イライラによるダメージ
最もダメージをうけるのは人間関係
「イライラしている人と一緒にいたい」そんな方は、まだ私は出会ったことがありません。
イライラしていると周りの人のところには、なるべく近づきたくないと思う方が多いのではないでしょうか。たとえ、優秀な人であってもイライラしている人には何かを頼んだり、たずねてみたりすることは容易ではありません。もしかしたら、そのイライラをぶつけられるかもしれないと思うと「やっぱり他の人にお願いしよう」ということになりかねません。
仕事や家事もダメージをうける
イライラしていると目の前の仕事も手につかなかった経験はありませんか。
イライラは仕事や家事の効率が落ちたり、冷静な判断ができない状態にあります。普段なら考えられないようなミスをしたり、効率が落ちてしまいます。イライラは、私たちの仕事や家事にもダメ―ジを与えます。
身体と心にもダメージをもたらす
イライラして暴飲暴食をしてしまう。もしくは、まったく食欲がおきなかったりします。
血圧があがったり、心臓疾患にも関係があるといわれているイライラ。
身体の免疫機能もおちることが分かっています。
イライラは「寂しい」「辛い」「悲しい」といったネガティブな感情とむずびついていることが多い。
イライラした気持ちが「どうせ、自分には・・」といった落ち込みや、やる気を奪ったりもします。
イライラとした怒りの感情をうまくコントロールできないと、こんなにもダメージをうけることが多くなってきます。
自分に自信をなくしたり、嫌いになってしまう場合も
研修をしていると、「怒ったことがない。怒らないように我慢している」といった話もでてきます。行先のないイライラは、いつの間にか心の中にたまりある日突然怒りとして爆発することに。
「あんなに穏やかだったのに、普段とは別人のように怒っていた」
そんな場面に遭遇した人もいるのではないでしょうか。これはため込んだ自分へのイライラが限界を超えてしまったのです。
このように自分にたいしてイライラ(怒りの感情)をため込み、責めたりすることで自分に自信をなくしたり、自分嫌いになってしまう場合があります。「どうせイライラの問題は解決しない」と思いこむようになり、怒りの問題に向き合うことに背を向けることになれば、いつまでたっても同じようなことを繰り返すことになります。