12/15 総額1800万円ぐらいのフルートを試奏してきた話

レッスンでお世話になった先生が講師をされている楽器屋さんで試奏会をやっているとのことで、午後休取って行ってきました!
写真撮って出来たら録音も…と思いましたが、SNSへのアップは✖な雰囲気でしたので記念に写真を撮るに留めました……
普通に暮らしていたら絶対に手が届かない超高級キラキラフルートをご紹介したかった…ぜひ皆さん試奏会に行ってみてください…もしくは一緒に行きましょう……(??)

今回はムラマツフルートさんにお邪魔しました。
試奏は総銀製・総銀製+プラチナメッキ、24金の3本を選びました、総銀製は頑張れば手が届きそうで購入を悩んでるリアルなグレード、あと2つは記念受験的な感じです

値段が高い順に感想

【管体24K・キーメカニズム金】…約1500万円
24Kフルートと言ってもいろいろで、管体は金でキーの部分は銀だったり9Kだったり、バリエーション(とお値段)が非常に豊富です
700万のフルート吹いてくるぜ~!とツイートしてましたが、よく見たら24K+キーメカ銀のモデルの値段を見ていました
今日吹いてきたのはまごうことなき金のキーメカで、店員さんも1500万ぐらい、って言ってました
金製・インラインリングキー・H足部管のモデルでしたので、柚木様(650万の金フルート使用との噂)に一歩近づけるぞ…と思っていましたが倍以上通り越しましたね
値段がピンとこなさ過ぎて、割と普通のメンタルで吹けました

手に取った感想、とにかく重い
いやフルートなので他の楽器に比べたら軽いんですが、フルート比では本当に重い…構えてもすぐ疲れた……金属の比重の違いを思い知りました
音は、立ち上がりが良くて音色も煌びやかなのですが、今の自分のレベルでは到底吹きこなせる代物ではなかった…音鳴らすのがやっと、っていう感じでした

家族にも「1500万円のフルート吹いてきた!」と自慢しておきました
母「いい経験になったね」

ほんとそうですね…冷やかし申し訳ありませんでした…
金の音色を表現するにはまだ早すぎたな

【総銀製+プラチナメッキ】…約140万円
めっちゃ安いやん、ってなりませんか??? 安くないですよ
楽器の話すると金銭感覚狂うから………
ムラマツさんでいうと「PTP」っていうモデルです
本当はプラチナ製を申し込んだつもりでしたが間違えました
なので総銀+メッキ有・無で比較してみました

よく金管で、金メッキか銀メッキかで音色が変わるといわれていると思うのですが、自分の中であまり違いを感じ取れておらず、そんな変わるものなのか?…と思っているところがあったのですが、違いましたね…

まず、重い(開口一番「重い」しか言ってない)
H管っていうこともあってかな、いつも使ってる楽器とは管の長さが違うので、こちらも持ってるだけですぐ疲れが……
音色は金に比べて渋みがある感じ、奥行のある音って感じです。
吹いてる側と聴く側では聴こえ方も違うんやろな~
誰かと一緒に行きたいな

【総銀製 C足部管・H足部管】…約80万円&約92万円
これはガチで購入を検討しているモデル
今使っているモデル(頭部管のみ銀+管体は洋銀)の上位機種っていう位置づけですね…
足部管をHにするだけで10万円以上変わるもんなあ…あとEメカ(構造上吹きにくいEの音を吹きやすくするシステム)オプションも加味するともうちょい値段上がるんですよね…
手に取った感想、H管はやはり若干重い
一音吹いた感想、低音がめっちゃ鳴る
これはメーカーの違いなのかもしれないけど、指先にまで管の振動が伝わるのがめちゃめちゃ心地いい
あと高音の安定感
これもメーカーの特性による違い…?もあるかもですが、高音が柔らかい息でも出やすい気がしました
加えてH管にすることで上擦りがちなピッチも安定するようです
C管は明るく軽快な音色、H管は落ち着いたまとまりのある音色って感じです

上述の通り、私が今使っているのは頭部管と管体で異素材MIXなんですよね(ファッションみたいに言う)
いわゆる入門モデルで、管体には鳴りやすいといわれる洋銀が使用されています、お値段も安くなります
ところが、異素材ゆえに音の振動の伝わり方も総銀とは異なるとのことで、やはり一貫して銀の総銀製のほうが息がまっすぐ伝わっている感じがしたし、楽器の響きも比べ物にならないぐらいダイレクトに伝わってきました
今日一番の、先生から教えていただいた目から鱗な話でした

もちろん頭部管銀+洋銀が悪いわけではないし、楽器として不十分ということは決してないです、今私が使っている楽器で吹いた音を褒めてくださる方もいます(本当に有難いです)

が、長く続けられる予定の方は、少なくとも管体銀製(以上)をお勧めしますね………

めったとない貴重な機会でしたので、長々と書き留めました!
読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?