汝疑うことなかれ
在庫しているはずの薬が見つからない?
先日薬局で在庫している薬が行方不明になりました。
PC在庫上では確かに在庫しているのに物は見つからないという状態。
スタッフ全員で探してもその時はまったく見つかりませんでした。
グループ薬局間での小分けを記録し忘れていたのか。
あるいは卸に返品した時の記録を忘れていたのか。
全部見直しましたが、間違っている形跡はなし。
卸の人にデータがあるか聞いても確かに返品の記録はなし。
意外なところから見つかる
数日してなんと以外なところから薬が発見されました。
本来その薬が入っているはずの引き出しではなく、まったく関係のない引き出しから発見されました。
全ての引き出しをチェックしていた時に偶然にも発見されたのです。
疑った人全てに謝罪を
人を疑う前にまずは隅々まで探してみることから始めましょう。
疑われた方はいい気がしないので隅々まで探してそれでもない場合に疑うようにしましょう。
そして間違えて疑った場合は必ず謝罪をしましょう。
基本のことですが、疑ってしまった全ての人に謝罪をしましょう。
棚や引き出しへ正確に収める
今一度、薬の納め方をおさらいしましょう。
卸から納品された薬を納める時は
ア行の薬ならア行にしまうなどできているか。
期限が短いものが手前にくるように納めているか。
ロットが若い方が手前にくるように納めているか。
劇薬なのに区切っていない普通の引き出しに入れているか。
向精神薬などは全て鍵付きの引き出しに入れているか。
冷所保管のものが室温で保管されていないか。
出荷調整中や出荷停止のものは分かるようにしているか
出荷調整中や出荷停止などの薬の場合は分かるように付箋か何かメモをするように心がけましょう。
もしもうっかり忘れていた場合は、Dr.にも迷惑がかかってしまいます。
出荷調整や出荷停止が分かった場合はすみやかにDr.に報告するのも忘れてはいけません。
管理薬剤師が薬を管理する立場なので、もしも忘れている場合は教えてあげましょう。
人を疑うことも大事ですが、信じることも大切です。
まずは自分が間違っていないか全て確認することを心がけるようにしましょう。