学外ゲスト★トークイベント 「旅から起業へ~僕がみんなに伝えたいこと~」が開催されました
今回のゲスト、大森峻太さんはどんな人?
こんにちは!国際日本学部国際文化交流学科3年(髙井ゼミナール2期生)の小松美詠(こまつ みう)です。2023年6月27日(火)5限に、国際日本学部・髙井ゼミナール主催のゲストトークイベントとして、株式会社ジェイノベーションズ代表取締役の大森峻太さんにお越しいただき、お話を伺いました。同社では、観光案内所(渋谷区および横浜市計4か所)の運営や外国人および日本人観光客向けのツアーの企画・催行などを行っています。また、大森さん自身は、渋谷区観光協会観光フェロー、東京都観光まちづくりアドバイザーや関東学院大学国際文化学部客員教授など、様々な場で活躍されています。
ガイドのサービスを立ち上げるまで…
インバウンド観光ビジネスを展開している大森さんですが、かつては海外への修学旅行をサボろう(!)と思うほど、海外に対する興味はゼロだったそうです。しかし、サボリに失敗し行かざるを得なくなった高校の修学旅行がきっかけで海外に興味が沸き、海外に住みたい!と考えるほどまでになった大森さん。にもかかわらず、学生時代は勉学よりもバスケットボールに打ち込んでいたことで、高校3年生の夏に受けた模試で英語の偏差値は29…。そこで受験戦略を立て、英語配点が相対的に少ない大学を狙って受験し、見事合格しました。
大学入学後は「絶対に英語を話せるようになりたい!」という気持ちを持ち、パブに通ってはフレンドリーそうな外国人に話しかけ、会話をし、フレーズに困り会話が出来なくなったらその日の夜に調べ、次の日にまたパブに出向いて話の続きを行うことを繰り返していくうちに、英語に慣れていったといいます。そして留学経験がきっかけとなり「地元の人々と交流することで、その土地の本当の姿が見えてくる」という思いから、日本を訪れる外国人に向けたガイドサービスを立ち上げたそうです。
コロナ禍でも生き抜いてこれた理由とは?
新型コロナウイルスの蔓延により、業績不振や廃業に追いこまれる観光系企業が多くあるなか、大森さんの会社はそれを乗り超えインバウンド観光が本格再開した今、ツアーの売り上げも好調とのことです。どうやってコロナ禍を生き抜いてきたのか、そのお話も伺いました。
大森さんの会社では、メインターゲットを欧米からの個人旅行者としたツアーを行っていたため、アメリカで出国禁止の命令が出ると、2000人以上のツアーのキャンセルが発生し、仕事が急激に減少したそうです。その期間の収入といえばもっぱらツアーのキャンセル代。暇になってしまった大森さんは、もともとやりたかったYouTubeを始めます。インバウンドが来ない時期にも関わらず、インバウンドのことをYouTubeで発信したのです。
また、渋谷区観光協会とも繋がりのある大森さんは、同協会と提携したAirbnbと共に、行政としては初めてのオンラインツアーを製作しました。それがきっかけとなり、全国の自治体から「オンラインツアーの作り方を教えてください」と依頼が来るようになり、会社の売り上げも伸びていきます。ひたすら新しいことに挑戦することで売り上げを伸ばし、コロナ禍を生き抜いてきたそうです。
さらに、大森さん自身が「とにかくいいヤツ」であるということも影響したのではないかと筆者は考えます。誰かに真摯に頼み事をされたら絶対断らない、というのが大森さんの行動指針。「めちゃくちゃいいヤツになれば仕事は舞い込んでくる」とおっしゃっていました。
大森さんからのメッセージ
最後に大森さんから、「観光業界、特にインバウンド業界は若い人に大きなチャンスがあります。インバウンド業界の起業家はみんな若くて、観光業界で働きたい!と思う人にはインバウンド業界は、チャンスが満載なんです」というメッセージをいただきました。今回のトークイベントには髙井ゼミナール所属の学生だけではなく、1年生や2年生も参加していたので、将来、観光業界に就職したいと思っている人も、そうではない人もいたと思いますが、このメッセージはとても力強いものだったことでしょう。
トークイベント参加者のコメント
短い時間ではありましたが、今回、ここでは紹介しきれないほどのたくさんのお話を伺いました。新しいことに挑戦し続ける大森さんの好奇心の強さには驚きましたが、筆者も大森さんのように、何事も恐れず、沢山のことに挑戦していきたいと思いました。
また、このトークイベントに参加したそれぞれが大森さんのお話を伺い、「今後の学生生活で様々なことに挑戦していきたい」とか「大森さんのようなとにかく“いいヤツ”になりたい」「世界は自分が思っているよりも広いんだ」などとコメントを残している人が多く、自分の行動を変えるきっけにもなるトークイベントだったのではないでしょうか。
改めて、大森峻太さん、貴重なお話をありがとうございました。
国際文化交流学科3年 髙井ゼミナール2期生 小松美詠
※大森さんのYouTubeは下記のリンクからご覧いただけます。
JLBインバウンドTV - YouTube
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