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自己愛を注げ、怠惰が花開く

寝ても寝ても
なんだか疲れが取れない昨今
梅雨のせいなのか、文明過多なのか
いずれにせよ
ネイチャーなバケーションが必要。

あ、ネイリスト検定1級
やっと合格したから
燃え尽き症候群かもしれない
1級も持ってないのに独立なんて
私の美学に反するので、と
サロンで修行しながら検定受ける期間が

終わったから。
ひとつ、目標達成。
ここからまた次の目標へと向かうのに
あー、腰が重くなってるのかもしれない。
温泉行きたい、森の中でハンモックしたい。




来月、7月21日はライブ
オガワマユとツーマン
機会があって彼女のライブを観た時
2年前くらいかな

キレイで素直な歌声と
まっすぐピュアな曲とは裏腹に
チラチラと見え隠れするアイロニックな感性
私の大好きな
"こいつ、ふつうじゃないな"
と感じる笑顔に惹かれた

バンドメンバーは前回のワンマンと同じ
ギター de バンマス飯塚直斗
ベース横山渉
ドラム上岡憲外

リハはいつも楽しい
なんの心配もないのは
ここ、ん?って思ったとして
必ずバンマスなおやんも、ん?って思ってて
そしてそこは絶対、ひゅ〜!になる、というのを
もう経験済みだからだ

早く終わらせてドラムを叩きたい私に
付き合ってくれる素晴らしきマイラブメンズ
次回はミッシェルのシスコを合わせます

毎回刺激的だったライブに
初めての安心感を持って。
とても楽しみ!
またあなたに会えることも。



めっきり間が空いてしまった
振り返りジャーニー、speena編
3rd album シュガームーンシャンゼリゼ
よく夜中の3時に作曲なんかしてたよなぁ
あの日の私に感心する程には
すっかり早寝になった、今の私。

桃色と灰色のツインピークスが終わり
舞台はメイン曲へ
語ることもたいしてないくらい
そのままの歌詞だけど。


8. 水と甘い花

詩曲、カナコ
編曲、渡辺善太郎


チーム善太郎さんのレコーディングは
いつも恵比寿にあるスタジオ
後に
hitomiさんのアルバム曲を善太郎さんが書いて
(うらやましすぎる)
そのコーラスに参加させていただいた時
ご挨拶したのもそのレコーディングスタジオで
私にとってはくつろげる場所だった

トイレの便座が冷たい冬
冷たくて座れないから中腰になる、とぼやくと
次から便座カバーが付いていた
皆様の優しい心に満ちていた
そういう、人もひっくるめて大好きな場所

そんな場所はここだけだったなぁ。

デモを聴いていただいたのもこのスタジオ
あれ、そうだっけ?
もしかしたら違うかも、まいっか。

正面に善太郎さん
伏目がちに、静かにデモを聴いて
終わると真っ直ぐに私を見て
名曲やな、と言ってくれた
恋愛に纏わる醜い感情を
美しい作品に昇華出来た気がした
初めての曲
その一言で、あぁ出来てたんだ、よかった
そう思ったのだった。


レコーディング

ピアノはシホちゃん
はみ出さないところが彼女らしい

ドラムはタディ、エンジニア
メンバー脱退後
ドラムに口笛に駆り出されて不憫
叩けてすごいね、と言うと
ドラムくらいは出来ないとね、と爽やかに笑った
そうなの??

ストリングスは金原千恵子ストリングス
善太郎さんが大好きなチームの皆様
文学的な美しさがあって素晴らしい
2サビ前のチェロの駆け上がりで毎回震える

録ってる時
あまりの美しさに感嘆しながら
善太郎さんの方を見ると
なんとも優しい顔で微笑んだのを
今でも覚えている

編曲の出来ないシンガーソングライターは
恐らくみんな恋をする
言葉を超えた音の世界で
歌という感情に寄り添い、形どってくれる
全てのミュウジシャンに、そして
その指揮をとる編曲家に。

ピアノと歌で始まって
善太郎さんのアコギと歌うベース
タディのライド
このオルガンはなに、温い音
肺に沁みてきた水のようだ
同じ音で引っぱるの大好き
サビ前で天才ミキサー、渡部高士が乗り出す
この曲とろ火ソングだから
じっくりゆっくりでっかいクレッシェンド
2番も後半あたりからグオっと来る
オルガンもストリングスもベースも
ここってとこでエモーショナルになって
正気を保ち続けて、美しくラストまで

あぁ、そんなところまで
歌に寄り添ってくれているのだ。


静かな時間が流れていたレコーディング
歌録りの記憶がどうにもない
この頃は歌のディレクションを自分でやってて
多分いつも通りに7,8本つるっと録って
いいやつを土台にして
足りない所をパンチインしてたのだろう

昔と違って
こういうふうに歌いたいというイメージがあって
なんとかそれに近づいてく作業、という感じ
歌いながら
頭の中にはディレクションする自分もいて
感情と技量のバランスが最高なやつ
それを執念でもって掴まえる、4時間。



恋をしたあたしは
憂鬱な色で描いた花模様
愛おしい君の歌声に
恋する日々を手放せば
咲き誇る 甘い花。

言ってはいけないことがある
言わずに過ごすこともできる
私が閉め出した彼の一部を
愛せないのが辛いのではない
愛したいから辛いのだ
自分の弱さを守ってしまえば
現実はなんとも怠惰に、続いてゆく。


ポールの真骨頂がGolden Slumbersなら
(私がそう思っているだけ)
これはカナコの真骨頂だね、と
離れていく人がいる中
ずっとそばにいてくれたスタッフが
言ってくれたそれは
今でも私の宝物の言葉だ。


ああーー
バタークリームまでいきたかったのに
サヤチが一番好きな曲
まぁ私達
バタークリームケーキが一番好き同士って
それだけかもしれないけど

オガワマユが今回のツーマンのために
新曲を書いた
それがとても素敵で
青いお空にいるみんなを想う

止まらない現在と
振り返るあの頃
人生はグレイトなジャーニー。

読んでくれてありがとう。
んーまっ!

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