んでいる地域をより良くしたいという気持ちから設立されているので、活動を知ってもらって、継続していけるような策があると良いと思った。
(国際経営学科2年 M.T)

みなとみらいらしい風景

いつも見ている横浜とは違う街の一面を見たり、横浜市と市民団体の協働のしくみなどを学び、盛りだくさんの一日でした。

この日の学びは、パネルにまとめてユースフォーラム当日に展示する予定です!
ぜひ見に来てください!!

(ライター:地域コーディネーター 益田麻衣子)




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