2024年の音楽活動(1〜3月)とスタオケへの感謝
2024年3月末日、
いろいろ区切りとなりましたので少し振り返ります。
2024年1月
Ⅰ.新春即席アンサンブル
この曲で幕を開けました。
スタオケは特に関係ないのですが、ガチクラシックをアンサンブルするのも楽しいですよね。
演奏メンバーは見ての通り3名ですが、各々2~3パート受け持っているので実質7人分ぐらいの音があります。
これ、メンバー募集したのが12/26、楽譜配布が12/27,音源〆切が12/30という強行無茶ぶりスケジュールだったのですが、流石百戦錬磨のメンバー(?)、即席でこんな素敵なアンサンブルになるんだ…と感動していました。
本当ならもっとタメを作ってテンポ揺らして…とかやりたかったのですが、リモートでは(それもこんな短期間では)なかなか難しい……
ともあれ楽しく演奏出来ましたし、簡単な動画ですが結構気に入っています。
2024年2月
Ⅰ.リアル演奏企画の練習@横浜
参加させていただいている企画の練習のため、横浜へ向かいました!
スタオケに出会って約3年…リモートアンサンブルに参加し始めて約2年…
ついに対面で演奏ができる…!と、とても楽しみでしたし、めちゃくちゃ緊張してました。
ご存じのとおり(?)田舎の民であり、加えてド方向音痴な人間なので、地図を見ても会場までの行き方が全く分からない………完全に迷い人となったためヘルプを発し、空月さんに保護していただきました。なんとも情けない初めまして……………(お昼の時間を割いてしまい申し訳ありませんでした…)
数名ですが過去にお話させていただいたことのある方や、演奏会にお邪魔させていただいた方もみえて、あらためてご挨拶出来て嬉しかったです。
お会いするのは初めましての方も、これまでやり取りさせていただいたり、Twitter上でお写真を拝見したことがある方もみえたので、初めてなんですけどそこまで「初めまして」の気がしなかったですね…
この日は横浜(の治安が悪い界隈)に泊まったため、練習後は芽海さんとお茶して夜ご飯もご一緒させていただき、コルダのお話をたくさんお聞きしました!柚木様はフルート一択
演奏会本番、来ていただける方は是非来ていただきたいなーと思います。
もちろんアンソロも楽しみです!
Ⅱ.カウントダウンアンサンブル
2/19~2/23の5日間、これまでスタオケで取り上げられた課題曲を少人数アンサンブルしよう!の企画を立ち上げました。
誰も集まらなかったら一人で分身して5曲やるか……
と思っていたのですが、たくさんの方にご参加いただき感謝……
フィナーレ企画様で宣伝させていただいたお陰です。
ちなみに選曲は、スタオケ公式Xアカウントをひたすら遡り、それなりに知名度のある曲でとっつきやすそうなものをチョイスしました。
そう思ってみていくと結構限られるもんだな…と…。
その時のピックアップキャラや楽器を偏りなく出したかったのですが、そこまで調整ができずちょっと残念。
1曲ずつ簡単に振り返ります。
【Day.1 カーロ・ミオ・ベン】
有名な歌曲をクラリネット+金管のアンサンブルにアレンジしました。
金管、めちゃくちゃ優しくて温かい音でしょう…?
これ金管楽器の真骨頂だと思ってるんですけど……いやバリバリ吹き散らかしているのも大好きですが…
こういう優しい音楽にも馴染むという、意外性にやられますね…
クラリネットのメロディーも、吹いているというよりは歌っているような音色でとても素敵です。
【Day.2 誰も寝てはならぬ】
これも名曲だ~~~
これは自分でも吹きたくてフルートパートをねじ込みました。
高音楽器から低音楽器まで、総勢7名で演奏しています。
今回の楽譜で弦楽器さんにトレモロ?刻み?を私史上初導入してみました(すみません違いがあまり分かっていませんが、正確に16分音符で刻む!とかではなく盛大にジャカジャカやっていただきたい場合は「刻み」になるのでしょうか…?)
弦パートメインのアレンジになりましたが、各楽器おいしい部分を見繕ったつもりです。とてもドラマチックに仕上がっています!
【Day.3 ロマンス へ長調】
奏者4名の、とってもシンプルなアンサンブルになりました。各楽器の音がハッキリ聴こえてきて、それぞれの魅力が十分味わえる一曲になったのではないでしょうか。
高音楽器に寄った編成になったため、ヴィオラに最低音を担っていただきました。これがC線の響き…!?と浸っていました。
アンサンブルはこんなにも素敵なのに、動画のイメージが全然湧かなくて……………
ロマンス?ナイトプール?ワンナイトラブ?という謎の思考回路に陥り、最終的に揺れる水面の上に皆様の素敵なお写真にお花を添えて載せさせていただきました。当時のピックアップキャラ(凛、朔夜、刑部、成宮)の、1周年絵で描かれた花(らしきもの)を使っています。
【Day.4 金と銀】
これは必ず取り上げたい!と思っていた曲です。
絢爛豪華なダンスホールが思い浮かぶような、華やかで洒落た雰囲気…。
前半のメロディーはヴァイオリンとユーフォニウムのユニゾンです。
ユーフォのエントリーがあった瞬間、「絶対にこのメロディーを吹いてもらう!!!!!!」と強く思いました。
ヴァイオリンもピアノも、この曲にぴったりの音を提供いただき、すごくまとまりのあるアンサンブルになりました!3人(+トライアングル)で演奏しているとは思えません。音色がまとまるとこんなにも聴きごたえが増すんですね。
最後の画像はグランツのハロウィンイベを意識した画にしました。気に入ってます。
【Day.5 威風堂々】
いふどう~~~かっこいい~~~~~
低音パートが充実していたのもあり、すごくバランスが取れたアンサンブルになりました。
パートによっては鬼畜楽譜(原曲ママ)だったかも……と反省しつつも、きっと演奏してくださる!!!と確信していたので、特に難易度は下げずに楽譜をお渡ししました。
なんだかんだ9名でのアンサンブルになりました。当初は2~5人ぐらいで5曲やるつもりやったんやけどな……参加していただき本当に有難いことです。
音源編集も動画作成(ほぼスライドショーですが…)もスケジュール通りこなせて良かったです。横浜にPCを持ち込んだ甲斐がありました。
(※カウントダウン開始の前日(2/18)が前述の練習会の日でした。ホテルに到着後は部屋で編集作業、翌日は雨の中一日中PCを持ち歩いてお勧めされたお茶屋さんへ行ったり鎌倉まで足を延ばして鳩サブレーを買いに行きました。)
2024年3月
Ⅰ.「バースデー」
カウントダウンも終わり、いよいよフィナーレ企画の始動です!
1周年、2周年ともフルートでの演奏参加をさせていただいていましたが、今回は「音源編集」で参加させていただくことにしました。
※下記、音源編集という視点からのみ綴った、ただの日記です。
私は編集のプロでも何でもないし、なんならいただいた音源をそれなりに揃えてちょっと響きを加える程度で、特別なことは何もできない完全素人です。
が、これまで大なり小なり音源の取りまとめをさせていただいてきた中で、1つの曲が完成していく過程を見たい、という気持ちが強くなり、少し俯瞰的な形で参加することにしました。
編集は正直めちゃくちゃ大変やし、編集期間中は仕事が邪魔でしょうがなかったけど、終わった後の達成感であったり、編集過程の最先端を世界一早く聴けるという優越感がたまらないんですよね(後者は卑しい人間でしかないが)
今回は本当にたくさんの奏者様、たくさんの楽器が勢ぞろいして、まさに3年間の集大成ともいえる大合奏となりました。
いつものメンバーはもちろん、初めて参加してくれた方もいらっしゃいましたし、スタオケきっかけで楽器をはじめられた方もいらっしゃり、スタオケや音楽を通じで一堂に会せたことがとても嬉しかったです。
私は管楽器の取りまとめを担当させていただきました。
トロンボーンが3パートあるー!
ダブルリードもいるー!
クラ7人いるー!
というのが初見(?)の感想です。
トロンボーン3本を動かせるなんて………
参加くださった皆様とそのようなアレンジをしていただいた主催様に感謝の気持ちでいっぱいです…トロンボーンの3コ1が大好きなので…(+バストロやチューバがいても尚よし)(ただの性癖)
木管の皆様は音の立ち上がりがとてもハッキリしておられたので、木管だけでもメロディーがぼやけることなく、歌詞に乗った思いが真っすぐに伝わったのではないかな、と思います。
クラが束になりトランペットに対抗できてたのは少し面白かったです。
(「怖がることないぜ~♪」の部分はトランペットとクラリネットの主旋律が入れ替わり立ち替わりしています)
金管は、なんといっても間奏部分が大好きでして、「圧」と「キレ味」に重きを置いて編集させていただきました。
タテに関しては、音の出だしよりも切るタイミングを重点的に揃えました。間延び感が出ると「VS.グランツ」の緊張感が台無しになっちゃうので…
「圧」を出すために、打ち込みの音は倍管にして音量を2倍にしました。
我ながらなかなか良い「圧」になったと思います!
自分が演奏に加わらなかったことで、第三者的な視点で曲を捉えることができたので、ある意味演奏不参加は正解だったなと思いました。
ただもう少しちゃんとスコアを読み込みたかったなあと…。弦のスコアまで手が回らず、最後は主催様に投げてしまいました💦
演奏するにしても、スタジオ等の予約や仕事・ご家庭とのバランス、加えて自分のコンディションや録音環境、1つでも欠けるとなかなか思うような音が録れず苦労することかと思います。裏方ならではの苦労もあります。一緒に支えてくれたみことさん、黒雪さん、本当にありがとうございました!(編集中は疲れすぎて、実家の猫(ルジコ似)の写真などお送りしてすみませんでした。もくりで上げたのでもう見れませんが……)
多くの人が、スタオケのためにひとつになり、多くの時間を費やして、もっと言えば命を削って(さすがに言い過ぎ?)形にしたアンサンブル、ぜひ何度でも何度でも聴いていただきたいなと思います。ぜひフルver.で!!!
Ⅱ.エンディング曲
何度でも言うがタイトルを教えてくれ…………
JA〇RACで一通り調べたものの確実にこれだ!というのが見つけられなかったので、クレジットは無難な「『金色のコルダスターライトオーケストラ』BGM」とすることに………
この曲はスタオケリリース当初から大好きで、生まれて初めてフルート演奏動画をTwitter上に投下した時もこの曲を演奏しました。
ド頭のピアノの分散和音と、旅の始まり、号令を思わせるチャイムがとても印象的です。原曲はVnコンチェルトのような感じなのかな?と思っています。
この大好きなBGMを、たくさんの人数(総勢28名)で演奏できたこと、自分にとっても良い記念になったというか、手元に残る形にできて良かったです。
このフィナーレ企画のエンディングとして取り上げていただかなければ、作りかけの楽譜がお蔵入りとなる所だったので…
以下、簡単に解説らしきことをつらつらと…
【冒頭】
先にも述べましたが目が覚めるようなピアノの分散和音、低音で刻むシンコペーションによって生まれる躍動感やワクワク感、絶えずなり続けるスネアドラム…始まりの号令を鳴らすトランペット・ピアノ・チャイム、ハーモニーで支える管楽器と弦楽器…どれを取っても大好きです。
続く木管と高弦で演奏される細かい音と、金管・ピアノ・ベースラインで演奏される付点のリズム、いきなりtuttiでしたしなかなか難しかったと思うのですがカッチリはまって本家の雰囲気が見事に再現されたと思います!ブラボー👏
【Vnのメロディー部分】
スッと編成を薄くして、2ndヴァイオリンのメロディーと、それを支えるクラリネット・ファゴット・ヴィオラ・チェロのハーモニー👏
後半からは1stヴァイオリンが入り、ヴァイオリンがオクターブでメロディーを奏でます。
実は対向配置(ステージに向かって左側に1st、右側に2ndを配置)を意識していて、両脇からメロディーが聴こえるようにしています。
そうこうしているうちに(?)管楽器も増えてサビへ向かいます。
始めはひとりでしていた演奏が、そこに少しずつ人が集まって、大きな音楽の輪が架かっていくみたいだ、と今思いました(今)
まさにバースデー1,2,3周年の軌跡…………
【サビ】
このサビのメロディー泣けますよね…いろんな楽器でこのメロディーを演奏しています。ピッコロからトロンボーン、チェロに至るまで、様々な楽器がメロディーと対旋律を行ったり来たり…忙しい楽譜だな…
サビがこれだけ盛り上げられたのはピアノの存在のお陰かなと。なんたって楽器の王様なので。
メロディーそのものは意外と少ないのですが、管弦楽器が忙しなく動いている裏で、それを支えるハーモニーを鳴らしてくれていたり、細かい音で音楽を前に進めてくださったりしています。
【冒頭再現部】
最初の4小節間は弦楽合奏、後半からその他の楽器も入って大団円です。
最初から最後までとてもエネルギッシュな演奏となりました。「一区切り」は決して後ろ向きではない、明るい未来に向かって駆け抜けていくような、爽やかで前向きな締めくくりができたと思います。
ところで動画公開後にこんなことをつぶやいたのですが
クラシックのフレーズ、気付かれた方いらっしゃいますでしょうか??
正解は ベートーヴェン 交響曲第7番 第4楽章 でした。
(原曲よりテンポが遅いので気付きにくいかもしれません。)
「無限ループのBGMを何とか終わらせなければならない…でも作曲なんてできない…」と唸っていたところ、「クラシック曲の終わり部分を拝借しよう」という結論に至りました。
エンディング曲がイ長調なので、とりあえずベト7があるな~と思いつつ、イ長調の交響曲を調べてみると、意外と少ないようで、ベト7以外でピンとくる曲がありませんでした(無知)
イ長調で締めるなら1楽章か4楽章…有名なのは1楽章…しかし8分の6拍子と4分の4拍子では色々嚙み合わない……となったのですが、よくよく考えるとスタオケでもたびたびベト7の4楽章を演奏している演出が出ていたので、もうこれしかない、と思い、取り入れてみることにしました。
楽典の知識などほとんどないので、進行が不自然でないか、おかしな和音になっていないか…など、ここでもみことさんや黒雪さんのご意見を伺い、今回演奏したような形となりました。
参考にベト7パートを担当した楽器は
・13小節目 ホルン(【Vnのメロディー部分】で1stVnが入ってくるところの裏 原曲はもう1オクターブ上ですかね?)
・40小節目 ホルン・トランペット(【冒頭再現部】弦楽合奏後に管等が入ってくるところ 原曲が8分音符のところを付点にしているので、分かりにくいかも)
・44小節目 ピアノ→45小節目 ヴァイオリン
・46小節目 全員(4分の2拍子になるところ)
楽しくアレンジ&演奏させていただきました。ありがとうございました。
スタオケありがとう
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私はスタオケでコルダを知った人です。
リリース当初にTVCMを見かけ「オーケストラのゲームか~」と思ったのがきっかけで、さらにスマホアプリということだったのでダウンロードしてみることにしました。
旅行中でも毎日ログインするぐらいには生活の一部になっていたし、コルダのシナリオに触れることができたこと、もっと音楽が、フルートが好きになったこと(日々淡々と過ごしてたら総銀H管なんて買うこともなかったよ)、そして何よりスタオケを通してこんなにもたくさんの人と繋がれたこと、何物にも代えがたい経験をさせていただきました。
逆に言えば、スタオケがなかったら繋がることがなかったご縁、これからも大切にしていきたいと思います。
まだまだいろんな人とアンサンブルがしたい、会って音を重ねたいと思っているので、いつかご縁があればよろしくお願いします♪
ただの日記を読んでいただきありがとうございました!
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