公開講演会「ウクライナから愛をこめて~ウクライナ人の日本史研究者からのメッセージ~」のご案内
公開講演会のお知らせです。講師のオリガさんはウクライナのキーウ生まれで、キーウ国立大学文学部卒業後に日本に留学し、東京大学大学院の地域文化研究科で博士号を取得。歴史研究者・作家・コーディネーターやコンサルタントとして旺盛に活動してきました。
周知の通り同氏の祖国ウクライナは昨年から戦火にさらされており、オリガ氏も国外へ避難し、昨年(2022年)10月からイギリスのオクスフォード大学日産研究所所属英国アカデミー研究員に着任しました。母語にくわえて日本語も英語も堪能な歴史学研究者として、ウクライナと日本の知られざる交流の歴史を明らかにする貴重な業績を発表してきました。現在は満州におけるウクライナ人ディアスポラをテーマとしてトランスナショナル歴史の視点からご研究をすすめています。
オリガさんは日本語が堪能なので、この講演会も日本語で行います。講演を聞くだけでも得るところがあると思いますが、オリガさんの御著書(日本語)を事前に読んでおくとさらに知見が深まると思います。いずれも「日本とウクライナの知られざるつながり」をいろいろと教えてくれる、味わい深い本です。
★『ウクライナから愛をこめて』
http://gunzosha.com/books/ISBN4-903619-44-6.html
★『国境を超えたウクライナ人』
http://gunzosha.com/books/ISBN4-910100-22-7.html
今すぐにネットで読めるエッセイもあります。オリガさんは、関口グローバル研究会という財団のHPに、最近の状況や心情についてつづったエッセイを多数寄稿しています。
もっとも新しいエッセイは下記のものです。「会社の敷地内にもミサイルが飛んできた。運良くオーストリア・ハンガリー時代の頑丈な塀の間に落ちて爆発しなかった」(「この状況で経営者はどうしているのか?」(2023年3月30日配信))
皆様のご来場を楽しみにしています。