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旧伊勢屋質店台帳プロジェクト その9 地域交流活動報告会に参加しました!

神奈川大学国際日本学部歴史民俗学科の学生が、跡見学園女子大学の学生と共に、文京区指定有形文化財である旧伊勢屋質店の展示コーナーの制作に取り組み、2024年2月18日から24日まで公開されました。実施にあたっては跡見学園女子大学地域交流センター、テイケイトレード株式会社埋蔵文化財事業部、地元の地域の方々などが連携して取り組みました。
今回は、その1その2その3その4その5その6その7その8に続いて、その9をお届けします。本投稿がこのプロジェクトの最後の投稿となります。

「FUMIDAI2024」への参加

3月14日に東洋大学にて、「FUMIDAI2024」という文京区内において大学生が実施しているボランティアや地域交流活動の報告会&交流会が開催されました。プログラムとしては第一部の活動報告会と第二部のアクションマーケットとにわかれ、一部団体による発表と各団体が設置するブースでの交流が行われました。私たちは第二部に出展し、2月に行った企画展「質屋の記録~見えてくる昭和初期の暮らし~」で使用したパネルを使用してブースを設置しました。

当日設置したブースの様子

参加団体はそれぞれの大学内のサークルやゼミもあれば、全国にネットワークをもつ大規模な学生団体もあり、報告を聞いたりブースを訪れたりすることで、非常に様々な団体や活動を知ることができました。私たちのブースにもたくさんの学生が訪れ、プロジェクトの概要や翻刻からわかったことの説明を熱心に聞いてくれました。旧伊勢屋質店台帳プロジェクトとは別の活動を行っている跡見学園女子大学の学生は、旧伊勢屋質店のことは訪れたことはなくよく知らなかったが、パネルを見て興味を持ったと話してくれました。近い場所で活動しながらもお互いを知らなかった団体と交流することができて、とても有意義な会になりました。

FUMIDAI2024会場の様子

旧伊勢屋質店台帳プロジェクトに参加して

跡見学園女子大学の活動に参加し、台帳を翻刻して展示を企画する中で、メンバーと協力し、やりたいことを自分たちで考えて実現していくという貴重な経験をすることができました。質屋については元々詳しくなかったのですが、実際の建物を見て、台帳を翻刻し、昭和期の質屋の解像度がどんどん上がっていくのが楽しかったです。メンバーの皆さんとも親交を深めることができて、昨年の展示会の話や翻刻のやり方など、知恵を持ち寄ることができるという点に、学生として活動を行うことの醍醐味を感じました。

(歴史民俗学科2年 大屋恵実子)

伊勢屋質店の資料はとても貴重なものであり、今回はその台帳を跡見学園女子大学の生徒と神奈川大学の生徒、先生方、専門家の方々と協力して調べ、一つの展示会を作り上げました。展示会を目指して様々なことに取り組み、一つの作品を皆で作り上げたことは、有意義なものであり、自分の中で大きな経験になりました。他大学との交流は初めてでしたが、お互いの専門分野を活かし、一つのプロジェクトを成功させたときはとても嬉しかったです。台帳プロジェクトを通じて、様々なことを体験し、多くのことを学びました。この経験を活かしてこれからの進路に繋げていきたいと思います。

(歴史民俗学科2年 中川大資)

最後に、旧伊勢屋質店台帳プロジェクトとして神奈川大学から私たち2名の学生を受け入れてくださった跡見学園女子大学地域交流センターの皆様、文化財に残る資料を使って展示を行うという貴重な機会をくださりありがとうございました。また、多大なご協力をいただきました関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

(歴史民俗学科2年 大屋恵実子)
(歴史民俗学科2年 中川大資)

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